FCバルセロナの人材獲得術と育成メソッドのすべて チャビのクローンを生み出すことは可能なのか
- カンゼン (2012年12月14日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862551559
作品紹介・あらすじ
メッシ、チャビ、イニエスタをはじめ、世界最高レベルでの選手を輩出し、成功をおさめている最強クラブ・FCバルセロナ。彼らが誇る、世界最高峰の育成組織・カンテラは誰がどのように始め、どのように構築されたのか?FCバルセロナが、組織として、なぜこれほどまでに素晴らしい才能を次々と発掘し、育成することが可能となったのか?バルサ、成功の鍵とは一体どこにあるのか?選手、監督、コーチ、クラブ関係者への膨大な取材をベースにその核心に迫っていく。
感想・レビュー・書評
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「世界で通じる子供の育て方」の浜田氏翻訳による
FCバルセロナの強さの秘密を解き明かした本。
※世界で通じる子供の育て方
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/419864103X#comment
すごーく乱暴に言うと、
ジュニアの年代から、一貫したプレーモデルに基づいて、
選手を育成していき、トップチームにまで育て上げる、
ということのようです。
言うは易しだけど、行うは難し。
そんな中、ブレずに方針を貫くのはアッパレです。
とは言え、バルサも移籍マーケットで
優秀なサッカー選手を獲得しているのも事実だろうし、
最近は、メッシがいたひと昔ほどの勢いもなく、
このモデルだから"絶対"がある訳でもないことが
思い知らされます。
それに、バルサのプレーモデルは特徴的なようで、
ジュニア年代にバルサのチームに選ばれるような天才でも、
ほとんどはトップチームはおろか、
他のプロのチームに行ける訳ではないという厳しい現実。。
これはどう解釈したらいいんだろうか。
一握りの超天才を育てるために、
他の天才たちを犠牲にする…
って風にも読めてしまうけど。。
バルサ好きにはたまんない本なんでしょうが、
バルサの登場人物が全然分からない自分にとっては、
自分の求めるものにドンピシャという訳ではありませんでした。
むしろ、浜田氏による追加の最終章が
個人的には一番参考になりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
グラウディオラのバルサが好きだったので、買ったのだと思うけど、積みっぱなしになっていたのを発見して、読了。久保くんがバルセロナに行く直前のもので、最後に少しだけ、訳者の人が触れていました。小学校でスペインに渡って、リーガで活躍してるってすごいよね。
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カタルーニャ地方のバルサの世界
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この本は久保くんをマネジメントしている浜田氏が
久保くんバルサ加入の際に現地で参考にした
「エル・カミ・デル・カンピオンズ~デ・ラ・マシア・アル・カンプ・ノウ」
(チャンピオンへの道~マシアからカンプ・ノウへ)という本を日本語訳し、
さらに加筆、最後に久保くんの経験を踏まえての章が追加されている。
翻訳された部分は正直ちょっと読みにくかった。。。
固有名詞の訳し方は統一を図ってほしかったかな。
ジュニオルス・ルハンかジュニアース・ルハンかとかね。 -
なかなか面白かった。バルサはいつ凋落するのだろうか。
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思っていた以上に読みごたえのある良い本だった。バルサの信念に基づく育成に関して、たいへん解りやすく、かつ詳細に書かれている。ここまでできるクラブは世界でも数少ないだろうが、日本にもこういうクラブが育って欲しいと感じた。