そのツイート炎上します! 100万回の殺害予告を受けた弁護士が教える危機管理

著者 :
  • カンゼン
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862555137

作品紹介・あらすじ

何かと話題になるSNSでの炎上。本書では100万回の殺害予告を受けた「炎上弁護士」がSNSで炎上する危険性とその理由を紐解きながら、炎上しないための方法を教えます。

感想・レビュー・書評

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  • 炎上という言葉もネット社会ではすっかり定着していますが、色々な事例を見ると炎上というのはやはり怖いですね。

    人は誰しも考え方は違うのだから、自分の意見を押し付けたり人の考えを変えたりすることは出来ないはず。

    それなのにネットでは他人の意見を尊重するという部分が抜け落ちている事が多い気がします。

    この本の中で芸人スマイリーキクチさんの事例も取り上げていますが、正義という名を振りかざした悪意というのは恐ろしいですね。

    それでもその人の目の前でその発言が出来るかと言えば出来ない。

    人との付き合いがオンラインに向かいつつある今だからこそ、対面での人付き合いという感覚もしっかり身につける必要がありますね。

  • サクサク読めてニュースの振り返りになる。
    後半ではあちゅうが出でくる。
    スマイリーキクチのネットリンチの件はホント酷い話だと思う。
    ただ、対策法はやはり法整備の遅れがあるようだ。

  • 筆者は、ネットの炎上事件に携わってきた若い(40あたり)弁護士。

    前半は炎上した有名人の事例(おせち、zozo社長、バイトの不祥事などなど)、これだけでも読み応えある。
    後半はいろんな読み物で、スマイリーキクチさんのインタビューでの炎上と対応と収束(加害者の逮捕)が、臨場感があって本当に読み応えあった。

  • 2019/10/7

    007.3||カ (4階総記)

    SNSで炎上したクライアントからの依頼で弁護したときに著者自身も炎上し、殺人予告や家族への危害予告などを100万回も受けた弁護士が教える危機管理。
    著者は自分を炎上させた本人たちにも直接会い、炎上の心理的なものも探っています。
    炎上のメカニズムや炎上を避けるための基本的な心構えなどを自分自身の事例を通して解説し、もし炎上してしまった場合の対処法まで書かれています。
    炎上しないことが一番ですが何かのときのために役立つ本だと思います。

  • 顔の見えない相手から「氏ね」と言われる恐怖。

    見えないところから批判やクレームを受けたことのないひとには、想像がしにくいことです。
    そして、見えないところからひとを批判することほど、楽で楽しいこともない、のかもしれません。

    ネットに完全な匿名性がないことは今やだれもが知っています。一方で、特定することを困難にする技術的な方法は、どんどん、どんどん増えています。

    ひとの命の尊厳を脅かすことは、してはいけないこと。
    その事実を、どこで身につけるべきでしょうか。

    どうしても、ネットを使わないひとには、教えられない気がします。それならば、やはり被害に遭った方たち自身が、隠れずに自分の経験を語れること。

    それだけが、「次」の殺害予告を抑える力を生み出せるように思います。

  • 前に、著者が『世界一受けたい授業』に出演されてるのを見て気になって借りて読んでみた。
    第1章では、炎上百景といっていろいろな炎上の種類が紹介されてあって、炎上の理由にもいろいろな種類があるんだなと思った。まあ、中にはこれはある程度、叩かれても仕方ないかなと思うものもあるけど(それでも自分は加担しないし、投稿者が悪いのは分かるけどやりすぎだろと思うことはあるけど)。
    ただ、この著者については、なぜそこまでひどいことになったのかが分からなかった。調べてみると、今でもこの著者を嫌ってる人は多そうなのだけど、物理的な嫌がらせやハッキングじみた行為をしてまでやるほどのことなのかと。
    それにしても、炎上に加担するような加害者って、かわいそうな人なんだろうなと思った。この本の中で対談していた、はあちゅうさんがその解決策として、匿名アカウントを作れなくすると書かれてあったけど、それはちょっと違う気もした。
    スマイリーキクチみたいに、勝手に殺人犯呼ばわりされるのは本当、怖いよなと思った。「本当に怖いのはデマを見抜けない人じゃなくて、デマを認めない人」というのは、そんな人いるのかと驚いた。そういう人はいまだに、スマイリーキクチが殺人犯だと思ってるのだろうか。
    後、渋井哲也さんとの対談の中の話ででてきた、自傷行為のコミュニティ内の会話で、「まだコンビニのカッター使ってるの? 東急ハンズのカッターがいいよ」というコメントが書かれることもあると書いてあって、ちょっと笑った。言葉だけ見てみると、すごい楽しそうに見える。

  • 実際に起こった炎上の実例から、具体的な対応策まで

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著者プロフィール

唐澤貴洋(からさわ たかひろ)[第6章]
弁護士。1978年生まれ。法律事務所Steadiness 運営。インターネットなどITに関連する法律問題の対応件数は多数にのぼり、掲示板、SNS、ブログでの誹謗中傷やプライバシー侵害への対応を多く行っている。2018年、NHKドラマ『炎上弁護人』の取材協力を務める。主な著書に、『そのツイート炎上します!― 100万回の殺害予告を受けた弁護士が教える危機管理』(カンゼン、2019年)、『炎上弁護士』(日本実業出版社、2018年)。

「2022年 『テクノロジーと差別』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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