- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760104
作品紹介・あらすじ
クラシック音楽、演劇、オペラといった芸術ビジネスの市場は縮小する一方だと言う人がいる。余暇の過ごし方の多様化や競争の激化、若者の芸術離れを嘆く人もいる。だが、本当にそうだろうか?今日、多くの芸術団体が苦境にさらされている元凶は、作品の問題ではなく、マーケティングの不足ではないだろうか。世界には、効果的なマーケティング戦略によって観客数の劇的増加を実現した団体がいくつもあるのだ。芸術界の人々は芸術の意義を強調したがるが、観客が劇場を訪れるのは、楽しみたいから、わくわくしたいからだ。芸術の楽しさを取り戻すこと。そのためには、顧客を深く理解し、適切なアプローチで鑑賞を促す必要がある。本書は、基本的・現代的なマーケティング戦略を活用し、芸術ビジネスを成功に導く効果的な方法を提示する。
感想・レビュー・書評
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クラシックとオペラを興行としてどのようにマーケッティングして成功させるか、詳細なケーススタディとともに解説している。
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芸術文化の中で衰退していっていると言われるクラシック、オペラを題材にした、エンターテイメントとしての復活を目的としたマーケティングの事例を紹介。
歴史があるだけに、固定観念やアカデミックな方面からの意見などに翻弄され、難しいところがあるが、視点を変えたり、データを分析すると意外な事実が判明したりと面白い。 -
ビジネス
音楽 -
vol.14 福札とマーケティング本。http://www.shirayu.com/letter/2009/000059.html
【芝蘭友のトップストーリーニュース】 -
全くもってマーケティングには興味がないんだけど、どうやら、一番欠けてるのはマーケティング視線だな、と思うので、止むを得ず読む
とにかくもう時間がない現代ですから、何より貴重なのは時間
時間というコストを最小限にする、もしくは、コストに見合って充実させとく -
どの業界においても基本的なマーケティングは変わらない。
具体例が分かりやすい。 -
アメリカのオーケストラコンサート、舞台などをモデルにした事例。
規模が大きい団体のマーケティングなので、自分が求めているものとは違ったので途中までしか読んでいないのだけれど、顧客を呼ぶために分析すること、なにより顧客は作り出すものということが大事なんだなと思ってみた。 -
【選書者コメント】今後、国際経済の発展に関し、芸術というか分野が力を持つと考えているため、商学部、経済学部はじめ多くの人に読んで欲しい。
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歌舞伎のことが話題になっているが、こういうマーケティングが劇場にも必要だと強く思う。
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コンサートや舞台など、芸術をビジネスとして成り立たせるために、
観客をどう集めるかについて、マーケティング視点から書かれた本。
芸術関係に携わっている人であれば、どれも参考になると思う。
では、関係していない人にとってはどうか?
マーケティングの重要性は当然ながら、
ものを売るためのやり方は無尽蔵にあること。
売れないのは工夫が足りないということが実感できる。
何事も外部要因のせいにしてはいけない。
・企業にとって製品は目的だが、顧客にとっては手段
・「お金に見合う価値」でなく、「時間に見合う価値」で勝負
・顧客経験に重点を置く
等、自身が身を置く業界でも見習わなければならない内容も多かった。