二十歳の原点 (3)

  • カンゼン (2009年4月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784862550323

みんなの感想まとめ

自己を見つめ、葛藤を抱えながら生きた若者の姿が描かれた作品は、深い思索と孤独感が交錯する内容です。著者は20歳という若さで自らの命を絶ったものの、その日記には当時の学生運動や社会への疑問、そして自己探...

感想・レビュー・書評

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  • 正直感想が書けない。
    私にはこの孤独と闘争が理解できない...。
    自分の送った大学生活と比べてどれだけ思考深く思い詰めたことか。
    自分の浅はかさにゲンナリするだけ。学生運動も理解できてないし。誰か解説してほしい...。

  • 生きていたら父と同世代の著者。
    日記を読むなかで明らかに現代の学生との異なる意識の中で学生生活を送っていたのを感じた。
    こんなにも若くして、自己をみつめ、自分を追い込んで生きている様な姿に、どこか孤独で常に葛藤し、一般的な同世代の若者と比べ明らかに自分自身の事を深く考えて生きていたようにおもう。
    年齢だけで評すれば、若くしてとなるが、この短い人生で一生分に値するくらいに生きていたのん感じた。
    そう思うと、普通に人生80年生きれたとしても、自分の中に答えを見いだせず人生を終える人もいるであろうと考えると、彼女は「死(自殺)」を一概に悪、否定的なものとは感じてはいなかったのではなかろうか。

  • 20歳と6か月で自殺した立命館大の女性の遺した日記。
    学生運動に翻弄されながら悩み続けた日々。

    二十歳頃に読んで依頼の再読。筆者はちょうど親と同世代しかも同郷。学生運動については理解できない部分が多いが、自分も二十歳ぐらいの頃あれこれと悩んでいたことを思い返しつつ読む。また子供が二十歳前後。
    そんなこともあり複雑な思いで読了。親となってみると最後の父の手記が涙を誘う。

    筆者は自殺してしまったが、おそらく誰もが悩みそして忘れ妥協しつつ別の幸せを見つけて生きていくのだと思う。
    筆者はこのノートを遺したが何も遺さず逝ってしまった人たちもきっとたくさん。

  • この当時は立命館のランク高くなかったのか、著者のかたのコンプレックスから意外な印象を受ける。
    それにしても自殺までするようには感じられなかった。
    チラチラと自傷のことを描いていたけど、あの書き方だと自殺までするとは考えられない。
    深夜の列車での自殺って…うーん
    この当時の大学闘争って、やることないからあんなことに時間を使ってたんだと思うけど…
    なんで、全共闘、民青、オルグだとかセクトとか偏った考えに行っちゃうかな。時代なのかな…。
    読んでる本も偏ってたか…、時間はそんなにないんだから一定の志向にはなるだろうけど。もっと小説とか読んだらよかったのに。この頃だってSFとか恋愛ものとかミステリーとかあったろうに。

  • 感想が書けずにだいぶ経ってしまった.
    そして今もまだ書けない.
    感想に換えて記しておきたい曲

    Rockdom-風に吹かれて
    シュプレヒコールに耳を塞いで
    幻夜祭

  • 当時の彼女の生に自分を重ね合わせた。
    人間は孤独は生涯孤独であるってい考えにはわたしもそう思う、けど、やっぱり周りに頼る人がいてこそ成り立つモノなんだなって思った。

    愛と社会への反発と、いろいろ

  • 学生運動についての知識があるともっと読み込めたかもしれない。自殺の決めてとなった出来事や心情は正直わからなかったけど、著者が繊細で自己同一化が完成してない多感な時期だったんだなぁと思いました。自殺については、太宰の影響もあったのかなと。。推測ですが。

  • 17/3/17 難しい

  • 学生闘争があった1970年代
    1人の女子大生が鉄道自殺した
    平凡な家庭に生まれ平凡なコースを辿ってきた彼女がなぜーー日記から彼女の激情を読む

    ーー期待される私を演技してきたのではないか

    手記は20才の誕生日から綴られる

    ーーあなたという人間は必要なのか

    あらゆる思想、安保、デモ、親への反抗、恋愛

    真の自由を目指して彼女は死を選んだ

  • [ 内容 ]
    本書は1970年代に若者たちの間でベストセラーとなった高野悦子著『二十歳の原点』三部作の『二十歳の原点』新装版です。
    二十歳と6か月で、その生涯を自ら閉じた著者が最後に過ごした半年間を克明に綴った日記です。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 「2011年 突撃!先生にインタビュー POP」

    http://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?materialid=008333911

  • 二十歳の原点三部作の最終巻。
    三巻目では二巻の終わりから漂う狂気感というか,追い詰められている感じが全編にわたります。ここまで落ち着いて書けるのはすごいの一言。

  • 読後感はちょっと不思議な感じ。そもそも著名人ではない人の日記という物を読んだことがないので、書かれていることがどれくらい重みがあるのか良く分からなかった。どうでも良いような日常のつぶやきの様であり、その後主人公の運命を決める告白であるような、読んでいる時は判断がつかない。もう一つは学生運動。私が学生だった時は、学生運動が盛んであった時からそんなに年月が経っている訳ではないのだが、学内にその雰囲気はほとんどなかった。かろうじて建物の落書きがその当時を偲ばせるくらいで、全くリアリティはなかった。従って、学生運動を戦った人のリアルな話を聞いたことがなかったので、妙に新鮮というか、もっとはっきり言うと、そんな訳の分からない建て付けでやっていたのか、というのが正直なところ。そして、最も不思議なのが作者が自殺した経緯。日記を読む限りは全く分からない。確かに死をほのめかす記述は沢山出てくるのだが、死を決意したという風には感じられなかった。作者は死の直前に両親に会いに行き、決別したようであるが、娘の死に直面した両親の心の痛みはどれほどであっただろうか。娘がまさか自殺するとは思わなかった?ここに書かれているのは本人の日記であり、後記も本人の略歴のみなので、両親の思いというのは記されていない。ある意味本書全体が淡々としているのである。それが両親の狙いなのかもしれないが、作者の心の叫びを感じた読者からすれば、不思議というか、何か心の核心に届かないもどかしさに繋がっている。

  • 著者の考えた記録がまとめられてます。日々をとてもしっかり考えて生きているなぁという印象。読書に対する意識も大学生時代の自分とは比べ物にならないくらい高い。
    でも、キャッチーなコピー(と自分が思ってるだけ)をつけるとしたら「その思考の中心には、反権力という若さがあった。」って感じです。大学生らしさが随所に感じられます。
    途中までの自殺しないぞという決意、最後の詩、最終的に自殺することになるまでの心境、このあたりの関係性をもっと読み取れるといいんだけど、なかなか読み取れていません。

  • わたしも14歳からノートに書いている。14歳とはそういう時期なんだと思う。生きていてほしかった。生きているものは必ずいつかは死ぬのだから。みんな変わっている。普通の人間なんていない。自殺する人が特別変わっているのではない。ただ自分らしくいたかっただけなのに。素直な人。

  • ラジオで、紹介されて読みました。
    十代の今、読んで良かったなって思います。

    彼女は、孤独に殺された

    そのように感じました。

  • 人間とはいかに未熟で孤独なことか

  • 友達からすすめられて。

  • 村上春樹の『ノルウェイの森』、その映画版を見ている時に、ふと高野悦子とこの本のことが思い出されたのだけど、この二人はどちらも同じ1949年生まれ、そしてこの2冊はどちらも同じ時代の大学の雰囲気を色濃く残している。

    といっても私は彼らの子ども世代より、まだ若い。この時代の虚無と自殺の描かれ方には、どうしても共感できない部分がある。

    十分なレビューとはとてもいえないけど、とりあえず今の自分には、ここまで。

  • 3年前、浪人していた頃の自分によく似ていた。
    頼るべきsomeoneの不在がいれば結果は違ったものになっただろう、それはsomeoneに限らず家族、宗教、郷土愛、なんでもよかったのかもしれない。国の大きさに対抗しうるだけの大きさを彼女の中で持ち得る依拠対象があれば。それがなかったため自分にしか頼れず、しかし拠り所たる自分の弱さに直面し。

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著者プロフィール

1. 高野悦子(たかの えつこ)
1949年1月2日 - 1969年6月24日
『二十歳の原点』で知られた女性。逝去当時、大学生だった。栃木県生まれで、栃木県立宇都宮女子高等学校を卒業し、立命館大学文学部史学科日本史学専攻に入学、京都に拠点を移す。ジャズ喫茶に通い、詩作、そして学生運動に励んでいたが、1969年6月24日、列車に飛込み逝去。死後、20歳の誕生日から続く内面の吐露を記した日記が、同人誌「那須文学」に掲載され、1971年に『二十歳の原点』という題で書籍化、ベストセラーとなった。2019年に没後50年を迎える。

2. 高野悦子(たかの えつこ)
1929年5月29日 - 2013年2月9日
映画運動家、岩波ホール総支配人。『母 老いに負けなかった人生』『岩波ホールと〈映画の仲間〉』などの著作がある。

高野悦子の作品

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