なぜこの人はわかってくれないのか―対立を超える会話の技術

  • 英治出版
4.67
  • (4)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 87
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862762542

作品紹介・あらすじ

変えられるのは、自分だけ。
どうしてもうまく話せなかった相手と、グッと話せるようになる。
相手への説得術ではない、自分と向き合う31のエクササイズ。

相手の立場に立って話しているつもりなのに、一向にわかってもらえない……。

それはあなたが会話の「落とし穴」にはまっているからかもしれない。


「正しくありたい」「善いことをしていると感じたい」……
本人も気づかぬ間に抱いているその深層心理が、人を落とし穴に陥らせる。


ビジネスの場ではもちろん、ソーシャルな活動、家族とのコミュニケーションなど、
「なぜこの人はわかってくれないのか」と思っているすべての人へ。


やってしまいがちな発言の類型や、エクササイズ実践者による変化の事例も満載。

エクササイズをやり終える頃には、自分が変わり、会話が変わり、相手との関係性も激変しているはず。





「違いに橋を架ける会話が、人の行動を変える。変革者のための実践マニュアル」

アダム・グラント (『GIVE & TAKE』著者、ペンシルベニア大学ウォートン校教授)


「私たちの目的は勝つことだろうか、学ぶことだろうか。
会話はたがいのつながりを強め、可能性へと導くようなものになっているだろうか、あるいは妨害するものになっているだろうか。
生じるかもしれない未来のために行動しているだろうか、それとも過去のお決まりの思考や行動に縛りつけられているだろうか」

ピーター・センゲ (『学習する組織』著者、マサチューセッツ工科大学上級講師)


「会話はリーダーと変革者にとって、最も重要なレバレッジポイントだ。
著者二人はより良い会話によってより良い世界をつくっていくために、非常に重要な洞察とツールを提供している」

オットー・シャーマー (『U理論』著者、マサチューセッツ工科大学上級講師)


序文(ピーター・センゲ)

まえがき――本書の成り立ち

イントロダクション――本書の使い方

第1章 会話の機能不全――いかにして行き詰まるか

第2章 行き詰まりを抜け出すカギ――オーセンティシティ(あるいはその欠如)

第3章 会話から透けて見える思考――自分の見え方を知る

第4章 行き詰まった会話から得ているもの――エサを特定する

第5章 事実による説得を超えて――真の望みを恐れずに伝える

第6章 会話に命を取り戻す――話し始める

第7章 違いこそが変革を生む――緊張関係を受け入れる

第8章 対立を超えた会話――輪を広げる

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人は自分の鏡というけれど(自分の態度次第で人の態度も変わる)、
    自分の理想の未来に向かっていけるかどうかも、今の自分のあり方次第。
    自分の理想の未来にふさわしい自分でいれるかどうかで、それを助けてくれる周りの仲間も付いてきてくれる。
    自分の理想にオーセンティシティであれ。

  • 物事のはじまりは会話から。生きた会話は事を大きく進めるし、行き詰まった会話はその人や場からも活力を奪い続ける。行き詰まった会話に命を吹き返すために自分やパートナーやチームで自らと向き合うやり方。というより旅。

    会話の表面に出ないよう巧妙に自分のあり方を隠す。それを認識する。自分だけは正しいのに相手が分かってくれない、相手のパーソナリティーとは相入れないなどのエサに満足して、安全圏に居座りつづけ、本当に得たかったことから目を背け続けてる自分を認識する。

    この本を手に取ったことで自分のあり方やこの先の行動を深く認識し、行き詰まりを超える可能性を得ている。しかし、それは相手を変える手段を得たという事ではない。歩み寄れるのは、可能性に気づいた方から。

    落とし穴にハマる、エサに食いついてる、正しさや善を振りかざしている、信念に固執している、安全圏にいる
    など、これから認識できるパターンが増えてよかった。

  • 仕事や家庭を含め様々な場面で遭遇する「自分は正しいのに相手がわかってくれない」という「行き詰まった状況」が起こるメカニズムを丁寧に掘り下げ、その根本原因が実は自分自身にあり、どうすればそれを克服できるのかを示した自己啓発書。

    人間は自分が正しいことをしていると確信している時ほど、いつの間にか真に成し遂げたい目標よりも、自身の価値観に執着して自分を守るようになりがちであり、そのような自分の弱さを認め、自分自身の「あり方」を見直すことによって、相手との価値観の違いや対立を許容し、トレードオフの関係を乗り越えて、単なる妥協ではなく、よりイノベーティブな解を創造することができる。

    今日のようにイデオロギーの対立や貿易紛争などによってますます分裂化が進む世界において、パワーや駆け引きによる交渉術だけで複雑化した問題を解決することは難しい。本書はそのような状況を打破するには「偽りのない本物の会話」こそが有効な手段であり、そのためにまずは自己の内省から始めることが不可欠であると説く。表面的な会話術ではなく、自分を変える覚悟が問われる一冊。

  • レビューはブログにて
    https://ameblo.jp/w92-3/entry-12402497193.html

  • 自身にとってまさに今読むべき本。

    本来自分が目標としていることとは程遠い、
    「自分が正しいこと」に固執する事で、
    会話に行き詰まりが生じていたことを認識できた。

    この本との出会いをきっかけに、
    正しいことや揺るぎなくあることなどのエサに惑わされず、
    自分が求める在り方に向かって、
    オーセンティックな人生を歩みたい。

    保存版。

  • 2018年19冊目。

    会話の目的が、「より良い未来を共に作るため」ではなく、「今この瞬間、目の前の相手に勝つため」になっていないか。
    「望む未来に向かう会話」ではなく、「過去に固執した会話」になっていないか。

    自分が夢中であればあるほど、相手を説得できない会話に行き詰まりを感じる。
    そんなことに思い当たる人には、ヒントになる一冊だと思う。

    この本のキーワードは「オーセンティシティ(本物であること/偽りのないこと)」。
    油断すると、自分が偽りなくありたいと思う対象は、これまで積み重ねてきた「過去の行動・思考」との一貫性になってしまう。
    この「過去との一貫性」こそが、会話における自分のあり方を「相手への説得モード」にしてしまう要因であったりする。
    それよりも、自分が心から望む「未来との一貫性」に焦点をおいてみる。
    「固定化された過去」を伝えるのではなく、「不確定な未来」を共に作る。
    そんな姿勢が行き詰まった会話の打開につながると感じる。

    会話がうまくいかなかった時を思い出して、「何を言えばよかったのか」を振り返るのではなく、「その時自分はどんなあり方だったか」を省みる。
    doよりもbeを重視する、そんな姿勢を磨く31のエクササイズも役に立つはず。

    ※自社本に対する個人的メモです。宣伝の意図はありません。

全6件中 1 - 6件を表示

ジェイソン・ジェイの作品

なぜこの人はわかってくれないのか―対立を超える会話の技術を本棚に登録しているひと

ツイートする
×