本調子II プロは逆境でこそ笑う 成功への糸口が見つかる思考法

  • 総合法令出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862801432

感想・レビュー・書評

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  • 場の雰囲気を良くする「基本」はあくまでも「目の前の人を喜ばすこと」(p42)
    ・笑顔でいること
    ・良い言葉を話すこと
    ・人の話は頷いて聞くこと

    本気で世の中を良くしようと思ってやっていたら、お金は後から湧いてくる。(p49)

    本気ですれば大抵のことができる。本気ですれば何でも面白い。
    本気でしていると誰かが助けてくれる。
    人間を幸福にする為に本気で働いている者は、皆幸せで、皆えらい(p77)

    習慣とは、最高の召使か最悪の主人である。
    ーナサニエル・エモンズ(p104)

    成功者はなぜ夢を実現できたのか?
    それは、まず「夢を持ったことである」
    脳が思いもしないことは、実現しない。(p113)

    僕たちが失敗や、逆境と呼んでいるものは、今までのやり方を変えなければうまくいかないという「サイン」でしかない。(p133)
    逆境というのは、いつの時代でも、新しいことを始めようと思う人にとっては大きなチャンスでしかないのです。(p135)

    逆境とは乗り越えることができなくてもその辛さを味わうことができるだけでも充分学ぶことがある。(p174)

    遅刻を止めようと努力するより、早起きが大好きになるアイデアをいっぱい考えるほうが結果的に遅刻しなくなると思う。
    要するに人や何かを大好きになることには物凄い力があるということ。(p201)

    お金はくだらないよ。一晩で価値が変わってしまうから。お金があったら本を買いなさい。
    頭に入れた知識は誰にも盗られないし、その知識は、必ず新しいことを生み出すから。(p228)

    「苦労」や「つらさ」、を改善することは、すべて新しい仕事の種。
    逆境は自分で作り出してでも体験したほうが良い。(p266)

    よくよく考えたら、僕はあきらめ方を知らなかった。
    なぜなら、小さいころから、偉人の伝記ばかりを読んでいたから。
    伝記には、あきらめ方が書いていなかった。(p276)

    すべての人が、自分の心の中に閉じこめられている、幼児の記憶を呼び覚まし、
    「どーせ無理」という言葉を使うのをやめ、「だったらこうしてみたら」
    と提案し続ければ、必ず社会は変わる。(p285)

    人の感情にからめて伝えることは非常に重要。
    そのためには否定的なことは先に話し、肯定的なことは後に言う。
    そうするとまったく受ける側の印象が違う。(p292)

  • 不安があるから成長する。宇宙は膨張し続けないと時間が止まってしまう。不安定だから成長する。

    誰からも愛されていない独りほど人間を弱くするものはない。

    逆境こそ一歩前へ出ろ。
    弱っているときは、人の話を聞く=経営者も同じ。うまくいっていないときは意見をいいやすい。

    大企業=より安くより多く。公務員=失敗は許されない=前例は許されない。中小=大企業の下請け。
    より安く、より多く、は間違いではないのか。

    正直なら怖いものなし。
    やり切ったら開き直る。

    不安を解消するためにお金が必要と勘違いさせられている=不安を知らなければお金はなくても不安ではない。

    ブッダの集中力、天才エジソンの秘密、幸福の探求、宇宙が味方する経営、奇跡の経営、

  • みなさん明るくて前向きで、なにより自尊心をしっかり持っている点は共通している。

    5人の著者がそれぞれ「成功を呼び込む良書5冊」を紹介しているので、合わせて読んでみたい。

  • 非常に良かった
    ただ語り口が軽すぎる著者もいて
    好みは別れるか、ただ書かれてある事は
    何度も読み返したくなる事ばかりで
    本棚に置いておきたい一冊

  • 数人と著名な方が色々逆境について書いている。
    喜多川さんと植松さんの箇所だけでも読む価値は本当にある。
    素晴らしいです。

  • 逆境を誰かや何かのせいにしない。不安があるから成長する。
    逆境の時だと感じれば感じるほど、楽しむという視点に思考のターゲットを絞る。
    強さと優しさを身に着けた人生のプロは逆境でこそ笑う。
    逆境は今までにない新しいことができるチャンス。
    学ぶという行為は自分の価値を高める行為。

  • 「手紙屋」の著者、喜多川泰氏、
    「NASAより宇宙に近い町工場]の植松努氏の話が読めるので飛びついた。


    【ココメモポイント】
    ・宇宙の膨張と同じように、不安定だから成長する
     P.27
     
    ・「楽する」ことより「楽しむ」ことのほうが効率が良い
     P.31
     
    ・本は「楽するノウハウ」を学ぶために読むものじゃない。
     魂を磨くために、感覚を研ぎ澄まし、自信を持つために読むべきです。
     P.38
     
    ・誰よりもたくさん挑戦を続けるだけ
     P.122
     
    ・今、ここに自分が存在する。
     ゆえに、自分には、この世界対して自分にしかできないことがある。
     P.130
     
    ・あなたが何かを達成したこと自体は、あなたの幸せレベルを変えてくれたりはしません。
     あなたが幸せを感じる力を磨かない限り、それは変わらない
     P.159

    ・これって、何かおかしくないですか?
     物を手に入れられるけど、借金が増えていきます。
     お金とは、自分の人生の時間そのものです。
     自分の人生を、差し押さえられながら、僕らは豊かになっていきます。
     P.237
     
    ・世界は、今だって、そのときと同じく輝いているんですよ?
     P.241
     
    ・うっかりすると、僕らの夢は、不安を解消するために、お金を払うことになってしまいます。
     P.260
     
    ・伝記には、あきらめ方が書いていなかった
     P.276
     
    読みたい本
    ・半ケツとゴミ拾い

    ・発酵道

  • チェック項目9箇所。一芸に秀でるものはすべてに通ず。本は楽するノウハウを学ぶために読むものじゃない、魂を磨くために感覚を研ぎ澄まし、自信をを持つために読むべき。エジソンの言葉、ほとんどすべての人はもうこれ以上アイデアを考えるのは不可能だと言うところまで行き着きそこでやる気をなくしてしまう、いよいよこれからというのに。人は自らの意思でやると決め本気になると辛さも感じず、愚痴や不平不満も言わないものです。誰よりも数多くの成功を手に入れたいならやるべき事は決まってきます、誰よりもたくさん挑戦を続けるだけです。先生とは先に生きる人。学ぶという行為は自分の価値を高める高いです、お金を増やす行為です、学ぶためには時間が必要です、その時間を与えてくれるのが素敵です。自分の人生の時間を自分の能力を高めるために使うのではなく誰かが提供してくれるサービスを買うためだけに費やしてしまうと自分の能力はどんどん低下し購買能力を失ってしまうのです。伝記には諦め方が書いていなかったんです。

  • 『本調子II プロは逆境でこそ笑う(清水克衛/西田文郎/喜多川泰/出路雅明/植松努)』を読みました。

     今週末、この本の出版記念講演会に参加してきます。そうそうたるこの5人の話が1日で聞けるのは本当にありがたいことです。今から楽しみです。

     本書は、個性ある5人の方々がそれぞれに想いを書かれていますが、言われている事は、全くもって共通しています。

     逆境は歓迎すべき事なのですね。苦労は買ってでもしろ!という言葉は有名ですが、買わずともそこそこの逆境はあるので、まずはそれを楽しもうと思わされました。

    ♪「楽する」ことより「楽しむ」ことのほうが効率が良い

    ♪『ありがとう』に触れる瞬間こそが・・・人生最幸の瞬間

    ♪「すべて自分から」という姿勢(心)で積極的に取り組むことが何より大切

    ♪挑戦や努力をせずに自信を保つためには・・・自慢と、あらさがしと、評論

    ♪自分自身が成長し・・・自分の周りにいる人達に良き影響をかもし出せる

     ...と心に響く言葉が色々ありました。その中でも、喜多川さんのこの言葉(下記)が、いつもながら心に刺さりました。

     「子供たちに、大きな夢を持ってそれを実現する生き方をして欲しい。失敗を恐れず挑戦する勇気を持って生きて欲しい。そう心から思ったとき、僕たちがそういう生き方をしなければならないということに気がつきました。」

     ありがとうございます。

    ★★★★★

    以下、本書で共感した箇所です。

    【まえがき・清水克衛】

    ☆page.2

     彼らの共通した考えは、「壁にぶち当たるのが当たり前なんだ」と早く気づいてほしいということなのです。

    ☆page.3

     出会った出来事に対して良いの悪いのって、とやかく言ったり思ったりするのではなく、全力でその出来事につき合ってみるということです。

    【序章・清水克衛】

    ☆page.17

     「一芸に秀でるものはすべてに通ず」ということわざが語ってくれているように、一見仕事や自分の生活には関係ないようなことを一生懸命追求する中に、人生すべてに通じる知識が存在しています。

    ☆page.22

     逆境を誰かや何かのせいにしてしまうクセ。これをやめてみましょう。やめてみるだけで周りの状況が明るいほうに一瞬にして変化します。

    ☆page.24

     何かの出来事でたとえ弱気になっても、肝心なのはすぐにその弱気に気づいて元の自分の心に戻すこと。弱気を認めてなお強気でいることがすごい重要だと思うのです。

    ☆page.31

     大きな視点で考えてみれば、「楽する」ことより「楽しむ」ことのほうが効率が良いことに気がつくんですね。

    【第一章・西田文郎】

    ☆page.69

     私は、人間の努力には二種類あると申し上げてます。一つは苦しみを楽しみながら行う苦楽力の努力です。もう一つは苦しみを苦しいと感じながら嫌々歯を食いしばり行っている努力です。

    ☆page.75

     つらいことや嫌なことをマイナスの感情になってしまうようには受け止めず、マイナスに振られた振り子をプラスのセルフトークでプラス側に振っておくのです。

    ☆page.77

     「本気ですれば大抵のことができる。本気ですれば何でも面白い。本気でしていると誰かが助けてくれる。人間を幸福にする為に本気で働いている者は、皆幸せで、皆えらい」というものです。

    ☆page.79

     もし、今あなたがとてつもなく苦しい環境にいたとしたら、それは本気になるチャンスであるということです。

    【第二章・喜多川泰】

    ☆page.133

     僕たちが失敗や、逆境と呼んでいるものは、今までのやり方を変えなければうまくいかないという「サイン」でしかありません。

    ☆page.141

     慣れ親しんだ習慣を捨てて、新しい習慣を身につける覚悟がある人にとっては、ひとつの時代の終焉は恐れることではなく、むしろたくさんのチャンスにあふれた、歓迎すべきことなのですから。

    ☆page.143

     親や先生をはじめとする新しいことに挑戦しないで生きるようになった周りの大人が評価するのは結果だけで、その子が日々どんな挑戦をしているかということは無視されます。

    ☆page.145

     ある学校のひとりの先生が生徒に言ってしまった失言に、日本全国が過剰反応する世の中は、すべての学校の先生の挑戦する勇気を奪い取ってしまいます。

    ☆page.149

     学校という場所は、そうやって他の人に合わせなければ、自分を受け入れてもらえないような思いに、縛られやすい環境です。

    ☆page.152

     他人の目を気にせず、バンと思い切って飛び出した人から成幸できる。そういう世界に生きているんです。

    ☆page.154

     子供たちに、大きな夢を持ってそれを実現する生き方をして欲しい。失敗を恐れず挑戦する勇気を持って生きて欲しい。そう心から思ったとき、僕たちがそういう生き方をしなければならないということに気がつきました。

    ☆page.158

     十年も経てば、当時問題だと思っていたことはだいたいすべてが解消されているはずです。

    ☆page.161

     成幸とは何かを手に入れたり、達成した状態ではありません。彼らの『ありがとう』に触れる瞬間こそが、僕たちにとって人生最幸の瞬間であり、そういう毎日を送る人生こそが、成幸の人生なのです。

    【第三章・出路雅明】

    ☆page.179

     結局、見栄や世間体にこだわっている間は、プチ逆境すら乗り越えることができないよ!ってことが言いたかったのです。

    ☆page.193

     ある意味、これが究極の答えになるかもしれませんが逆境の真っ只中だからって暗くなっていても何のプラスもないと思うのです。そんなときこそ明るい笑顔でいるから逆境を乗り越えられるのではないかと思います。

    ☆page.195

     子供は自分のやりたいことを何も考えずスグにやってしまいます。おそらく大人のように見栄や世間体に振り回されていないからだと思うのです。

    ☆page.208

     人に対しても、逆境に対しても、何であれ「すべて自分から」という姿勢(心)で積極的に取り組むことが何より大切だってことです。

    ☆page.212

     本当は逆境とは乗り越えるものじゃなく受け入れるものじゃないかと思うのです。

    【第四章・植松努】

    ☆page.239

     自分の人生の時間を、自分の能力を高めるために使うのではなく、誰かが提供してくれるサービスを買うためだけに費やしてしまうと、自分の能力はどんどん低下し、購買能力を失ってしまうのです。

    ☆page.250

     楽をすると、能力がなくなります。なぜなら、他の人がしている経験をしなくて済むからです。挑戦や努力をせずに自信を保つためには、良い方法があります。それは、自慢と、あらさがしと、評論です。他者の努力や挑戦を阻止すれば良いのです。

    ☆page.263

     「仕事とは、雇用契約を結び、言われたことを従順にこなし、給料をもらうこと」しか教えられてない人がたくさんいます。

     「仕事は甘いもんじゃない。嫌なことも我慢して、言うとおりにしていたら良いんだ!」ということを、真顔で子供に教える人たちもいます。

     そういう人たちは、自分の価値を、自給や生涯賃金などで判断してしまいます。そして、給料が安いから、この程度の仕事で良いよなあ、と手を抜いてしまいます。これは大変危険なことです。給料分の仕事しかしていないと、本当に給料分の価値しかない人間になります。

    ☆page.266

     逆境は自分で作り出してでも体験したほうが良いのです。自分がやったら分かるんです。経験値も増えるし、新しい仕事の種も得られるんです。

    ☆page.275

     努力を放棄した人たちは、自信を失い、その自信を補うために、自分の周囲の人の自信を奪い、自信剥奪が連鎖し、それが濃縮されるのが、優しい人たちです。

    ☆page.285

     「自信」は、うぬぼれと言われます。「あこがれ」は、高望みだと言われます。「優しさ」は点数になりません。だから、今の社会では、この3つは無意味です。しかし、この三つこそが、大切なんです。この三つを失ったから、世界は大変なことになっているんです。だったら、回復すれば良いのです。

    【あとがき・清水克衛】

    ☆page.291

     よーく考えてみてくださいね。知っていることと行動して経験して得た智恵とは雲泥の差があるんですね。

    ☆page.294

     誰かのファンクラブではなく、何かのセミナーというのでもなく、自分自身が成長し、人間誰でも元々持っている良き個性を発揮して、自分の周りにいる人達に良き影響をかもし出せる。そんな人が多くなったらこの日本は素敵な国になるんだろうと思っています。

  • 喜多川泰さんのファンなので、読みました。
    喜多川さんのお話はもちろんですが、植松さんのお話がすごく良かった!
    読み返したい本です。
    紹介されている本も気になるなぁ。

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著者プロフィール

書店「読書のすすめ」店長

NPO法人読書普及協会理事長



1961年、東京生まれ。

大学在学中、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読み、突如として商人を志す。大学卒業後、大手コンビニエンスストアの店長を10年間つとめた後、「本をすすめる本屋をやろう」と一大決心し、周りの猛反対を押し切り1994年に会社設立、95年には書店「読書のすすめ」を東京都江戸川区・篠崎にて開業する。

立地の悪さをがんばるバネにし、汗と知恵を出し切って商いを続けた結果、全国からお客さまが押し寄せる大繁盛書店となる。

「読書のすすめ」の売れ筋情報や、本のソムリエとして出演したテレビ番組などからベストセラー本が生まれる現象が続出し、注目を浴びている。



「2008年 『出会いの成幸法則』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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