薔薇の瞳は爆弾 (ビーボーイコミックス)

  • リブレ出版
3.97
  • (237)
  • (278)
  • (221)
  • (15)
  • (3)
本棚登録 : 2086
レビュー : 129
  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784862635143

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 表紙がポップ路線だったので、若干何(少女漫画的BLな革命とか)が起きたんですか!?と思ってしまったのですが、中身は思ったより相変わらずな感じでした。
    依然として凝ったアプローチではありました。このハイセンスどこから生み出してるんだろうって毎回思う。
    けれど、やっぱり合わない人には合わなさそう。ヤマシタトモコ作品初読みの方にお勧めするのは避けたい感じ。


    『the turquoise morning』
     はじめ、この方にしては珍しくヒゲが受けじゃないのかと思いましたが、やっぱり違いました。「誰を憎めばいい」で漸く確信。
     アラブ系は難しい。BLファンタジーと割り切って読んだらいいと思うのですが、イスラム教は本来同性愛って宗教的に歓迎はされてないので、その辺の葛藤をもっと深く読みたかったかも。しかしそれを描くとヤマシタトモコ作品っぽくなくなりそうなので、このアプローチには納得しました。
     手に入れたいがために相手の死をも望んでしまう感じが病んでます。でもジェド的にはポジティブに終わってるので一応ハピエンなのかも。
     淡々とした描き方が砂漠の砂っぽい雰囲気に合ってました。結構好きな感じのお話。

    『さようならのお時間です。』
     本気で井西先生(フォギー・シーン)のスピンオフだったらいいのにって思いました(笑)
     割りと好きですが、痛々しい話。どっちも僅かの報いしかない。こういうのを中二病っぽい話って言うんだと思います。たぶん。閉塞感が物悲しい。
     浅はかな行動をしちゃって後悔って、よくあることだと思うけれど、それで取り返しのつかないことをしてしまう可能性があることを知らなければならない。戻せる時間は1秒もないって感じの話。

    『ラブる。』
     ほんとに日本語が乱れすぎている。
     友人に言うつもりのなかった想いを告白してしまったゲイの語りがメイン。BLの王道っぽいネタですし、ヤマシタトモコ作品には結構ある題材かと思いますが、ストーリーはかわいいです。
     受けの子は流されノンケ受けという感じ。考えさしてって言ってちゃんと考えるノンケって誠実だな。しかしこの攻め、ゲイ以前に変態だと思う(笑)

    『浮気者!』
     個人的にヘタレ受×ヘタレ受という感じでした。会話のテンポが好きです。描き下ろしも含めてかわいい話。
     浮気性ビッチのしょうもなさがヤマシタさんの描かれるキャラっぽい。個人的に描き下ろしの「てゆかぼくゲイだし」「あっそっかぁ」のやりとりがかわいくてしょうがない。

    『薔薇の瞳は爆弾』
     おもしろかったです。ただのギャグだなって感じなのですが。これ王子(攻め)のほうがドマゾだと思う。見津田さんはドSが振り切れたドМっぽい。
     個人的趣味として性格のいいキャラって萌えの対象じゃないのですが、王子は基本変でおもしろい人だったのでかなり好きでした。
     あとこれ読んで思い出したのが小花美穂先生の「あるようでない男」っていう話(少女漫画)。謙虚な美形って実は苦労してんだな…と、しみじみ。

    『嗚呼ボーイフレンド』
     読んだこっちが「!!?」で度肝スポーンでした。なんで背景のトーン、サジタリウスなの(ばくしょう)
     だからどうしたって感じの話ですが、笑顔にはなれます。

    『絶望の庭』
     文学的というか詩的。
     人間は個体なので100%の理解はできないけれど、言葉というツールで理解し合いたい・し合おうとしている。言葉は簡単にひとを傷つけるから恐ろしいけれど、想いを伝える一番初歩的で需要なツール。と、個人的に読み解いてみました。

  • 縺吶£繝シ隧ア繧呈緒縺阪∪縺吶?縲√%縺ョ莠コ縲ゅ@縺九@縲∵怙霑代?縺薙?謖√■荳翫£繧峨l縺」縺キ繧翫?√?縺ィ縺薙m縺ョ蟆城?蝪壹°縺サ繧翫r諤昴>蜃コ縺励∪縺吶?ょスシ螂ウ縺ョ繧医≧縺ォ闊槭>荳翫′縺」縺溽オ先棡蠅懆誠縺励※縺励∪繧上↑縺?%縺ィ繧帝。倥≧縺ー縺九j縺ァ縺吶?

  • 最初、死ものが続くので、ドキドキしますが(割と好き)、表題作とかキラキラだし、キラキラ過ぎだし、王子キャラにときめくとか珍しい。

  • たまにはこういうアホらしいの読みたくなるし、描きたくなりますね。

  • さようならのお時間ですと浮気者!が好きー

  • 2013 6/9読了。新京極のヴィレッジヴァンガードで購入。
    1話目・2話目・最後の話はシリアスで、あいだの話はハッピーめの読み切り集。
    特に2話目はもう、恋愛の話ですらないよね・・・。
    でもよかった。むしろよかった(2話目が、ではなくシリアス目多めなのが)。

  • 表題作より
    絶望の庭という話がお気に入り。

  • 『the turquoise morning』『さよならのお時間です』の二編はちょっぴりダークでビター。
    『ラブる』『浮気者』『薔薇の瞳は爆弾』『嗚呼ボーイフレンド』ポップい。
    『絶望の庭』ロマンチックおくれよ…?主人公が好きなのは結局どっちなのか、もやりと。

    ヤマシタ先生のコミックスは、受け攻めの好みが自分と合うので好き。
    髭が受けとか。王子様ルッキングが攻めとか。

  • 言葉運びが面白い。
    どの話も好きだったけど、『嗚呼ボーイフレンド』の
    「この電車の中にエスパーがいたらどうしよう」
    ってのなんか地味に共感してしまった・・・・。

  • 塾講師とマゾのはなしがすき

  • 読んだつもりで読んでなかったっぽいので今更読了。キャラクターのバリエーションや、それに合わせた描き口の変え方、読んでて飽きないなぁと思います。あと、言葉遣いもだけど、iPodのホイールぐるぐるしすぎて「充電ヤバイ」って考えるあの感じ。あるある~と思いながら読んだけど、ああいう人の癖やふとした動作を細かく描写している感じ、人をよく観察している感じが、鋭いなと思いました。ヤマシタ先生の他の作品と比べて、読み手を選ぶというか、クセが強いなぁとは思いましたが、ハマるととことん面白い本だと思います。

  • 表題作イイ(笑)
    ヤマシタさんのこういう変態臭さをネタにした話は大好きだ!
    強み(王子な容姿)をコンプレックスに感じてるのに、それを逆手にとってまで好きな人を手に入れようとする計算とか狡さみたいな必死さにときめく。

    【ラブる。】
    【浮気者!】
    【嗚呼ボーイフレンド】
    言葉のやりとりや会話の応酬で、探るみたいな台詞の合間にズドンとストレートが混ざるのが好き。
    はぁはぁ言いながら妄想したり赤面する男達の愛しさといったら…(笑)
    直接的なエロだけがBLじゃないと思わされる瞬間が堪らないヤマシタクオリティ。

  • もろ王子様タイプ×年下の駄目男に弱いどMの髭男の話が好き。しょうもない会話のやりとり含めて読み応えがある。

  • 表題作が凄く好き。受けの態度というか性格が、すごくヤマシタトモコさんらしい感じ。
    自分をドMでゲイだからと言い切れるのもちょっと凄いな。

  • なんたる強心臓…!!

  • 表題作のトンチキ感(ほめてますよ)と「絶望の庭」の詩的さが好き。すごい両極端だけど両方ともヤマシタさん。あれ、このギャップが好きなの……?

  • 表題作も良かったけど 私的には the turquoise morning がいちばんでした

  • リブレですがエロ度低め。但しエッジは相当効いています。
    表題作のような清清しい変態も彼女の作品の魅力の一つ。

    「the turquoise morning」ラストの台詞にぞくぞくした。
    「さようならのお時間です」若さとは何故、大切なものを大切に扱うことをさせないのか。取り返しのつかないことに、壊した後で気付かせるのか。

  • 爽やか王子様もたいがいドMよねwwwミツダさんもドMだけど

  • 表題作は必見!ぜひ続編が読みたいです。ドラマCD買わない派ですが、買ってしまいそう・・・(´Д`)

著者プロフィール

東京都出身。5月9日生まれ。B型。
2005年アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて、四季賞を受賞。
代表作に『BUTTER!!!』『サタニック・スイート』『運命の女の子』(講談社アフタヌーンKC)、
『Love, Hate, Love.』『HER』『ひばりの朝』(祥伝社)、
『裸で外には出られない』(集英社)、『MOSOME STING』『ドントクライ、ガール』(リブレ出版)など。

「2016年 『花井沢町公民館便り(3)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

薔薇の瞳は爆弾 (ビーボーイコミックス)のその他の作品

ヤマシタ・トモコの作品

ツイートする