サッカー守備戦術の教科書 超ゾーンディフェンス論

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862553324

作品紹介・あらすじ

4‐4‐2のゾーンディフェンスを極めれば日本は世界で戦える!プロが教える正しい守備組織のつくり方。ゾーンディフェンスのパイオニアが正真正銘の守備メソッドを記した門外不出の書!

感想・レビュー・書評

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  •  松田浩さんが4-4-2ゾーンディフェンスについて解説する本。

    ゾーンディフェンスにも精度の高いダイレクトプレーやサイドチェンジに弱いというデメリットは存在する。しかし、個の弱さをカバーできるゾーンディフェンスは、1対1に勝つことが前提になるマンツーマンより日本人に合った守備戦術である。まずは守備戦術を浸透させるために、基本の型である「4-4-2ゾーンディフェンス」を身につけることで、日本サッカーの強化につながる、とのこと。

     ゾーンディフェンスという言葉は知っているが、DFの指導を学生時代受けていない私にとって、体系化・言語化してくれるこういった本は非常にありがたい。この本を読んだことが、草サッカーやサッカー観戦の時に助けになってくれるはず。

    サッカー雑誌などに寄稿した記事がいくつかそのまま入っている箇所があって、同じ話が4、5度続く箇所があって少しだれる章があるが、トレーニングメニューや各ポジションの動き方を説明したパワーポイントも載せてあって面白い。4-4-2・ゾーンディフェンスって何がいいの?と聞かれて答えられなかったら読んでほしい。

  • ロティーナのセレッソをもう一度見たくなった

  • 10試合中7試合完封はお見事です。
    本当に助けてもらいました。
    ありがとうございます。
    感謝してます。

  • ・松田監督の著書
    ・マンツーマンとゾーンデイフェンスの違い
    ・ディフェンスはクリエイティブ
    ・ゾーンディフェンスはコンパクト・スライド

  • タイトルの通りゾーン守備の仕組みをある時は事例を取り、またある時はポンチ絵を使って解説する教科書である。
    僕のような素人が戦術に興味を持つとやれ4-4-2だ3-4-3だとフォーメーションばかり気にするわけだが、その先にはゾーンからマンツーマンに至る守備戦術のグラデーションがある。
    著者の言うことには大いに説得力があり、自分でもゾーン守備ができる気にさせてくれる名著である。
    コンフェデ杯のイタリア戦は記憶に残るものだったので、本書の事例研究も面白かった。

  • ゾーンディフェンスについて全般的にわかる本。理論的なこと、またその観点から実際の試合の配置的な誤りについての解説など。整理されているし、おもしろい。そこでピックアップしたシーンについて、動画のURLは記載されているが手打ちで長いアドレスを入れるのはしんどいので、出版社でまとめたリンクがあればいいのに。

  • ゾーンディフェンスとは何かを一から学べる結構硬派な良本。

    続編として、もっと攻撃とからめたプレッシング的な視点での応用版を期待。

  • ゾーンディフェンスの狙いとは、(中略)〝たった一個のボールにいかに数的優位を作れるか〟

    守備をするパターンは個・場面ごとに切り取られる。データとその分析による情報量の積み上げから導き出される。

    全体のバランスを崩すことは怖いけど、ゾーンディフェンスはある意味合理的な回答になるのだろう。

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著者プロフィール

1972 年生まれ。慶応義塾大学博士課程単位取得。文学修士。フェリス女学院大学文学部日本語日本文学科教授。専攻は上代文学。
共編著に『古典文学の常識を疑う(I・II)』(勉誠出版)、論文に「梅花の宴歌群「員外」の歌―大伴旅人の〈書簡〉の中で読む」『文学』(第16 巻3 号・岩波書店)など。

「2021年 『和歌・短歌のすすめ 新撰百人一首』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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