地域を変えるデザイン――コミュニティが元気になる30のアイデア

制作 : 筧 裕介 
  • 英治出版
3.81
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本棚登録 : 733
レビュー : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862761286

作品紹介・あらすじ

人口減少、育児、エネルギー、格差…世の中の課題を美しく解決して幸せなムーブメントを起こす、みんなのための「デザイン」実例集。

感想・レビュー・書評

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  • PART1では、地域を変えるキーイシューとして、気候変動から生活習慣病まで幅広い社会課題が、わかりやすい図・グラフ・イラストで提示されている。「わかりやすいデータは地域の共通認識を作るために便利」とされているように、地域の課題を漠然ととらえるのではなく、データに基づき、見える化することが、課題解決の第1歩だと感じた。
    PART2では、全国各地で取り組まれている地域づくりの実例が30紹介されている。特にいい事例だなぁ、すぐに取り組めそうだなぁと思った事例に、「お医者さんへの感謝の気持ちを届ける ありがとうカード」「人と人との絆をつなぐ、まちのうわさ 八戸のうわさ」がある。
    PART3では、issue+designの筧さん、studio-Lの山崎さんが、PART2の事例を体系的に整理、解説しており、デザインについて理解を深めることができる。
    具体例と体系的整理を一冊にまとめた地域づくりの良書だと思う。

  • 2015.07.01

  • 今更の登録ですが、、地域を元気にするアイデアの詰まった1冊。後ろ向きなニュースを聞くことが多い世の中で全国のいろんな地域でそこにいる人たちと、そこにある課題にみんなで取り組んでいる様子が伝わってきます。自分たちの地域でも応用できそうだと思える事例やヒントが散りばめられていて、バランスのいい1冊だと思いました。

  • 2年以上積ん読状態になっていた『地域を変えるデザイン』。2013年9月にスタートした「こすぎの大学」を照らし合わせながら読んでました。とても多くの気づきと学びが得られた一冊。永久保存版の一冊が増えました。

  • 様々な地域で様々な取り組みがなされていることはうれしく思う。
    ただ、その「結果」はどうなんだろう?
    前半で「事実をもとに活動方針を決めなきゃ」みたいな話をしていたので、本書にある取り組みが結局のところどうなったか、の「結果」を知りたいと思った。

    ただ冒頭に掲げたように、ちょっとうれしくなって元気が出る本だし、アイデアのレシピ集と考えれば良書。

  • 請求記号・601.1/Is
    資料ID・310006469

  • もしまちづくりをやることになったら、という前提で読む。まちづくりをするときにデザインはこのように役に立つ、つまりはデザインを使ったまちづくりを推奨しているのだが、ちょっと求めていたものと違っていた。

  • 社会問題についてデザインで解決しようというissue+designの本。参考になります。
    <メモ>
    ・孤独死は年間26821人。郊外化により人と人の距離が遠ざかったり、多世帯化で同居家族人数が減り、一人暮らしが地域との接点を失うなど、日本の社会的孤立度の高さは世界有数。孤独死70歳代男性が最も多く30.4%。その次に65~70歳男性が17.6%と圧倒的に男性が多くなっている。
    ・生涯未婚率は男性30%、女性23%に。
    ・集落の人の日常が都会住民の非日常。
    ・大人資源の活用→放課後アフタースクール
    ・親子健康手帳 母子手帳の改良版。
     妊娠・出産・育児のセーフティネットがコンセプト。
     お父さんお母さんの声から生まれた現代版。
     ①子供衣料歴や薬歴を成人まで残す健康カルテ機能
     ②必要な情報を厳選、わかりやすく編集した必見必読機能
     ③育児の喜びを増やし不安を減らす癒し励まし機能
     ④お父さんも参加できる男女共有機能。
     ⑤知識・経験を伝え次の親を育てる育次機能。
    ・海士町総合振興計画。通り一遍とうではなく、内部で作る、気軽に開ける愛読書計画。計画策定4チーム「ひと」「産業」「暮らし」「環境」
    ・「ワンデイシェフ」一つのレストランで地域の住民が日替わりでシェフをする仕組み。売上の70%をシェフが残りは運営費。2人以上が厨房に入ること。寡黙に一人で料理をするのではなく、協働作業することで新たな関係構築を目指す。
    ・issue+design 社会の課題に、市民の創造力を。避難所、食の安全性、自転車通勤、住宅耐震性の4つのテーマに今まで取り組んでいる。共創→競争→実現のプロセス。ワークショップとコンペを融合している。プロジェクトで生まれたデザインは実用化につなげていく。「できますゼッケン」「注意喚起シュシュ」「食品衛生管理紙」
    ・デザイン思考とは ①地域が抱える社会課題の本質を心、身体、頭で直感的、身体的に捉える行為。②多種多様なステークホルダーがともに持続可能な美しい未来の姿を思い描き、地域に眠る資源を活用した新しい仕組みや経験を創出する行為。
    5つの技術①共感する技術 ひとごとをじぶんごとに ②発見する技術 異和感を言語化し、課題解決の糸口を探る。
    ③拡散する技術 数を出して、質を高める いろんな問いを出す
    ④統合する技術 混ぜて、つなげて、化学反応を起こす。
    ・コミュニティには同じ地域にすむからこその地域コミュニティと、興味が同じなので集まって活動するテーマコミュニティの二つがある。
    ・既存の地域コミュニティにデザイン思考を持ってもらう場合、一人でも多くインタビューをする。なにができて、何を考えているか。将来どんな生活がしたい。インタビューを行う事で、知ることができるのみならず協力者になってくれる。
    ・コミュニティの活動は「やりたいこと」「できること」「求められること」の三つを組み合わせて企画することが重要。必要であれば他のコミュニティと協働しながらプロジェクトを推進すること。
    ・いざカエルキャララバン。綿密な情報収集と、共感をよびその気にさせるシステムとコンテンツ。そしてオープンソース。

  • 日本の抱える30の問題をわかりやすく記載している。その後、それらを解決するためのデザインの事例を紹介。
    高知県おっこう屋。
    ハマチャリは放置自転車をレンタサイクルにという取り組み。
    八戸うわさプロジェクトは噂を店の前に吹き出しで貼る。
    他の自治体でもやっていることが事例として出ていると思ったが、やっていることとできていることは別で、主観評価か、客観的に認められているかという違いがあるということ。
    継続とPRが必要でもあると感じた。

  • 社会のイシューと、デザインで解決してきた(している)例と、まとめ。

    なんとなく、この本を読んだだけでいうと、もう少し、なんとなくもう少しな感じがしてしまう。
    結局のところ、ボランティアで終わってしまっている感があって、これをビジネスとして、もっときちんと(というのも漠然としているけれど)成り立たすためにはどうすればいいのか。やはり持続性には利益が欠かせないのではないか。

    しかしそれはわたしが頭でっかちに偏りすぎているからなのかもしれない。
    もっと身体感覚を研ぎ澄まして判断すれば、もっと素直に受け入れらるのかもしれない。
    というか、そうしなくてはいけないのだろうな。バランスよく、どっちも、ほしいところだな。

    いくつか、素敵だな、と思う話もあった。ことを売るということの大切さをここ最近は考えているよ。

    地域デザイン、興味あるし、調べてみる。

    とっかかりとしては、わかりやすくて読みやすくていい本だと思った。

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