地域を変えるミュージアム――未来を育む場のデザイン

制作 : 玉村 雅敏 
  • 英治出版
3.50
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本棚登録 : 135
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862761538

作品紹介・あらすじ

人がつながり、アイデアがひらめき、まちがもっと元気に、クリエイティブになる。そんな場となり、地域と人々にうれしい変化をもたらしているミュージアムがある。各地の革新的なミュージアムをさまざまな視点で紹介し、その魅力と豊かな可能性に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • デザイン
    美術

  • 【要約】


    【ノート】

  • 様々な形で地域とのつながりを構築しているミュージアムの事例が幅広く紹介されている。

    地場産業のブランド力を高める役割、地域コミュニティのきずなを深める役割、教育プログラムを展開する役割など、これまで芸術作品の鑑賞や学術研究といった機能が主だったミュージアムが、新しい役割を次々と見つけていっていることが感じられれた。

    企画展の実施や所蔵コレクションの展示だけがミュージアムの果たすことができる機能ではないということが理解できた。

  • 請求記号・069.021/Ta
    資料ID・310007215

  • 地域を変える核するミュージアムとその活用法などについてしるされた本。まさに地域コミュニティのための話しであった。

  • まちカフェでアート事業を展開している関係もあってか、昔はよくミュージアムに足を運んでいたせいか、本書を手に取ってみた。全国各地の様々なミュージアムの多数紹介してあるが、個人的には、本書が着眼する「ミュージアムの場ぢから」に関心が入った。全国各地で地域ブランディングの取り組みが活発化している中で、ミュージアムがその拠点になりうるように思う。ミュージアムが担保する(しなければならない)「普遍性」とミュージアムが存在する地域のもつ「固有性」が融合する場としてのミュージアムであったり、そのための活用がある。今後、アート事業を進めていく中で一考する書籍だった。

  • 先進的な取り組みをしているミュージアムの事例が、
    「地域」との繋がりをテーマにさまざま取り上げられていました。
    僕が勤務する平塚市博物館も、
    設立当初から多くの博物館にモデルケースとして参考にされてきました。
    当時はそのような地域博物館が少なかったのですが、
    今やここまで定着したか、とも思います。
    一方で、自分が天プラ※のような活動をしていると、
    これって当たり前じゃないのかなぁ、という事例もままあります。
    まぁ、理想は本書に書いてある内容のどれもが当たり前に広がることではあると思いますが(笑)

    良かったのは、いわゆる博物館、というハコモノにこだわらずに、
    取り上げられていたこと。
    今では町まるごと博物館やジオパーク、といったものも出てきていますが、
    博物館にとって何が最も大事なことか、
    本書を読むとわかると思いますし、
    なぜ博物館がひつようか、という問いにも自分なりの答えが出せると思います。
    あと必要なのは長期的な視点。
    本書に書かれていることは十年後、二十年後になってより効果が出るでしょう。
    続いていかなければ意味がないものもあります。
    それは必ずしも施設や制度としての継続性ではありません。
    何年か経た後、続編を読んで見たい、そう思いますね。

  • この本を読んで考えさせられたのはこれからの人と人の関わり方のあり方である。

    現代に生きる我々は工業製品、食料のいずれにおいても生産の現場からかなり離れたところに暮らしている。また、図画工作、美術は受験にほとんど関係の無いこともあり力を入れていない人が大部分だと思う。

    我々はもっと密な人との関わりが必要だし、ものづくりを身近に行うのが良いと思っている。そうできる能力を獲得したのだから、そこから離れている方が不自然だと言える。

    ミュージアムに行くということは、美術、工芸を介して使う者、作る者がコミュニケーションできる場になりえるということである。また、相互の気持ちのつながりが生まれるだけでなく、使う者から作る者への橋渡しにもなるのだと思う。

    いかなる未開の部族でも服に装飾を行ったり道具を作ったりする。我々はそうすることが当たり前な様に進化したのだと思う。だとすると、ミュージアムは肌感覚で人との関わりを持ち、ものづくりを実感できる場所なのだと思う。

    この本の各ミュージアムの施策はこのような我々の根源的なところに訴えかける何かを持っているからうまくいっているのではないだろうか。また、そういう風に考えらさせられるほど、示唆に富んだ'容になっているのもしっかり取材ができているからなのだろう。

    本自体のデザインも今風で気持よく、読みやすいものになっているのでじっくりと読み返したくなる。

  • 行けるかなぁ、、、

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    「人も社会も、わくわくするから変われるんだ。
    人がつながり、アイデアがひらめき、まちがもっと元気に、クリエイティブになる。そんな素敵なミュージアムを紹介します。【30 Wonderful Museums Guide】

    掲載事例(一部)
    ・まち全体のアート活動の拠点を担い、まちを美しく甦らせる 十和田市現代美術館
    ・まちの記憶を記録し、ともに考える場で、市民と震災を乗り越える せんだいメディアテーク
    ・まちとともに生きていくことで、企業が文化として定着する INAXライブミュージアム
    ・絵本と科学と自然、地域にあった魅力を集め、好奇心と協働を育む 三鷹市星と森と絵本の家
    ・教育の場ではなく、地域の原動力の拠点となる「学校」へ 津金学校
    ・家でも仕事場でもない大人の学校が、豊かな活動の輪を広げていく 世田谷美術館
    ・思い出のつまったモノと福祉が連携し、高齢者を元気にする 昭和日常博物館
    ・おもちゃを通じた場づくりで、老若男女がコミュニケーションを深める 東京おもちゃ美術館 など」

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