岡田メソッド――自立する選手、自律する組織をつくる16歳までのサッカー指導体系

著者 :
  • 英治出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862762917

作品紹介・あらすじ

サッカー本大賞2020「特別賞&優秀作品」ダブル受賞!

NHK「サンデースポーツ」、TBS「SUPER SOCCER」、スカパー「スカサカライブ」、
読売新聞、日経新聞、朝日新聞、毎日新聞、愛媛新聞、Number、週刊東洋経済、
日刊ゲンダイ、日刊スポーツ、サッカー批評、Yahoo!ニュースほか
テレビ、新聞、雑誌、ウェブ記事で続々紹介!

W杯2回指揮の名将による「サッカーの型」初公開!
岡田武史の経験と知識を一冊に凝縮。

「日本人が世界で勝つための〈プレーモデル〉を作り、16歳までにそれを落とし込んで、
あとは自由にするチームを作ってみたい」――2014年、私はFC今治のオーナーになりました。
そして、自立した選手と自律したチームを作る〈型〉を選手に浸透させる方法論を
〈岡田メソッド〉としてまとめたのです。

これまでは、「状況」での指導ばかりで、選手に対して、
「どんなときに、どうプレーすることがいいのか」をうまく伝えられなかった。
それが、「原則」での指導によって、簡単に意図が伝えられることがわかってきました。
つまりプレーモデルの構築によって、指導者の成長を劇的に早められると思うようになったのです。(本文より)

▼日本サッカー最高の頭脳による秘伝の原則集「岡田メソッド」
W杯初出場監督、W杯ベスト16進出、J1二連覇、J2優勝、アジア最優秀監督、Jリーグ最優秀監督、日本人初の中国Sリーグ監督…
歴代最高実績の著者がFC今治を舞台に4年かけて体系化。これまで謎に包まれていた「岡田メソッド」がついに明らかになる。

▼プレーモデル、戦術、コーチング、ゲーム分析、トレーニング計画、チームマネジメント…指導・育成のあらゆる要素を網羅
FCバルセロナの育成メソッドに衝撃を受けた著者が、二度の挫折を経て日本人に適した原則を独自に体系化。
導入から4年、確かな成果が生まれ始め、国内外のクラブ関係者、コーチが視察に訪れている。

▼150点超の図解、付録用語集、コラム、2色刷で、丁寧にわかりやすく解説
プレーの原則、練習メニュー、トレーニング計画、指導方法を徹底図解。久保建英選手などの実在プレーヤー登場の解説コラム、
100項目超の単語を収録した付録用語集で読者の理解と実践をサポート。

▼目次
1章 岡田メソッドとは
2章 プレーモデルの意義と全体像
3章 共通原則
4章 一般原則
5章 個人とグループの原則
6章 専門原則
7章 ゲーム分析とトレーニング計画
8章 コーチング
9章 チームマネジメント

感想・レビュー・書評

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  • サッカー岡田監督の本は、昔からちょくちょく読んでいます。
    W杯の監督というプレッシャーを潜り抜けてきたきただけあって
    岡田監督の考え・声はリアリティを感じます。

    ※岡田武史監督と考えた「スポーツと感性」
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4532166519#comment

    ※勝負哲学
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4763131680#comment

    (他にも読んでいるけど、レビュー書いていないみたい。。)

    サッカー素人の自分には、レベルが高すぎて、評価不能、笑。
    ですが、サッカーの一つ一つの動きを分解し、
    ここまで言語化する岡田監督は本当にすごいの一言。
    (あとがきを読むと、言語化したのは別の方みたいなのですが。。)

    自分はサッカーの試合を経験したことがないので、
    ここまで言語化されても項目が多すぎて圧倒されるの一言に尽きますが、
    ちゃんとサッカーをやっている人にとっては、
    本能的に理解していることなんでしょうね(多分)。
    ただ、ここまで言語化は出来ていない人がほとんどだと思いますが。

    サッカーの指導者は、この本を読んで、
    選手の身に付ける動きとそれを実現させるための
    練習メニューを考える際には参考になる本だと思います。

    自分にはまだ早すぎた…汗。

    この本に興味を持った人は、
    「アナリシス・アイ」もいいと思います。

    ※アナリシス・アイ
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4098253496#comment

  • 指導者として一からやり直したい。
    そう想わせる名作。
    これが正解なのではなく、ここまで整理し、言語化し、それを共有できて初めて指導者と呼べるのだなと心に刺さりました。

  • ビジネス書を読んでいる感覚。
    サッカーのプレーが体系化されている。その中で体系化の技法として、ビジネスの文法が用いられているので、仕事とも親和性が高いと思う。

    サッカーは非常に複雑性の高いスポーツなので、これまでは言語化が難しかったと思います。そこに対して、だからこそ徹底的に「原理・原則の抽出と、その言語化・用語化」を貫いている。

    そのメリットは以下だと思いました。

    ①プレーの構成要素が分解されているので、エラーやうまくいかなかった時に、何が要因だったかを分析、改善できる(個人としても、組織としても)

    ②組織として、用語が統一化されているのでイメージを共有できる(試合中のコーチングとしても、練習中の強化ポイントの明確化としてとも)


    複雑性が高い時こそ、それを言語化・用語化・点数化することで、組織として結果を出すことにつながる。あとはコーチング・サッカーでは監督、仕事ではマネージャーの力量だと思います(そここそが大変なので、どんな今治では組織マネジメントをしているか気になる)

  • 選手に自由にプレーさせるなら、まず(若年代に)プレーの原則を叩き込まねばならない。その方法論が本書。サッカーは一見選手の裁量度合いが広い競技だけに、型に嵌めると言うと、ネガティブに聞こえがちだが、基盤が固まっていてこそ、創造が可能という順序は一つの真理。言われてみれば、スポーツだけでなく、芸術や学問などでもまったく同じ。本書の中身は、当たり前の説明から、専門的な解説まで、かなり分厚く、指導の現場にいない身としては退屈な面もある。が、こういう事をやってるんだな、と見知るだけでも、以降のサッカー観戦が違ったものになるかも、とは感じた。著者の代表監督歴含む豊富な経験談は含蓄に富む。リーダーの仕事は「決断すること」、あり方は「腹を括ること」。

  • サッカーのメソッドを詳しく記載しており、言葉の定義もしっかりしているため、チームでの共通言語としても使えそうな戦術が多く記載されていた。
    チームや集団運営にも非常に役に立ちそうな1冊
    国を代表する人の凄さを触れる事ができた。

  • WOWOWの放送で解説していた岡田監督がクラシコで感銘を受けていた瞬間に立ち会えたのを今でも覚えています。

  • サーカーの理論だけでなく、コーチングやチーム論としても面白かった。

  • FOOT ×BRAINで注目!
    自立した選手と自律したチームを作る〈型〉を選手に浸透させる方法論を まとめ一冊

  • 表現するにも知識がなくてはできないように、サッカーでも型がまず無いと自由な発想が生まれてこない。なんでも「守破離」でなりたってる。これを読み、サッカーの見方・考え方を養い、また新たな本を読み自分の見方・考え方を更新していければ。

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