にっぽんカラス遊戯

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本棚登録 : 55
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862556431

作品紹介・あらすじ

身近すぎるゆえにあらためて考えてみると実はよく知らない、そんなカラスの姿や日常生活を、カラス研究者の松原始さんの監修と寄稿、写真家の宮本桂さんによる写真群で紹介した『にっぽんのカラス』(2018年4月刊行)に続くカラスビジュアルガイド第2弾がお目見え。

カラスの基礎知識を押さえつつ研究事情などにも触れながら、前作では紙幅もあり割愛したカラス好きの“琴線にふれまくる"ビジュアルを可能なかぎり紹介していきます。

楽しく美しいビジュアル、飄々と軽やかながら含蓄のある松原始さんの解説もとともに、カラスの日常、ひいては一生について、遊びながら知識を深めることができます。

カラスの生態について存分に伝えつつ、前作以上にバラエティーあふれるカラス愛に満ちた、カラス、野鳥ファンならずともおもわず目尻が下がる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • カラス研究者と野鳥写真家がタッグを組んだ、
    カラスガイドブック第二弾。
    カラー写真たっぷりで、カラスの世界へと誘ってくれる。
    Part.1 にっぽんのカラス(予習・復習の章)
    Part.2 にっぽんカラス双六(実践・実戯の章)
    Part.3 にっぽんカラス百態(鑑賞・発見の章)
    カラー写真多数。カラス研究者や写真担当の話、有り。
    主要参考文献有り。

    巧妙な文章と素晴らしい写真で知る、カラスの日常の本。
    双六形式のカラスの一生が、分かり易くて良いアイデアです。
    加えて、掲載の写真に関する宮本氏の話と、
    松原氏のこの写真のココがツボ!が、大いに参考になりました。
    どちらもカラス観察の蘊蓄が詰まっていて、楽しかったです。
    必死に生き、群れで成長し、子育てする姿もある。
    貴重な足の裏やビビる姿、親の威嚇の典型も見られて良かった。
    また、動物心理学の説明と紹介は、興味深いものでした。
    動物心理学は心理学→なので文学部なこともある、とは驚き。

  • ハシブトとハシボソがいるのは知っていたけど、そこそこの都会のそこらへんで見かけるのはハシボソだと思い込んでました。
    この本を読んでから駅前で観察してみたら、ハシブトの特徴ありまくり。なんでハシボソだと思い込んでたんだろう…。

    すごろくでカラスライフ追体験(?)ができますが、結構ふりだしに戻らされるようになってて、でも実際のサバイバル具合を知ったらそれも納得。
    ドバトよりも絶対可愛いと思っていたカラスがより愛おしくなりました。

    「異世界転生したらなぜかカラスだったんだけど『にっぽんカラス遊戯』を読んでたから余裕で無双できる自分に死角はない」には爆笑したけど、余裕で無双っていうのはやっぱり無理でしょうね…カラス、生きろ!

  • カラスは可愛い。カッコいいし、面白い。
    カラスを観察しだすと、通勤も待ち時間も豊かになるぞ。個人的には隙間時間に動画を!ソシャゲを!とおしてくる世間に、カラス見を!で対抗したい。

  • 『にっぽんのカラス』に続くビジュアルガイド第2弾(先にこちらを読んでしまった)。カラスの一生を追体験できるすごろくもあり、著者のユーモアが相変わらず楽しい。世界のカラスを扱ったビジュアルガイドもぜひ出してほしいと思う。

  • 【おすすめポイント】カラスは必死に生きている、そしてかわいい!が分かる1冊です。Part.2のにっぽんカラス双六では、双六形式でカラスの一生が体験できます。カラスたちの生き生きとした写真が多数掲載されています。メディアセンターでは、「図解眠れなくなるほど面白いカラスの話」「旅するカラス屋」など松原始氏のカラス関連著書が10冊ほど所蔵しています。
    【請求記号】488:Ma
    【配置場所】2階
    【URL】https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28199194

  • 6月29日新着図書:【Part.2のにっぽんカラス双六では、双六形式でカラスの一生が体験できます。カラスたちの生き生きとした写真も多数掲載されています。メディアセンターでは、「図解眠れなくなるほど面白いカラスの話」「旅するカラス屋」など松原始氏のカラス関連著書が10冊ほど所蔵しています。】
    タイトル:にっぽんカラス遊戯 : スーパービジュアル版
    請求記号:488:Ma
    URL:https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28199194

  • 息子7歳9か月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読むようになってきて、母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    何度も読む(お気に入り)
    ちょうど良いボリューム 
    その他◯

    息子には情報量が多すぎたようで、文章は読んでいませんでしたが、
    カラスの生態を紹介している「にっぽんカラス双六」をじっくり読んでいました。

    読んでみると、カラスのことって何も知らなかったことに気づかされる。

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著者プロフィール

1969年、奈良県生まれ。東京大学総合研究博物館特任准教授。
京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。
理学博士(京都大学)。専門は動物行動学。
著書に『カラスの教科書』『カラスの補習授業』(雷鳥社)、『カラスと京都』(旅するミシン店)、『カラス屋の双眼鏡』(ハルキ文庫)、『カラス先生のはじめてのいきもの観察』(太田出版)など。

「2018年 『鳥類学者の目のツケドコロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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