チーム・ダーウィン――「学習する組織」だけが生き残る

著者 :
  • 英治出版
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本棚登録 : 202
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760272

感想・レビュー・書評

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  • 2011年53冊目。


    ドラッカーの「マネジメント」のための「もしドラ」だとすれば、
    センゲの「学習する組織」のための本書。

    専門書がカテゴリーで読み進めていくのに対し、
    小説形式は時系列で進んでいく。
    僕達が普段時系列で生きている以上、
    後者の方が実体験と重ね合わせながら読める。

    本書の素晴らしい点は、小説形式で話が終った後に、
    巻末にエッセンスが改めてまとまられていること。
    時系列理解で血となったものが、最後にカテゴリー理解によって肉となる。

    激しい環境変化に適応していかなければいけない時代に、
    「学習する組織」という概念は外せないと感じる。
    その理解への第一歩として、本書を強く勧めます。

  • ピーター・センゲの「学習する組織」をストーリー仕立てで学べる本。

    ビジネスものとしては、確かに面白いし、一気に読んでしまったのだが、「学習する組織」の入門書としてはどうなのかなと思った。

    つまり、ヴィジョンやリーダーシップ、ファシリテーション、チームビルディングなどについては語られているのだが、「学習する組織」のコア概念であるシステムシンキング的な要素についてはあまりない。

    そのへんについて、書き始めると分かりやすい入門書じゃなくなってしまうんだろうなー、とは思ったけど、例えば、「自分は正しい、悪いのは他の部署だ」と思っているメンバーが、「自分も大きな問題の一部なのだと気付く」みたいなシーンがあっても良かったのかな。

    あと、プロジェクトチームでの検討がどのように会社に受け入れられていくのか、というところについては、水戸黄門的な感じで、最後は心ある経営者の英断になっちゃうところがどうかと思った。これは、森時彦氏の「ザ・ファシリテーター」を読んだときにも感じたことなのだけど、最後はやっぱり経営者の問題なのかな。

    でも、そうなると経営者が駄目な企業は何をやっても駄目ということになってしまう。(実際、この本のあとがきで著者はそういったニュアンスのことを書いている)

    多くの会社においては、企業変革をになうチームは、経営者のリーダーシップというかスポンサーシップが得られないなかでどうするかと悩んでいるのではないか、と思うのだが、本当にどうにもならないものだろうか。

  • チームをいかにまとめていくかを語っている小説。
    「最強組織の法則」という本をわかりやすくしたもの。
    物語の中に、実際にどのようにまとめるかを記載してあるので、活用しやすい。
    家でご飯を食べるときは文句を言わないのに毎日同じ食堂だと文句を言う。

  • 「学習する組織」についての解説本。小説として書かれているため読みやすい。小説の後にポイントが凝縮して解説されているのも分かりやすかった。

  • ダーウィン・ノートより
    <コアチームの作り方>
    1. スポンサー
    2.リーダー
    3.コーチ
    4.チームメンバー
    5.チーム要綱
    6.チームのアラインメント
    <学習する組織の秘密>
    7.パーソナルマスタリー
    8.チーム学習
    9.メンタルモデル
    10.システム思考
    11.共有ビジョン
    <対話と会議の心得>
    12.意思決定のプロセス
    13.対話・会議の進め方

  • 学習する組織ってこういうのなの?という思いが

  • チームビルディングをテーマにした小説。学習する組織とはどのようなものなのか、気づき、対話、相互作用、価値の創造、アラインメント、意思決定などについて書いてある。チームリーダー必読でしょう(^o^)

  • 本日ご紹介する本は、

    会社の危機を脱するために、
    会社を変えていくステップを
    物語としてわかりやすく読める1冊。


    ポイントは
    「相互理解」です。

    メンバーそれぞれが何を思っているか。
    将来の方向は共有されているか。
    個々の強みが活かされているか。

    会社の環境が順調なときは、
    個人の力量さえあれば、なんとか成り立ちますが、

    新たなことに取り組むには、
    組織としての力が不可欠です。

    そのためには、まずはみんなが普段何を考えているのか、
    お互いに理解し、ベクトルを合わせていく必要があります。

    毎日顔をみているので、お互いにわかっているつもりでも
    かなり意識してコミュニケーションを取らないと
    本当にわかり合うことは難しいことです。


    「学生症候群」

    学生が夏休みの宿題を、休みの終わりギリギリに
    あわててやるのと同じように、

    仕事も、納期ギリギりまで手を付けずに
    納期直前にあわてて間に合わせる人は
    多いのではないでしょうか。

    私もそのひとりです。

    本当の納期ではなく、自分だけの前倒しの納期
    を設定して、余裕を持って取り組みたいものです。


    「お客様に投資してもらう」

    我々が、日々開発をしているのは
    どのような意味があるでしょうか。

    お客様から言われたことを実現する。
    その代わりに、代金をそのお客様からいただく。

    これが、ごく普通の考え方です。

    でも、我々はもっと多くの人に
    広く役立つ技術を開発するべきです。

    そう考えれば、”商品を売っている”のではなく、
    役立つ技術を日々開発するために、
    お客様から投資してもらっている。
    という考え方もできます。

    また、そのような考えで
    日々取り組むことが大切です。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    タイムマシンに乗って、明日、半年後、3年後、5年後に行ってみる
    すぐ近くにいる人のことを、私たちはぜんぜんわかっていない
    これまでのやり方では無理=いままでと違うやり方で何かを見つける
    1人1人が、どんな考え方のクセを持っているのかひもとかないと、理解するのは不可能
    前提が本当に正しいかどうかなんて考えたことなど滅多にない
    会議の進行をバランスよく舵取りするには、一歩引いて、傍観者の視点を持たなくてはならない
    何から何まで自前で開発する必要はない。コアの部分を追求すればいい
    言葉を見るな、言葉の背後にある意図を読め。
    商品を売るつもりはない。役立つ技術を開発するために、お客様から開発費を投資してもらうだけだ
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 星占いは、ほんとうに外れたのか
    第2章 意思決定を遅らせたいなら、会議をすればいい
    第3章 誰もが洞窟の中にいることに気づかない
    第4章 ヒントは、いつも目の前にぶらさがっている
    第5章 ばらばらのピースだけが、絵を完成できる
    第6章 強く育つ麦は、踏まれることを好む
    第7章 すべての道は、どこかでつながっている
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image02.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/c4d30b22dd6a6c19.png
     

  • 社員一人ひとりが主体的に考えて行動することの大切さ、会社は一人では成り立たないことを理解して周りと協力する姿勢を忘れない事、モチベーション高く仕事に取り組めるような人間関係を築いていく事、諦めない前向さを持つ大切さ、など、感じる事や刺激になることが沢山あったので読んでみて良かった。すんなりと理解できる内容だから、いい意味で再読はないだろうけど、一人でただ仕事に打ち込むのではなくて、人それぞれ皆違うからこそ、まずは相手を認めること、コレが大切なんだと思う。
    人を動かすのって、本当に難しい。だけど、ダーウィン喫茶のマスターみたいな人が身近に一人いると違うのかな?と思ってしまった。自身の仕事の取り組み方や姿勢、また周囲に与える影響なんかを見直しつつ、また明日からの仕事を頑張ろうと思う。

  • 学習する組織とは?ということを小説で読んで学べちゃうぞ☆という素敵アイテム。
    読みやすい。ストーリーは至極まっとうでひねりはないけど学習する組織入門としていいかも。
    どうこの本を使うか、によって評価分かれそう。

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