国をつくるという仕事

著者 :
制作 : 田坂 広志(解説) 
  • 英治出版
4.17
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本棚登録 : 859
レビュー : 114
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760548

作品紹介・あらすじ

前世界銀行副総裁が語るリーダーシップの真実。貧困のない世界を夢見て…23年間の闘いから見えてきたもの。

感想・レビュー・書評

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  • [2013.1]草の根を歩いて人々の生活を見て、声を聞いてきた人の言葉は重みが違う。百聞は一見にしかず。情報を伝える人間として、西水さんの自分の目で見て確かめる姿勢は見習うべきことばかり。そして、リーダーシップの大切さ。リーダーシップとは何なのか。もっともっとアクションを起こして、頭をひねって形のない答えに近づいていきたい。

  • 元世界銀行副総裁の西水美恵子さんが、世界各国で体験したことを綴っています。

    日本人の中にも西水さんのように、危険を顧みず、尊い仕事をされているかたがいらっしゃることを知り、驚きと敬意の気持ちを抱きました。

    最初の8ページだけでも、購入して読む価値があると思います。

  • ・世界銀行副総裁という高い地位にありながらも、途上国の最貧困地域を自らの足であるき続けるその姿はまさにリーダーの鏡。
    自分で現地に足を運び、自分で人々の声を聞かなければ、本当の問題は見えてこない。頭でわかっても心でわかることはないだろう。心でわかるということの大切さに気づかされた。
    ・真のリーダーとは民衆に共感できる人であり、それは国でも企業でも同じ。人のことを我がことのように思う。言葉では簡単だが、なかなかそうも思えない自分がいる。貧困や戦争を本やニュースで見て、その時は心を痛めることもあるが、少し経てば忘れてしまう。共感力を持ったリーダーが少ないのも理解できる。
    ・「千人の頭となる人物は、千人に頭を垂れる人物である。」

  • 2017年10冊目。(もう何度読んだか分からない)
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    2010年20冊目。(2010年12月2日)

    リーダーシップに関する本が読みたければ、
    どんな理論書よりもまずこれを読むことをおすすめします。

    「草の根を歩け、民の声を聴け」

    この本を読んでから、自分の活動の節々で著者のこの声が聞こえてきます。
    著者西水美恵子氏は、緒方貞子氏に並ぶ日本女性の誇りだと思います。

    また、文体も非情に洗練され、詩的であり読みやすい。

    深い感動を残す一冊。

  • 西水さんのLeadershipにただ感動。

  • 時期:2018.04
    きっかけ:部長に勧められて。
    やる:
    ・共感力と現場主義
    調べる:
    なし。
    好き:
    ・「私は楽天家だ」
    ・心ある「草の根」のリーダーが、ゲリラに巻き込まれ、政治に巻き込まれ、死んでいく。
    ・自分を信じ行動した女性らの、地位と自信。
    ・安心して子を産める環境は、国を変える。
    ・行動力共に、溶け込む力が強い西水さん。
    ・共感力(涙、怒り)
    ・壁があるなら、課題があるなら、その危険地帯に真っ直ぐ飛び込む。
    ・「誰かの苦しみを見て見ぬ振りにしたくない」
    ・「リーダー」は、自分のために動き、自分のために自立する。
    ・自分の人生を、自分の意思と力で導き、切り開く。
    いまいち:
    特になし。
    思い:
    悔しい、怖い、辛い、涙が何度でも出る。
    私は何も知らなくて、見ていなくて、動けていない。
    私は見て見ぬ振りをしている苦しみがたくさんある。

  • 国づくりは究極の経営だ!う〜ん。考えさせられる!

  • 素晴らしい本だと思う。その国々で市民に語りかけ必要な援助を探り、世銀の利益になるような投資を行う。貧困をなくすための尽力とそれにかかるコストを考える、優しさと厳しさを併せ持つ世銀の行動に胸を打たれた。

    ここからは私の意見である。貧困が誰のせいなのか。先進国の責任なのか、その国自体の責任なのか。例えばp224にはインドの妊婦が台所での煙の汚染で亡くなってしまうとある。これを救うために無煙釜戸を設置することを筆者は思案する。
    しかし、当のインド人たちは妊婦が煙で死ぬことをどう思うのだろうか。妊婦が亡くなる事を阻止するために妊婦以外で仕事を回そうと考えつくことがまず先だと思うのだが。多分亡くなって当たり前のことを改善しようと思いつかないのだろう。このように、本人たちが自身で改善をしていきたいと考えない限り、貧困は無くならないと思う。国家の政策に押しつぶされるだけが貧困の理由ではない。その点について、貧困の人の考えが改まるにはどうすればいいかを読んでみたい。

  • うわぁ!日本にもこんなスゴい人がいたんだ!

    新聞のコラムか、なんかで、彼女が、世界銀行の組織改革に取り組んだときに、ピーター・センゲにあって、感動したみたいな話しを読んでから、気になっていた。

    で、センゲの「最強組織の法則」の2nd editionの原書をパラパラ眺めていたら、西水さんの名前が出てくるではないか!

    ということで、検索して、見つけたのがこの本というわけ。

    残念ながら、この本は、私が知りたかった西水さんが世界銀行で行った組織変革やそれに対する西水さんのリーダーシップの話しではない。

    西水さんが、仕事を通じて、知り合う事ができたアジア各国の有名・無名のリーダーたちの感動的な物語だ。

    世界には、こんなにすごい人たちがたくさんいたんだ!

    と、何度も、胸が熱くなった。

    そして、それらの人々を支援する西水さんの熱いこと。

    ここに、いわゆるサーバント・リーダーシップの生きた姿を見た。

    それにしても、こんなに善意で、渾身的なリーダーが沢山いても、あまり改善しているとは思えないアジア諸国の汚職や貧困の状況。

    と考えると、ちょっと暗い気持ちになる。

    でも、それでも、なすべきことをなしつづける人々。

    自伝ではなく、エッセイ形式で、いろいろな人の思い出を述べたこの本は、西水さん的な、謙虚さの現れかな、とも思うが、もう一度、時系列、テーマごとにまとめ直しつつ、世界銀行の改革の話しもいれて、自伝として語り直していただきたいものだ。

    具体的な内容については、書きたくない。すべての人に読んでほしい。

  • 私が新卒で入社した年の4月に発売され記念講演会に足を運んだ思い出の書を退職する今改めて読み直した。
    真のリーダーシップとは何か、今一度心に刻みなおそう。

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プロフィール

1975年、米ジョンズ・ホプキンズ大学博士課程終了後、米プリンストン大学助教授(経済学)。80年世界銀行入行、生産性調査局開発リサーチ課開発政策担当スタッフ、産業戦略・政策局上級エコノミストなどを経て97年より南アジア地域担当副総裁。日本人女性として初の世銀副総裁に。南アジア担当として、アフガニスタンやスリランカの復興支援なども手がけた。2003年12月に世銀を退職。

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