スマホゲーム依存症

著者 :
  • 内外出版社
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本棚登録 : 73
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862573124

作品紹介・あらすじ

いつ、どこにいても、「スマホゲーム」を半ば無意識にプレーしてしまう。そんなビジネスパーソンや主婦が増えている。

働き盛り・子育て真っ盛りの大人たちはなぜ、スマホゲームに熱中するのか? 
仕事や家事のパフォーマンス低下に直面しながら、「私はゲーム時間をコントロールできている」と多くのユーザーが思い込むのはなぜか?

2011年に国内初の「ネット依存外来」を設立し、WHO(世界保健機関)「ゲーム障害診断ガイドライン」(2018年より運用開始予定)の草稿を執筆した依存症治療の第一人者が、新たな社会問題「スマホゲーム依存」の負の連鎖を断ち切る方法を示す。

■脳が壊れていく
依存の実態と脳の機能が損なわれていくメカニズムを、医学的根拠に基づいて、わかりやすく解説。

■「インターネット依存外来」の豊富な臨床例
2011年に日本で初めて開設された「インターネット依存外来」での豊富な臨床例から、スマホゲーム依存の連鎖を断ち切る方法、家族がとるべき対応方法までを一貫解説。

■「ゲーム障害(依存症)」はWHO(世界保健機関)の正式な病名へ
著者が草稿を執筆した「ゲーム障害診断ガイドライン」が、2018年よりWHOで運用開始予定。この成果をもとに「スマホゲーム依存症」の様々な症状と対策・治療法を解説。

■海外の最新研究成果を活用
「スマートフォン依存度」「インターネットゲーム依存度」を知るための、2つのスクリーニングツールを翻訳解説。

感想・レビュー・書評

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  • 「スマホをやると脳が壊れるリスクは数倍になります」という一文が、社会的に認知されるまで、どれぐらいの時間がかかるか?12年には中国の科学者からネットゲーム依存患者と麻薬中毒者の脳の器質変化が極めて酷似していることが発表された。

    スマホによるネットゲームは課金だけ規制して、誰でも無料で楽しめるモノで良いのか?タバコやアルコール、ギャンブルと同じカテゴリーに組み込むべきだと強く思う。

    著者はネット依存研究の第一人者だが、これほど深刻化しているのに、なぜ日本だけが野放しなのか?文面から強い怒りを感じられる。

  •  精神科医の著者が,「スマホゲーム依存」と,それからの回復を目指した治療について書かれた本。

     「スマホゲーム依存」からの回復の難しさは,インターネット,スマホが生活の必需品になり,それ無しで生活していくことが非常に難しくなってしまったことである。「アルコール依存症」「ギャンブル依存症」の場合,アルコールは摂取しない,ギャンブルはやらない,といった,断って依存から抜け出す方法が取られる。

     スマホ依存はグレーであり,ゲーム以外のことでスマホを使っているときに,ゲームからのプッシュ通知があると,それをきっかけにスマホのゲームを始めてしまう。
     スマホゲームは,はじめは無料でインストール,登録ができ,ゲームを始めるためのハードルは低い。
     また,ガチャと言われる,ゲームを有利に進めるアイテムを得るためのシステムがある。より良いアイテムを得るために課金をし,場合によっては課金が高額となってしまう。はじめは通勤の合間,ちょっとしたスキマ時間にやっていたものが,次第に生活を脅かすほど長時間ゲームにのめり込むようになる。
     精神科医の立場から,依存症になるまでの過程,ネット依存の特徴などが書かれている。

     また,ネット依存かどうかを判定する診断ガイドライン,ネット依存から立ち直る治療のプログラムなどが書かれている。

     高1の長女ひでひ子(仮)に勧められ,ついついハマってしまったゲームがいくつかあるのですが,オイラ自身「課金はダメ,ゼッタイ」のラインを引いておきたいと思った。とにかく眼精疲労と視力低下がひどいのです。ひでひ子にも釘を差しておかねば。

  • 著者はスマホゲーム依存を医学的に初めて障害に登録することに貢献した人。著者の情熱が伝わる(もちろんこれは偉人伝ではない)

    生徒のスマホの使い方に疑問を思って読んだ。勉強になったのは、急に取り上げるのは逆効果。信頼関係を構築しながら、相手の抱える生きづらさを対話を通して、伝え聞くことで快方に向かうということ。また、一度に全て解決しようとする類の問題ではない。

    また、保護者とともに本人を交えてスマホルールを作成するなど具体的なアドバイスが豊富。

  • 今まで特にゲームをやらなかった人も、ハマっているスマホゲームにどんな特徴があるのか知りたくて読んだ。依存について医学的に書かれていて、スマホゲームに限らず、これは、スマホ全体に言えることと思った箇所がいくつかあった。自分は友人と過ごしているときに、SNSチェックをされるのが嫌いで、自分と過ごす時間が面白くないから、他人の楽しそうな時間をついつい見てるのか?と錯覚してしまうし、大学の講義中ですら、永遠とスマホゲームやガチャという名のギャンブルに興じている人の心理が分からなかったが、これを読んで少し理解は進んだ。しかし、これが今の時代仕方のない事だとは思わない。自分の特に達成感のない日々をなんとなくスマホゲームをしてやり過ごす人の増加は、今の時代の流れにそっくりだと思った

  • <内容紹介より>
    いつ、どこにいても、スマホゲームを半ば無意識にプレーしてしまう。そんなビジネスパーソンや主婦が増えています。働き盛り・子育て真っ盛りの大人たちはなぜ、「手の中の単純なゲーム」に熱中するのでしょうか?
    …(中略)…2011年に日本で初めて「インターネット依存専門治療外来」を開設し、日本におけるネット依存治療の第一人者として知られる医師が、国内外の最新の研究・治療例をもとに、新たな国民病「スマホゲーム依存症」からの離脱法をやさしく解説します。

    ーーーー
    今までもまったく無かったわけではない、「ゲームへの過度な熱中」と、「スマホゲーム依存」はどう違うのか、そしてその原因はどのようなところにあるのか。
    これらの解説がとても詳細に説明されている点や、実際に「スマホゲーム依存」になった時に起こる脳の機能変化、本人と周囲の人の受ける損害なども、実例を交えて紹介されており、参考になる部分が多々あります。
    セルフチェックできるシートなども記載があり、「依存ではない」と思っている人についても自身の「スマホとの付き合い方」を見直すきっかけにもなるのではないでしょうか。

    ただ、後半は「依存の患者がいる家族として、どう振る舞うか」という部分に焦点が当てられた記述が続き、中学生や高校生が自分の「スマホゲームとの関わり」を見つめるという点からは適当ではない部分とも言えるかもしれません。
    逆に言えば、身近に「スマホ」に夢中になるあまり、生活に何らかの問題が起こっている人がいる場合などは、全編通して非常にタメになる本と言えると思います。

  • 依存リスクの大きい“いつでも・どこでも”プレーできるスマホゲーム

    ・「終わりがない」というスマホゲームの性質
    ・「ガチャ」がもたらすギャンブルと同等の刺激

    ネット依存の専門外来を開設した医師が、依存症のメカニズム、診断ガイド、治療法、家族へのアドバイスなどを最新の知見をもとにわかりやすく解説する

      スマホゲームをやめたいのにやめられない人
      スマホゲームをやめてくれない家族がいる人

    必読、早期発見・早期治療・早期回復のために

  • 期待しすぎた。

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著者プロフィール

久里浜医療センター院長

「2018年 『依存から抜け出すためのマインドフルネスワークブック』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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