身代わり花嫁の嘘と恋 (B-BOY NOVELS)

著者 :
  • リブレ
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本棚登録 : 42
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862635198

感想・レビュー・書評

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  • 真面目で嘘を吐くのが苦手な透瑠。それなのに神津を騙さなきゃいけなくなって、罪悪感を感じ続ける透瑠が心配になる。どんどん惹かれていくのに、自分は嘘を吐いている。と自分を責めているところなんか特に。「好きな人の兄」に対するものとは想えない神津の透瑠への態度は、透瑠を楽しませようと頑張っているのが伝わってきて、観ていて楽しくなる。一目惚れと勘違いから始まった恋をもっと見ていたくなった。

  • 割と無理くりだけど、さらっと読める新書だなーと。長さは感じないし重くもない。安心作品だな。

  • 面白かったです。
    ストーリーとしては、BL定番の身代わり花嫁モノ。
    今から丁度十年前に出た作品のようですが、まったく古さを感じさせません。

    東京の名門私立高校に通う美少年透瑠が修学旅行で京都を訪れた際、ババ抜きの罰ゲームで変身舞妓の恰好をさせられていました。
    その最中、多企業を経営する社長神津と出逢い、彼から「花嫁とし迎えたい」といきなりのプロポーズ。
    実は神津が見初めたのは、透瑠の双子の妹「あずさ」で、妹に神津がふさわしいかどうか神津と兄の透瑠が三日間共に過ごして見極め、三日目に「あずさ」本人から求婚の返事をする、、、ということになりました。

    神津は[兄」のはずの透瑠を何故か本物の花嫁のように扱い-。
    甘い神津との三間を過ごす間に、透瑠は彼を騙しているという罪悪感を感じるだけでなく、やがて自分がいつしか彼を好きになっていることに気づいたのですが、、、

    神津さんは17歳の透瑠に比べると、とても大人です。
    ちょっと天然? なところも、また魅力です。
    何より、私は神津さんの物の考え方、見方の奥深さにとても魅せられました。
    彼が透瑠に「人生観」を語っている科白は、メモ書きして書き移したほどです。
    ストーリーそのものもですが、この作者さんの人生観が恐らく反映されているであろう神津の人となりの素晴らしさに☆五つです!

    後は、透瑠の実家がガラスペン工房であったり、ステンドグラスが随所に効果的に小道具として使われているのも素敵でした。
    舞台が趣溢れる京都というのも、またステンドグラスと共に作品の雰囲気を盛り上げるのに効果的だと思います。

  • 電子書籍の方ですが。
    女装状態メインなのかなと思ったら、そのお兄ちゃんを装う、だった。なるほど。
    王道かわいい。

  • 修学旅行中に悪乗り罰ゲームのせいで
    女性と間違えられて、それが嫌で嘘ついたことから・・・
    っていう内容で、ちょっとありがちかもって感じもしなくもなかったのですが、
    それなりに楽しく読めました。
    タイトル作品のほか、同じカップルの続編も一緒に収録されています(^^)

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著者プロフィール

(みなせゆづき)・リーフ出版「くちづけは授業のあとで」(リーフノベルズ)にてデビュー

「2019年 『結婚したらお隣のα若様が旦那様でした』 で使われていた紹介文から引用しています。」

水瀬結月の作品

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