二十歳の原点 [新装版]

著者 :
  • カンゼン
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862550323

作品紹介・あらすじ

本書は1970年代に若者たちの間でベストセラーとなった高野悦子著『二十歳の原点』三部作の『二十歳の原点』新装版です。二十歳と6か月で、その生涯を自ら閉じた著者が最後に過ごした半年間を克明に綴った日記です。

感想・レビュー・書評

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  • 正直感想が書けない。
    私にはこの孤独と闘争が理解できない...。
    自分の送った大学生活と比べてどれだけ思考深く思い詰めたことか。
    自分の浅はかさにゲンナリするだけ。学生運動も理解できてないし。誰か解説してほしい...。

  • 生きていたら父と同世代の著者。
    日記を読むなかで明らかに現代の学生との異なる意識の中で学生生活を送っていたのを感じた。
    こんなにも若くして、自己をみつめ、自分を追い込んで生きている様な姿に、どこか孤独で常に葛藤し、一般的な同世代の若者と比べ明らかに自分自身の事を深く考えて生きていたようにおもう。
    年齢だけで評すれば、若くしてとなるが、この短い人生で一生分に値するくらいに生きていたのん感じた。
    そう思うと、普通に人生80年生きれたとしても、自分の中に答えを見いだせず人生を終える人もいるであろうと考えると、彼女は「死(自殺)」を一概に悪、否定的なものとは感じてはいなかったのではなかろうか。

  • 感想が書けずにだいぶ経ってしまった.
    そして今もまだ書けない.
    感想に換えて記しておきたい曲

    Rockdom-風に吹かれて
    シュプレヒコールに耳を塞いで
    幻夜祭

  • 当時の彼女の生に自分を重ね合わせた。
    人間は孤独は生涯孤独であるってい考えにはわたしもそう思う、けど、やっぱり周りに頼る人がいてこそ成り立つモノなんだなって思った。

    愛と社会への反発と、いろいろ

  • 学生運動についての知識があるともっと読み込めたかもしれない。自殺の決めてとなった出来事や心情は正直わからなかったけど、著者が繊細で自己同一化が完成してない多感な時期だったんだなぁと思いました。自殺については、太宰の影響もあったのかなと。。推測ですが。

  • 17/3/17 難しい

  • 学生闘争があった1970年代
    1人の女子大生が鉄道自殺した
    平凡な家庭に生まれ平凡なコースを辿ってきた彼女がなぜーー日記から彼女の激情を読む

    ーー期待される私を演技してきたのではないか

    手記は20才の誕生日から綴られる

    ーーあなたという人間は必要なのか

    あらゆる思想、安保、デモ、親への反抗、恋愛

    真の自由を目指して彼女は死を選んだ

  • [ 内容 ]
    本書は1970年代に若者たちの間でベストセラーとなった高野悦子著『二十歳の原点』三部作の『二十歳の原点』新装版です。
    二十歳と6か月で、その生涯を自ら閉じた著者が最後に過ごした半年間を克明に綴った日記です。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 「2011年 突撃!先生にインタビュー POP」

    http://opac.lib.tokushima-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?materialid=008333911

  • 二十歳の原点三部作の最終巻。
    三巻目では二巻の終わりから漂う狂気感というか,追い詰められている感じが全編にわたります。ここまで落ち着いて書けるのはすごいの一言。

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著者プロフィール

1. 高野悦子(たかの えつこ)
1949年1月2日 - 1969年6月24日
『二十歳の原点』で知られた女性。逝去当時、大学生だった。栃木県生まれで、栃木県立宇都宮女子高等学校を卒業し、立命館大学文学部史学科日本史学専攻に入学、京都に拠点を移す。ジャズ喫茶に通い、詩作、そして学生運動に励んでいたが、1969年6月24日、列車に飛込み逝去。死後、20歳の誕生日から続く内面の吐露を記した日記が、同人誌「那須文学」に掲載され、1971年に『二十歳の原点』という題で書籍化、ベストセラーとなった。2019年に没後50年を迎える。

2. 高野悦子(たかの えつこ)
1929年5月29日 - 2013年2月9日
映画運動家、岩波ホール総支配人。『母 老いに負けなかった人生』『岩波ホールと〈映画の仲間〉』などの著作がある。

高野悦子の作品

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