はるかなる虹

  • 短歌研究社
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862727763

作品紹介・あらすじ

祈りの心は果てしなく言葉から遠ざかってゆくのだろうか。――「現代社会の言葉が、自分の知っている言葉とはちがう」という不安と、「それでも」という決意に揺れながら。二〇二〇年の終わりから二〇二四年の初めまでの四六八首を収めた第十六歌集。

【歌集より】
猛暑日は浮き世ばなれをしてゐたい豆腐のいろのワンピース着て
止まりてはまた止まりては窓をゆくもうAIかもしれない蜘蛛が
反戦ははるかなる虹見えながら指さしながらだれも触れず
ベビーカーはさくらの下に いくたびも生まれかはりてみどりごねむる
古猫のひとり遊びのあさあけのこんなやさしい日をありがたう

著者プロフィール

1956年、愛知県名古屋市生まれ。1978年、大学在学中に「コスモス」入会。現在、「コスモス」短歌会選者・編集委員。「NHK短歌」選者。産経新聞、中日新聞、熊本日日新聞、南日本新聞歌壇選者。毎日新聞書評委員。青山学院女子短期大学講師など。歌集に『水陽炎』『月光公園』『ヘブライ暦』(第7回河野愛子賞受賞)『希望』(第5回若山牧水賞受賞)『獅子座流星群』『エトピリカ』『憂春』(第40回迢空賞受賞)『純白光 短歌日記2012』(第6回小野市詩歌文学賞、第7回日本一行詩大賞受賞)『泥と青葉』ほか。

「2015年 『和歌で楽しむ源氏物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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