- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862803320
感想・レビュー・書評
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日本人にはないマインドを特に注視して読みました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コカ・コーラやジョンソン・エンド・ジョンソンなどのグローバル企業の日本法人社長を務めてきた著者が語る、仕事への取り組み、人間関係、コミュニケーションに関する考え方である。書中でも語られているが、毎日1冊の本を買うというほどの読書家だけあって、論語からデール・カーネギー(著者も、デール・カーネギー研修の受講者だという)、ドラッカーなど数多くの書籍からの引用で溢れている。しかし、そのへんの陳腐な自己啓発本と一線を画するのは、これらの引用がどうして自分の心に響いたのかとういことを自らの経験を自らの言葉で語っていることで、説得力をもたせているということである。
内容も前向きで、勇気をやる気を喚起させられる読後感の爽快な本。たまに読み返してみたいと思う。 -
今日の自分は、昨日までの自分の結果である。将来の自分は、今日からの自分の結果である。
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著者はシェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップス等グローバル・エクセレント・カンパニー6社で40数年にわたり社長職を3社、副社長職を1社歴任。現在は、長年の経験と実績をもとに国内外で「リーダー人財」および「グローバル人財」の育成に取り組んでいる。
著書に「経営の教科書 社長が抑えておくべき30の基礎科目」「伝説の外資トップが説く 勝ち残る経営の本質」等多数。
本書は若いビジネスパーソンのために、ビジネスにおけるコミュニケーションスキルという各論よりも「成功するビジネスパーソンになるためにはこれだけは押さえておきたい!」という総論を述べた教科書として執筆されている。
本書の構成は以下の7章から成る。
①ビジネススキルとコミュニケーション
②自分を変え、周りを変えるコミュニケーションのルール
③人間関係を築くコミュニケーションのルール
④人を動かすコミュニケーションのルール
⑤会社におけるコミュニケーションのルール
⑥外国人とのコミュニケーションのルール
⑦説得・交渉のルール
外資系トップとして長年活躍してきた著書。
今までの読書の中で洋書については非常に中身については共感できるものの、表現から極端であったりそのまま実用するには馴染まない表現もあったりと迷うことが多かった。
本書については、その洋書から受け取るような共感できるものの難しいと言った知識だけではなく、日本人としてそしてそれを長年実践されてきた経験とが見事にミックスされ非常に読みやすくかつ理解しやすい内容であった。
内容についてもオーソドックスな点が多くあるものの、かえって長年トップとして活躍されてきた人から出たものであるだけに純粋に大切であるという認識のもと直に受け入れることが出来た。
自分に不足している項目が非常に多いと気づかせてくれた一冊であった。 -
優れた経営者には感性を失わないために、時折本物に触れることにさまざまな努力や工夫をしている。
悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意思によるものである
面白くない。途中で読むのやめる。
第4章まで。 -
まえがきにあるように、読者年齢を20-30代を想定しているため、40代の私には当たり前の内容ばかりだった。書かれている内容を当たり前のこととして実践できていることを確認できて良かったのかも。
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この方の著書は、いつも自分のやる気に火をつけてくれる。
・自分の得意なエリアを2つは持つ
・コミュニケ―ションの際、ポイントを3つに絞る⇒「物事をよく考えている」という印象を与える
・肯定思考で考える。「どうやればできるか」と考える
・上達したければ、マネをする。上手くやっている人のマネをする
・本により知識を深め、見識を高める。人と接して大いに刺激を受け、学んだことを「行動に移す」
・責任転嫁は成長機会の自己否定
・美点凝視。批評癖を直し、悪口屋にならないこと
・しかめっ面を見せない。スマイル作戦
・部下を信じる。ビジョンを示す
・欧米人やインド人、中国人は「ダメモト」で言ってくる
・やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ -
この著者の著書は既に数冊読んでいます。この著者は「伝説の外資系トップ」というキャッチコピーで売り出しているためか、タイトルがなんだか変な感じですが、中身は各章が仕事上のコミュニケーションについて書かれていました。
中でも「コミュニケーションは暇だったり、時間がある時だけ、やるものではない」という指摘や、「コミュニケーションで重要なのは、自分が何を言ったかではなく、相手に何が伝わったかであり、何が伝わったかは繰り返し確認しなければわからない」という指摘です。 -
私はこうして外資系トップとして仕事をしてきたとるタイトルになっていますが、中身は外資系だけに通じる話ではありません。
最初のうちは、30代位の人迄に対してキャリア形成の考え方を書いた内容ですが、中盤以降は明らかにマネジメント層を対象としたないようになっており、サラリーマンであればどの世代にも参考になる事が書かれていると思います。
筆者が最も重視しているのは、「人格形成」でありこれは一生ものの勉強だと断言されています。優れた企業には外資系も国内企業も差がない。逆に言えば国内企業で優れた人材であるなら、外資系企業でも通用すると檄を与えてくれる内容に本に思いました。