愛とは言えない〈1〉 (ビーボーイノベルズ) (B-BOY NOVELS)
- リブレ (2010年12月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862638762
感想・レビュー・書評
-
面白かった~。心に傷を負った人の話が本当にうまい作家さんだなー、と毎度感心。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スピンオフのコミックスがかなりいいので、こちらも読んでみた。こちらのカップルは、まだ発展途上ですね。1月に2巻が出るので、そちらで決着がつくかと。そして、やきのりちゃんの活躍も増えるかと。やばい。猫飼いたくなる?。
-
今年になってから確か買ったと思うんだけど初回限定ペーパーが入ってた\(^o^)/やきのりちゃん可愛い(=^ェ^=)恋に落ちる話が印象的。橘高さんがボケボケしてる間にサガンが酷い事になった所はイラッとしたけど、二人が幸せになる事を願って*:*・°ヽ(´∀`)ノ°・*:.読む順番→小1コ1小2小3コ2小4コ3
-
恋愛シリーズ。コミックス①を先に読んじゃったけど小説が先のが良かったかな?橘高×サガンの30代組。どちらも年齢を重ねているぶん自我が強くてなかなかメンドクサイ。こーゆースーパー攻様キャラはもっとイタイ目にあってアタフタしてほしいものだ。
-
心の闇とか大きな傷とか…橘高(と、やきのり)が全部引き受けてくれるよ、うん。もう沢山幸せになって大丈夫だから!!!って・・・でも依怙地なサガンはまだまだ抵抗するらしいwwww
・・・・めんどくさいヤツだwwww -
実業家 橘高×准教授 サガン
恋愛シリーズ小説編。
コミック版は町田先生担当のコラボ作品。
こちらの小説版は橘高×サガンCPの大人ペアで物語が進んでいきます。
もう恋愛をしない…それはコミック版 小説版共に共通してあって、それがこれからどういう風に変化していくかぎ楽しみ。
やきのりちゃんにはメロメロになっちゃいました♡ -
マンガと小説の同時進行という企画。
おもしろい。 -
「―昔、あの耳をよく噛んだ。
イヴの夜、実業家の橘高が10数年振りに再会したのは、唯一手に入らなかった男・サガン。
2人は一夜を共にするが、朝にはサガンが姿を消す。
その後、橘高は復縁を迫るが、つれない態度を取られる日々。
しかし身体だけなら…と言われ、橘高はサガンを再び抱きしめるが…。
愛したい男と愛さない男
―大人なぶんだけむずかしい恋愛。
人はそれでも、どうしようもなく…恋に落ちる、珠玉のコラボ作。」 -
マンガVer.では町屋センセが淳平×英のヤングcpを展開していて、小説Ver.では橘高×サガンのアダルトcp中心で展開。要所要所でマンガと小説の話がシンクロしているのが面白い、ここの出版社らしい企画。
内容はとてもビターテイストで地味。恋愛なんてキラキラした綺麗事ばかりじゃないよ、と恋して苦しんだり悩んだりする辛い気持ちからアプローチしてくるので。
何といっても、橘高もサガンも経験値高めの大人なので、その辛さに説得力があります。背負っているものも年月の分いっぱいで重そうです。
橘高は女にモテて地位でも財産でも何でも持ってる男なのに、ただ一つままならないサガンの心を手に入れようと本気になります。その必死さが、世慣れた大人の男だからこそ切なくなるというか。守りに入ったり、めんどくさくなったりしない肉食系なのが、前半ありえないし暑苦しいと思ったけど、だんだん肯定的になってきました。遊びなれたオトコが柄にもなく振り回される姿にきゅーんとさせられます。
なんて思えるのは、サガンのあまりにも頑なな態度のせい。クールとかツンとかを飛び越えた素気無さ。普通だったらあれほど邪険にされたらへこみそうなものだけど、橘高は学生時代の慣れがあるせいか打たれ強くめげたりしません。二人のやりとりは何気ないところに毒があったり本音があったりして本当に読み応えがあります。
サガンは素直じゃない上に防御心もハンパなく、しかも橘高にとっては魔性の男。酔ったフリで誘い、寝たら寝たでさっと冷たくなってしまう。それがサガンが抱えるものの重さからだとしても自己中に見えてしまうのですが、本当は優しくて傷つきやすいんだってわかってくると不憫になります。強がってるけどかなり弱くて繊細です。心理学者なのに、自分の心理には疎いのが残念。
相容れない相手とわかっていて惹かれあう関係です。大人の恋ってやっかいですね。これからも、かなり波乱がありそう。
切ない成分が大量なので、救いはやきのりちゃんだけ。