私たちの国づくりへ

著者 :
制作 : 駒崎 弘樹(解説) 
  • 英治出版
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本棚登録 : 28
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862762412

感想・レビュー・書評

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  • 西水さんの高い使命感、崇高な課題認識と解決に向けての行動力に脱帽する。

  • 西水美恵子さんは、元世界銀行副総裁。

    一度、講演を聞かせてもらったことがあるが、
    淡々とした語り口の中にすごくエネルギーを感じる
    人生の師である。

    エネルギーのもとになっているのは、
    あまりにもリアルで非情な途上国の現状を
    目の当たりにして奮闘してこられた
    彼女の経験そのものであると思う。
    詳しくは、「国をつくるという仕事」参照。

    毎日新聞に連載されたコラム「時代の風」に
    書かれたコラムであり、とても読みやすかった。

    内容は、
    東日本大震災の復興支援の現場で芽生えるリーダーシップからはじまり
    組織改革、少子高齢化社会や女性雇用促進まで幅広い。

    私がこの本における学びを一言にすると以下。
    組織や社会に感じる問題意識に対して、
    あなた自身が一歩行動することが変革の始まりであり、
    あなたがそこにおけるリーダーであり、
    その行動がリーダーシップなのだよ、ということ。

    まさに悩む時間があるのなら動けと言わんばかりに
    背中を押してもらえる1冊。

    西水さんの名言「動きなはれ」というメッセージは、
    ガンジーの名言「君みずからが世の望む変化になれ("You should be the change that you want to see in the world.")」であり、
    長年応援しているNPOテラルネッサンス、創設者鬼丸昌也さんの
    「私たちは微力であるが、無力ではない」
    に繋がっていると思える。

    最後にフローレンス代表理事の駒崎弘樹さんが以下のように締めくくっている。
    「わが国は2050年には高齢者が人口の4割を占める超高齢化社会を迎える。
     (中略)
     持続可能かどうか、答えはない
     なぜなら、我々が人類で初めて、こうした超高齢社会を迎えるからだ。
     昔であれば欧米に視察に行けば知り得た答え。しかし官僚も政治家も、どうすればいいかの答えは持っていない。この社会に生きる、我々が答えを出すしかない。そう、あなたが、あなたの持ち場でリーダーとなって、1ミリでもこの国をよくさせなければならないのだ。」

    まさに「なんとかしなきゃ」と思っている人すべてに読んでほしい本。

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プロフィール

1975年、米ジョンズ・ホプキンズ大学博士課程終了後、米プリンストン大学助教授(経済学)。80年世界銀行入行、生産性調査局開発リサーチ課開発政策担当スタッフ、産業戦略・政策局上級エコノミストなどを経て97年より南アジア地域担当副総裁。日本人女性として初の世銀副総裁に。南アジア担当として、アフガニスタンやスリランカの復興支援なども手がけた。2003年12月に世銀を退職。

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