サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法
- 英治出版 (2016年5月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862762276
作品紹介・あらすじ
なぜGoogleの社員は、楽しく創造的に働き、柔軟性を持ち、優れた成果を上げられるのか?その鍵を握るのが、独自の研修プログラム「サーチ・インサイド・ユアセルフ(SIY)」。心を整える手法「マインドフルネス」を、科学にもとづき、日々実践しやすい形にした「SIY」はGoogle内で熱狂的に支持され、SAP、アメリカン・エキスプレス、Linkedlnなど他の企業や大学にも次々に採用されている。その内容を開発者自身が語った本書は、まさにビジネスパーソンや入門者にとってマインドフルネス実践バイブルというべき一冊。1分でできるものから本格的なものまで、自己認識力、創造性、人間関係力などさまざまな能力を高める驚きの技法をユーモア交えてわかりやすく紹介する。
感想・レビュー・書評
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友達のおすすめの一冊。
瞑想をベースにしながら、禅(仏教)の教え、瞑想がもたらす効用、実生活でどのように活かすかなどをまとめた本。
著者はグーグルのエンジニアなのでスピリチュアルめいたものは信じておらず、瞑想が科学的にどれだけ確かなものかというのをわかりやすく説明している。
僕は自分の楽器のこと、音楽のことになると頭に血が上りやすく、アンガーコントロールができないところがあるのだけど早速実践してみたらなるほど確かに心が穏やかになるのを感じた。
特別何かを買う必要もない、するのに特別な施設がいるわけではない、即実践できて有り余るメリットだらけ...、めっちゃ良すぎる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
和訳本によくある具体例ばかりの内容のため冗長で読みにくかった。
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一言で感想を言うと、もっと若いときに読むべきだった。
本書では、瞑想などのトレーニングの科学的な効果、Googleの社内研修での実践について紹介している。
それらのトレーニングを通して、EQ(情動的知能)を高めることで人生に好影響を得ることが出来るとする。
瞑想というからにはお寺のお坊さんのように座禅を組み、何時間もじっとしているのを想像していた。
しかし、本書で紹介されているのは誰でもすぐに真似できるトレーニングで、すぐに試してみることが出来る。
仕事の隙間時間にする事も出来るので、頭を切り替えたい時などにも重宝しそうだ。
瞑想により、集中力を上げセルフモチベーションを高める事が出来、さらには人からも好かれるようになる。
本書では、筆者がエンジニアということもあり、宗教を科学的な知見から分析しているのが面白く、説得力があった。TEDでも動画があるのでこちらも見てみようと思う。 -
最近瞑想を始めてみようと思い、やり方を知るために読んだ一冊。この本の良いところは科学的な要素を交え瞑想を解説している点。著者がエンジニア畑の人と言うのは共感が出来た。スピリチュアルなイメージを持っていた瞑想がより身近なものに感じる。
とりあえず瞑想をやってみて自分の注意がいかに散漫になっているかが分かる。目を閉じて呼吸に注意を向け続けることが出来ず、気がつくと別のことに注意が行っている。逆に注意を一つの事に向け続けることが出来れば、仕事の質も上がると言う指摘はなるほどと思った。作中さまざまな瞑想方法が紹介されていたが、まずは基礎である呼吸への注意が出来るようになりたい。 -
海外の本はなんとなく読みにくい…。
マインドフルネスの効果や実践の方法についてまとめてある本だが、禅の手法なので、どうしても言葉では分からないこともあった。実践していく中で、徐々に身につき、ある日突然悟るものなのだろう。 -
よくこの手の、「こういう考え方をすると良いんだよ」「こういうマインドセットを」みたいな本は、「でもそれが出来なくてやり方がわかんなくて困ってるんだよ」というもどかしい思いで読んでいる人も多いと思われる。
この本はそういった人たちへの処方箋、やり方を示した本だと思われる。マインドフルネスの優れた入門書であると同時に、おそらく仏教の「入門の入門」書にもなっているかもしれない。とはいえあくまでマインドフルネスにフォーカスした本なので、意識しなければ仏教の方へ深入りすることもないだろう。
ともかくこの本は神!繰り返し読んで身に付けたい技能がみっちり書いてある。
あ、これは繰り返し読むぞ!という意思表明です。はい。 -
マインドフルネスについての説明や科学的な根拠が非常に分かりやすい所がよかった。他の人にマインドフルネスを紹介する時に役立ちそうだと思った。