小児科医ママとパパのやさしい予防接種BOOK 疑問や不安がすっきり! (専門家ママ・パパの本)

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862574817

作品紹介・あらすじ

とことん優しくて易しい!
根拠のあるワクチンの本

近年、ワクチンに関する不正確な情報が広まったために、
世界中で予防接種率が低下し、麻疹や風疹などの感染症が流行し、脅威となっています。
子どもたちの健康を守るため、今こそ根拠のある正確な知識が必要です!

ワクチンの仕組みは難しく、よくわからないものは怖く感じられて当然ですから、
専門外でもわかる「易しい」説明が必要でしょう。
何よりも大切な子どもに接種させるわけですから、不安になるのは当然ですから、
気持ちに寄り添う「優しい」説明が必要でしょう。

そこで、ワクチンとは何か、どんな成分が入っているのか、
どんな病気を予防できるのか、どんなメリットとデメリットがあるのかなどについて、
2人の小児科専門医ができる限り「やさしく」お伝えする本を作りました。

予防接種/ワクチンに疑問や不安を持っている保護者の方はもちろん、
詳しく知りたい保護者の方、また保護者からの質問や相談を受けつける立場の
医療および子育て支援の専門家にも読んでいただきたい1冊です。
きっと疑問や不安が減るだろうと思います。

感想・レビュー・書評

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  • ワクチン賛成派の一冊。
    細かく解説があり、賛成派の本の中でも読みやすく、分かりやすい。根拠も示されており、下手な誘導はなく、ワクチンに関して不安に思っている人にはいい勉強になる本。
    予防接種のことについての調べ方も記載されている。親にきちんとした情報を集めてほしい、という姿勢が伺える。

    以下、ワクチン懐疑派の私の見方。

    それぞれの病気、ワクチンに関する説明では、発症率の記載がないため、死亡率などに目が行きやすく、不安にさせやすい。
    2010年代に定期接種がかなり増えているのはなぜ?

    添加物に関しては、不安が拭えない。経口で摂取するものと、皮下に直接注射するのとでは影響が違うのでは?
    添加物〇〇でアナフィラキシーが出たため、今は〇〇になっている。などと解説にはあるが、このアナフィラキシーとか、他の影響が怖いんじゃ!と言いたくなる。今が安心という理由にはなってない。犠牲になられた方はたくさんいるわけで。

    ワクチンの有効性の計算方法の解説はあるが、有効性の数値の記載はなし。

    表の解釈も、見方によっては著者と異なる解釈もできるものが多く、誘導的。

  • 予防接種の考え方に関して、おすすめの情報ソースなど、詳しく書かれており、勉強するうえでためになる一冊であった。

  • これが2019年に上木されていたってことが、即ちワクチンの普遍性を示している。コロナ渦で大きく取り沙汰されることになり、良くも悪くも、その存在感は以前よりも増している。色んな情報やデマが流れたけど、本書を読めば、その大方が、既知の知見で対応可能ということが分かる。まんまコロナワクチンに演繹できちゃうくらい、基礎の部分が網羅された安心の一冊。

  • ワクチンの効果について、摂取群と非摂取群における罹患率の差/ワクチン摂取率の低下に伴う社会における罹患率の増加など、数値をもとに示してあるので納得感がある。
    ワクチンに含まれる添加物についても、食品を通じた摂取量よりも遥かに少ないことが示されており安心したが、口からの摂取と、注射器で体内に直接入れるのとでは、違うようにも感じた。

  • ワクチンに迷ってる人には良い本
    ただ著者が推奨派医師ということを抑えて
    他の医師の本などを読んで比較してから決める人は決めた方が良い

  • 初めての予防接種に向けて、勉強のために読んだ。

    一人目の子で、初めて予防接種は知らないことばかりだったが、初心者にもわかりやすく書かれていた。
    育育辞典で予防接種には否定的な考えに傾きかけていたけど、こちらの本では二人の小児科医の先生が、根拠のデータ、論文を示しながら、医学的な見地でワクチンの必要性を説明してくれた。
    子供のために、周りの家族のために、社会のためにワクチンは必要だと思えた。

    172ページと早い人は1日でも読める量なので、初めての子供が生まれた人には、予防接種が始まる前に読んで欲しいオススメの一冊。

    図書館で借りたけど、2019年に発行の本で、最新の情報で書かれていて良かった。
    予防接種は、医学の進歩や、世界の感染症の状況等にあわせて年々変化があるようで、最新の情報が得られて良かった。

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著者プロフィール

1971年、東京生まれ。小児科専門医。一般小児科、NICU(新生児特定集中治療室)などを経て、現在は東京都谷中のどうかん山こどもクリニックに勤務。医療者と非医療者の架け橋となる記事や本を書いていきたいと思っている。『子育てはだいたいで大丈夫 小児科医ママが今伝えたいこと!』(内外出版社)、『祖父母手帳』(日本文芸社)など著書、監修多数。

「2021年 『新型コロナとワクチンの「本当のこと」がわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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