できるかも。――働く母の“笑顔がつながる”社会起業ストーリー

著者 :
  • 英治出版
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本棚登録 : 48
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862760920

感想・レビュー・書評

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  • 元パソナの社員の方。お子様2人を育てながらのこの行動力はものすごいと思う。
    自分の失敗や未熟だったところも、隠さずそのまま振り返ったこの本は、林さんの人柄をよく表している。自分をよく見せようとしないところに好感を持った。
    これからもたくさん進化していくNPOだと思う。活躍に期待したい。

  • 要約すると、『できるかも。』は「動機」に忠実にアクションを起こしていくとこうなるんだなって、実感し勇気がもらえる本だと思います!

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    私はNPO法人が何のためにあるのか、そんなことも分かっていない若者でした。

    そして「ボランティア」や「社会貢献」というのは単なる手段だと思っていて
    「ボランティア」や「社会貢献」が目的で活動する人の気持ちがサッパリ分かりません。
    なので、もちろん「社会起業」がしたいって言ってる人の気持ちも分かりません。(否定の意味ではなく、単純に分からないだけ)

    社会において問題意識を持っているから、解決したいことがあるから、その手段がたまたま「ボランティア」や「社会起業」だっただけじゃないの?って思ってます。

    とはいえ、NPOのこともよく知らなず、前者でも後者でもない私。
    そんな私がこの本に出てくるNPO法人ブリッジフォースマイル(以下B4S)に6年前に出会い、ボランティア活動することになった。

    それはなぜか?
    ただ単純に、NPOの活動についてキラキラと想いを伝える林恵子さん(以下えりほ)に共感したからでした。

    そして、その原点は本を読み返すうちに明確になっていきました。
    私はえりほの「動機」の部分に共感したんだなと。

    えりほは社会に転がってる問題を見つけてしまい、拾わずにはいられなくなってしまい、拾ったら解決したくなってしまい、NPOを立ち上げて、仲間をあつめて、プロジェクトを立ち上げて…と。
    一見、ただ突っ走ってるだけのようにも感じるかもしれませんが、私には全てが必然に感じます。
    「動機」に忠実でいることがアクションに繋がり、アクションを起こすごとに新しい「動機」も生まれる。
    この生き物のように日々成長していくえりほの「動機」は、まさに生き生きしてるのです。

    なので、正直、周りにいる人たち大変です!本人は常に動機に忠実であるものの、その動機はすごい勢いで形を変えていきます。

    それでもその動機を支えるえりほやB4Sの信念にブレがない限り、私も自分の中にあるボランティア活動の「動機」に忠実にアクションを起こしていきたい。そう思っています。

    B4Sは常に当事者目線であり続ける。当事者とは、支援される側、する側両方です。両方がハッピーになる仕組み作りをしていく。
    そんな信念を活動を通して感じています。

    仕事でもボランティアでも、何においても大事な自分の持ってる「動機」。
    その動機からアクションを起こす勇気を、この本を読めばもらえるはずです。

    キャリアに迷っている人などにおすすめの一冊です。

  • パソナの人

  • 自分のこれから歩む道を決めあぐねている就活生やワーキングマザーに特に読んでもらいたい本。
    林さんの時にはちゃめちゃで、真っ直ぐ自分の問題意識に向き合う姿に後押しされて、私にも「できるかも?」と勇気がわいてきました。

  •  「企業」で検索して発見した本。
    児童養護施設を退所した後の子供たちの自立の仕組みを作りたいと、ブリッジフォースマイルを設立した林恵子さん。
    彼女の企業までの道のり、企業してからの活動が記されています。

    本を読みながら感じていたのは、一人の人の問題意識と志で社会が変わっていくんだなぁということ。
    そして「人と繋がる力」というのも感じました。
    知り合いの○○さんを紹介してもらって、そこからまた☆☆さんを紹介してもらってという具合に、どんどん林さんの周りに人が集まってくる様子は素敵でした。

    批判的なことを言う人もいるし、うまくいかないこともある。
    それでも林さんは「私は挑戦を止めない」という文章で本を締めくくっていました。

    児童養護施設と言えば教育実習を思い出す。
    (これについてはまた改めて書きます)
    これからもずっと応援していこうと思いました。

  • NPO法人ブリッジフォースマイルの林さんの著書。
    児童養護施設関連の活動をしているということで、
    非常に興味を持っている団体の一つ。
    だったのですが、あまり詳しく活動内容知らなかったので、
    ちょうど良いタイミングで林さんの本が読めて良かったです。

    退所者支援というイメージがあったんだけど、
    様々な活動を行なっている中で軸となっているのは、
    単に対処後、というのでなく、
    施設を出て社会に出るという節目の部分のフォローなんですね。

    本当に難しくて、そして重要な部分だと思います。
    特に児童養護の世界は閉じた世界だし、
    働いている職員の方も大学や専門学校を卒業してそのまま児童養護へと進み
    他の社会を知らない場合も多いので、
    民間企業経験者の視点からの独り立ち支援というのは
    とても重要だと思います。

    それにしてもこの本を読んで受けた林さんの印象は
    体当たり系のものすごいパワフルな方というもので、
    けっこう意外でした。

    いつかお話聞いてみたい。

  • 2児の母による社会起業家物語。取り組んでいる内容は児童養護施設にいる子供たちへの支援です。具体的には、施設を卒業した後、社会にスムーズに適応できるための、就業ワークショップやカウンセリング、マニュアルやテキストの作成などです。

    様々な失敗を素直に受け止めて、そこからまた頑張ってきた様子が伝わりました。まだまだ道半ばだと思うので、これからも頑張ってほしいと思いました。

    個人的には少し境遇や考え方が似ているので、親近感を持ってしまいました。

    ■引用
    ・施設で暮らす子供の大半は親のいない孤児でない。父母の死亡、不明で施設に入所する人は全体の9.3%。
    ・一番の理由は虐待・放任で約30%弱にのぼる。

    ・児童養護施設卒業者の進学率 23%(全国平均77%)

    ・中退率は全国平均の3~4倍

    ・途上国が発展するって欧米化すること?先進国は幸せ?豊かな日本だって不満だらけだ。人は何のために生きているのか?私は何のために生きているのか。もし、途上国の物売りの子供として生まれてきたら、どういう生き方ができるだろう。

    ・子供に頑張れって言うなら大人の自分はもっともっと頑張らなくてはならない。子供は環境を選べない。だから、子供の性格が形成されていく大切な時期に、望ましい環境を用意することは、大人の責任であり社会の責任。つまり、私たち一人一人の責任だ。

     

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著者プロフィール

津田塾大学卒業後、株式会社パソナに入社。
副社長秘書、営業、面接、契約管理、人事などを担当。2児の子育てと仕事を両立させながら、社会起業家になるためにMBA留学を計画。英語力を磨く目的で参加した研修で児童養護施設と出会う。2004年12月、NPOブリッジフォースマイル創設、2005年6月法人成立。

「2010年 『ひとり暮らしハンドブック 施設から社会へ羽ばたくあなたへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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