問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術

  • 英治出版
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本棚登録 : 933
レビュー : 65
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862761248

作品紹介・あらすじ

「現場で使える」思考の技術・実行の作法。日々の業務から経営改革まで、あらゆる場面で確実に活きる必修ビジネススキルの決定版テキスト。年間2万人が学ぶ人気講座を一冊に凝縮。

感想・レビュー・書評

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  • 20200610
    『ロジカル・プレゼンテーション』に続いて問題解決のコンサル本。高田氏は言葉に対する意識が高く、内容も他のコンサル本と比類にならない。常に以下のメモを参照して王道の考え方を真似したい。
    1番すぐに実践したいのは、問題を捉えるWhereの姿勢と、その中で原因Whyを探して、そこに打ち込むHowを決めることである。How思考の落とし穴に落ち込まないように口酸っぱく気を付けたい。

    //MEMO//
    ロジカルプレゼンテーションに次ぐ、問題解決にフォーカスした著作。高田氏の著作は非常に分かりやすく今回も問題解決法ということで、数多のコンサル本に負けないインサイトを吸収できると期待。
    基本的には、相手目線での目的→論点→仮説→検証→示唆の流れなのであろうか→否

    本書のスコープ
    5 分析力
    6 問題解決
    7 戦略立案

    1 問題解決の手順

    Where,Why,Howで問題を見極めること
    ・How思考の落とし穴に嵌らない。闇夜の鉄砲は撃たない
    →考える前に思い込みで行動してしまう(無駄、時間がかかる)、言われた通りに行動してしまう(代案を思いつかない)
    ・Whereで特定した場合、ブレないよう合意を取り付ける

    ・思考法パターン
    ①How思考
    ②コインの裏返し
    ③原因の決めうち
    ④分析屋
    ⑤ぶつ切り
    ⑥問題解決思考

    2 問題の特定

    ①問題の全体を正しくとらえる
    →MECE

    ②問題を適切に絞り込む
    →4W(When,Where,Who,What)
    →ロジックツリー、または、マトリクス

    ③論拠を付けて問題を特定する
    →論拠=問題が問題であるといえる理由
    →論拠と原因は違う。論拠は元の問題に対して関係するか、寄与する。一方で原因は真逆の理由
    →論拠付け=増加または減少が大きい、改善可能性が高い、全体に占める割合が大きい、波及効果が大きい

    3 原因の追及
    ・コインの裏返しをしない

    ・分解→Whereを特定するため。足し算で分ける
    ・深掘り→Whyを特定するため。掛け算で分ける

    ①因果の構造図で深く広く掘り下げる
    →Whereで絞り込んだ問題から掘り下げる、なぜを繰り返す、論理の飛躍に気をつける、打ち止めなるまで掘り下げる
    →もれなく幅広く可能性を考える
    →事実で確認する、正しい日本語で掘り下げる、自分を主語として掘り下げる

    ②因果を正しく考えられたか確認する

    ③手を打つ場所を決める
    →主たる原因に手を打つ、全体に影響が出るように手を打つ、浅すぎず深すぎないところに手を打つ、立場とリソースを考え分担しながら手を打つ
    →単にやっていないだけの原因に手を打つ、入ってくる矢印が少ない原因に手を打つ、下にある原因を避けて手を打つ
    →悪循環を断ち切るように手を打つ、いくつかの原因にまとめて手を打つ

    4 課題の設定

    課題=①発生型(マイナスからゼロ)、②設定型(ゼロからプラス)

    設定型の場合
    ・あるべき姿を定める=What
    ⑴視点を定める
    ①大目的の視点
    ②内部環境の視点
    ③外部環境の視点

    ⑵目的を具体化する
    ・目的→誰が、何を、どうする

    ⑶KGIの設定
    ・目標→いつ、どの程度

    5 対策の立案
    ・成果につながること
    ・分かりやすいこと
    ・着実に実行できること

    評価方法
    ・効果
    ・コスト
    ・時間

    6 対策の実行
    ・素早く着実にやりぬく
    ・タスクを見える化する
    ・対策の実行をモニタリングする
    →KPI、KPI基準値、アクション、仕組みを事前に計画

    7 評価と定着化

    CAPDのサイクル

    ・今の問題解決を完遂すること
    ・組織に根付かせること→標準化、横展開
    ・新たな問題解決に取り組むこと

  • ・ 問題解決の3ステップ
    1) Where:問題がどこにあるのか
    2) Why:その問題の原因は何か
    3) How:ではどうすればよいか
    ・ どこどこ分析→なぜなぜ分析
    ・ 深く考えずに目先の対策に飛びついてしまうHow思考。問題が解決しなかったときに代案が思いつかなくなる
    ・ How指示は部下が考えなくなる
    ・ WhereのあとのWhyがないとコインの裏返しになってしまう(カップルの売上が減った→カップル向けのキャンペーンで取り戻せるだろう)
    ・ 問題を捉える範囲の目安としては「自分の立場のひとつ上くらい」をすすめる。そこから徐々に合意をとりながら範囲を広げていく
    ・ 問題解決の切り口は検討の前に握る
    ・ 分解と深堀の違いを理解する。分解はmeceにわけること。深堀は問題の原因を突き止めること
    ・ 問題解決の切り口
    1) 主要素か付属要素か
    2) 単体か組み合わせか
    3) 構成要素別
    4) 性能要件別
    ・ ロジックツリーは全体像がわかりにくく、whereの分析には向かない
    ・ 問題全体を異なる視点で深堀する。深堀した問題が大きければ分解する
    ・ 原因の掘り下げを打ち止めるポイント
    1) それ以上どうしようもない場合
    2) たまたまやっていないだけの場合
    3) 悪循環してしまう場合
    ・ 自分を主語として掘り下げることで、問題は解決可能になる
    ・ 手を打つ場所を選ぶ3段階。まずは<問題解決の効果を高め>、次に<対策の実現性を高め>、最後に<検討の効率を高める>
    ・ <問題解決の効果を高める>
    ①「主たる原因」に手を打つ
      ②全体に影響が出るように手を打つ
    ③ 浅すぎず深すぎないところに手を打つ
    ④ 立場とリソースを考え、分担しながら手を打つ
    ・ <対策の実現性を高める>
    ⑤ 単にやっていないだけの原因に手を打つ
    ⑥ 入ってくる矢印が少ない原因に手を打つ
    ⑦ 下にある原因を避けて手を打つ
    ・ <検討の効率を高める>
    ⑧ 悪循環を断ち切るように手を打つ
    ⑨ いくつかの原因にまとめて手を打つ
    ・ あるべき姿を固定する3つの視点
    ① 大目的(willなにをやりたい)
    ② 内部環境(canなにができる)
    ③ 外部環境(mustなにが必要)
    ・ 後工程目線で目的を書くことで成果へのつながりが見えやすくなる
    例)人事部が自社の内定を出している→優秀な人材が自社の内定を受諾している
    ・営業系の例では、「顧客を訪問すること」は対策であり、「課題」は「訪問することによってどのような<あるべき姿>が実現されるのか」「現状とはどのような差があるのか」である
    ・ 既存の取り組みをうまく活用する
    ・ 結果と対策のつながり
    対策の実施:活動KPI(対策を行ったか)

    その効果:効果KPI(対策が狙った効果につながっているか)

    その結果:結果KPI(対策によって結果が出ているか)

    最終的な目的:KGI(最終的な目的が達成されたか)

  • 基本のき

  • 【★:3.5】
    コンサル的問題解決本。

    問題解決について、問題特定・原因究明・対策立案実行・検証といった各プロセスを体系的にまとめた1冊。
    分かりやすくよくまとまっていると思う。

    ただ読んでいて「おー、なるほど」みたいな目からウロコ感が少なめに思えたので★3.5とした。

  • わかりやすい!!!
    実践を積みながら繰り返し読みたい本。
    高いビジネススクールの講義を受けるくらいの価値があります。

  • 間違いなく良書。お仕事で役立つ考え方や手法を学べます。

  • 問題解決に至るフローをPDCAで説明しつつ、特に”P”に重きを置き、解説した作品。 また、Pについては、問題の特定(Where)→原因の深掘り(Why)→打ち手の特定(How)の流れで考えることが大切。 私自身が打ち手ファースト(本書の言葉ではHow思考)で動いてしまうことがあるため、問題分析の考え方を磨くため読むことにした。 問題を特定せずに、原因分析を行なってしまうと、正しい打ち手に繋げられないため、本書のフローを業務に取り入れたいと感じました。

  • すごく勉強になった。勉強になったけど、私のような怠惰な人間は、本で読んだだけではなかなか実践できないんだよね。座学研修を受講したい。

    トヨタでは全社員がこういった研修を受けていると書いてった。やっぱり大企業に入社するメリットは、そういうところに大きいと実感。

  • 問題解決には、効果的に問題を解決するための「思考プロセス」と「手順」が存在する。

    本書は、元外資系コンサルティングファームで活躍した筆者が、トヨタ自動車など名だたる企業の研修トレーニングの経験から、問題解決に向けた「思考プロセス」と「手順」をまとめた実践書だ。

    本書の秀逸な点は「ストーリー仕立て」と「体系的な解説」がセットで描かれている点だ。

    問題解決プロセスは、ともすれば「理屈はわかるが、現場で活かせない」という状況に陥りがちだが、本書は問題解決における「リアルな現場ストーリー」が描かれているため「どのような局面で」「どのような手順で」「どのような思考プロセスで」考えれば「現場で生きるか?」がわかりやすいのが特徴だ。

  • もう一度じっくり読もう…その価値があると思う

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著者プロフィール

株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ
代表取締役社長・グローバルCEO

東大理I中退、京大法卒業。シンガポール国立大学(NUS)E MBAコース卒業。

アーサー・D・リトル、マブチモーター株式会社、BCGを経て起業。
現在は多数のリーディングカンパニーの人材育成、アジア各国におけるリーダー育成にも従事。

個人活動でウェブサイト「外資コンサル.com」を運営、15年以上にわたり就活支援を手掛け、
多数の転職支援セミナーを担当。
東大・京大・早大など多くの大学で入社後のキャリア形成など、
長期的な視点からアドバイスを行っている。

著書の『ロジカル・プレゼンテーション(英治出版、2004年)』は
10年超のロングセラーであり、多くの就活生・若手社会人にバイブルとして活用されている。

「2020年 『ロジカル・プレゼンテーション就活 面接・グループディスカッション対策 2022年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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