場から未来を描き出す――対話を育む「スクライビング」5つの実践

制作 : C・オットー・シャーマー 
  • 英治出版
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本棚登録 : 44
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862762795

作品紹介・あらすじ

言葉で問うのではなく、「描く」ことで、対話を深める―。


発言者の話す内容だけではなく、場のエネルギー、人と人との関係性、一人ひとりの感情をも、描き出すファシリテーションとは。

「言葉になっていない」ものが可視化されることで、人々の内省や当事者意識が促され、新しい洞察やビジョン、未来が生み出されていく。

日本でも注目。U理論深化の一翼を担った著者が説く、新しい場づくりの実践。


【スクライビングとは】

人々が対話している間に、発言者の話の内容や考えを視覚的に表すこと。


●単なる「わかりやすさ」や「美しさ」を超えた、描くことの深い効果を「U理論」や「学習する組織」など、組織開発の理論をベースに解説。

●「在る」「融合する」「捉える」「知る」「描く」という5つの実践モデルで、生成的な場づくりを紐解く。

●カラーページで、著者の実際のスクライビングも多数掲載。

感想・レビュー・書評

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  • スクライビングを実践する上で、抽象度と五感への依存が高い部分を言語化した一冊。実践と理論の行き来の中で繰り返し読んで血肉にしたい。
    U理論の併読がWantか。

    備忘録

    ・スクライビングは本質的には参加型のソーシャルアート
    ・内面と外面に同時に注意を向け、複数の情報を処理する
    ・5つの領域:在る、融合する、捉える、知る、描く
    ・3つの枠組み:ダイアモンド・氷山・プレゼンシング
    ・カンターの4つの行動モデル:動かす、後に続く、反対する、俯瞰する
    ・氷山モデル:出来事、行動パターン、構造、メンタルモデル、ビジョン
    ・プレゼンシング: 出現し明らかになりつつある現実に呼び起こされる行動を今この瞬間にとること
    ・在り方をケアする=殻と実の両方をケアすること。鎧がはがれると中の実が自由になり、単純に在るよういざなわれる。
    ・スケッチに言葉を添える形でのジャーナリングに1年間打ち込む。模倣に学び、統合で進歩し、自らの源に触れることで熟達する。オーセンティックな自己であれ。
    ・壁の前に立った時描かれたがっているものは何かイメージする。イメージできない時は描かない。まずはより深く聴く。
    ・クライアントとは直接話す。組織文化を事前に掴み、自分の価値観と通じるものがある相手としか組まない。どんな仕事も何が目的で何が求められているかを事前に理解してから受ける。現場入りの前に会場環境と配置を知っておく。お互いを尊重できる関係でなければ仕事を受けない。

  • U理論や学習する組織などは、少し触れたことがあるが、なかなか理解しづらい部分がある。
    この本では、そのパーツパーツをスクライビングという技術を通じて、少し理解できるようになった気がする。

    時間をおいて、たまに読むと、
    自分の立ち振る舞いを見直すきっかけになりそう。

  • スクライビングそのものについては経験のなさと感覚的な練度を必要とされているようで理解するのが難しかったが、場や場の流れでいくつかの捉え方や促し方が分かった気がした。対話のスキルとしてまた読んでみよう

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著者プロフィール

アーティストであり、世界的に認められているスクライビングの実践者。Fortune500企業や世界経済フォーラムはじめ、企業や行政、教育機関で、描くことによる場づくりをしてきた。またプレゼンシング・インスティチュートの共同創設者として、グローバルコミュニティに数々の貢献をしてきた。最近では、エデックス〔マサチューセッツ工科大学とハーバード大学によって創立された無料のオンライン講義のプラットフォーム〕でのオンライン講座「Uラボ:出現する未来から学習する」でスクライビングをしている。社会的な理解を促進するためのスクライビングを専門とする会社「デピクト」の共同設立創設者でもある。2016 年には、『Drawn Together through Visual Practice(未邦訳)』と題する視覚化実践者による文集を共同編集している。米国マサチューセッツ州サマービル在住。

「2020年 『場から未来を描き出す』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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