サクッと読めてアウトプット力を高める 集中読書術

著者 :
  • 総合法令出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862805775

感想・レビュー・書評

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  • 「読書術」という言葉に弱いのか、この類いの本は100冊以上読んでいる。また、著者の本は7冊読んでいるため、特に目新しい収穫はなかった。
    それでも「読書術」と名の付いた本を手にしてしまうのは、自分の読書(特にアウトプット)に自信がもてないからだろう。

    本書の集中読書術は「飛ばし&くり返し読み」です。
    ネットサーフィンをする感じで本を読む方法なので、読書に抵抗を感じている方におすすめ。ただし、小説には不向きです。

    『「時間があるとき」と思っていたら読書はできない』に共感。

    アウトプットの言及が少なかったのは残念でした。

  • なんとなく、読書に高いハードルを感じている人向け?みたいな感じが強く、個人的な学びは少なかったかも。

  • 読書に関する本3冊目。

    最近よく耳にする「ウィルパワー」「マインドフルネス」など意識の解説を踏まえ、読み方を体型的に説明してくれる本でした。
    0→1で考える力を育むというよりは、読み終える、読んで自分に落とし込む、という所謂インプット(本中ではアウトプットについても書かれていましたが)にフォーカスされていました。

    飛ばし読みを推奨されるので、「覚えなくちゃ」という考えを改めることができました。また、本の物理的な使い方に関しても、学びがありました。

    他の本との共通点
    ・目次、まえがき、あとがきが重要
    ・本に書き込む、使い倒す
    ・アウトプットが大切

    以下、やることリスト
    ・ハードカバーを捨てる
    ・全体と部分の往復、俯瞰を意識する
    ・目次から内容を予測、好奇心を意識する

  • 【まとめ】
    [飛ばし&繰り返し読み が精読]
    →目次を何度も戻って読む
    →まえがき、あとがきをざっくり読む

    [ウィルパワー]
    →意志力(ドラクエでいうMP)の節約をする

    [ワーキングメモリ]
    →脳のメモリ→注意力のこと

    [驚愕]
    本のカバーを外し、表紙を破り捨てる
    →本を物理的に読みやすくする
    →本への敷居を下げる。本とちゃんと向き合う。付き合う。

  • スマホを見ている時は煩い場所、短い時間でも集中出来るのに、何故本はそうは行かないのか‥
    それは、読み方に差があるから。
    スマホでニュースやブログを読む時は、興味があるものをかいつまんで読んで次へ、次へと。
    本は、頭から順番に、辛抱強く読んでいるため集中出来ない。
    本も目次を見て、気になるのところから読んでは目次に戻り、というように目次をメニュー画面として使用すれば集中力が続くのではないか?
    というアプローチをとっている本。
    本書の中では意志の力にも言及し、集中力が続き記憶に残る読み方をハウツーを紹介している。

  • 繰り返し読む、繰り返し読む、繰り返し読む
    構造から芋づる式にわかる。

    わからないはエネルギーになる
    知らないから知りたい。
    知らないを知り、問を立てる勇気を!

    読む、理解すると言うよりも構造の美しさを感じている。
    共鳴している感じ。
    美しさに共鳴している。

    ネガフィルムを見ているようで、現像された写真が見えている気がする。

    -----

    繰り返し読みながら、わらかないからこそ興味があって楽しいなんて、そんな考え方自体が私が今まで常識みたいに考えていたこととは正反対にありました。

    何かしら勉強でも、時間がないから限られた時間で、少ない試行回数で習得できるのが良いと信じていました。

    だらだらと繰り返さず、きっちり手短に終わらせるのが良いと信じていました。

    仕事は終わらせるもので、繰り返し楽しもうとするものではない。
    そう信じていました。

    なぜ?
    親も、友達もそうしているから。
    そこで思考停止していた。

  • 本書は、これまで高速大量回転法等の学習法・速読法等の著作のある宇都出雅巳氏が書いた読書術に関する本です。

    内容としては、これまでの著作と同じで、
    ・読み飛ばしつつざっくり読む
    ・ざっくり読むを繰り返す
    ということですが、これまでの著作では薄かった実践方法についての記載などがあり、非常に参考になる本でした。

  • はじめからゆっくり本を読んでいると半分弱くらいで息切れしてしまい、そのまま積読行きしてしまう理由がわかった。
    今まで、積読が増えることを自分の努力不足だと思っていたが、この本でワーキングフローの考え方を知り、どこかサイドブレーキを引きながら読書を進めていることに気づいた。

    人との会話のときには、会話中に相手の言葉を一つ一つ確認しないし、細かいところはとらわれず、一旦全部聴く。わからないところは、話が終わってから聞くのが普通である。

    読書も同様に、ざっくりでも良いので、一旦読み切ってしまい、全体像を掴む。
    その後、分からなかった箇所や興味が沸いた部分を再度読み直し、詳細を詰めていくイメージで読書を進めることが大切。

    また、もう一つ大切なことは、相手である本に意識を向けることである。
    読書前に親指を本に向け、物理的に気持ちの方向を意識する。
    こうすることにより、本の内容に集中し、相手と対話してる感じが味わえる。

    とりあえず前から字面だけ読んでいても、本の内容はほとんど残っていない。
    時間をかけて、報われない努力をしても仕方がない。
    効果的な読書を行うには、ワーキングメモリーという考え方が必要であり、ただただ無理しても学習効果はない。

    大枠を捕らえて、徐々に細分化しながら本を理解していくことにより、ワーキングメモリーに負荷をかけることなく、情報を記憶、理解できる。
    人は階層的に情報をカテゴリ分けして、整理しないと理解できない。

    この方法の良いところは、ガンバらないところ。  ガンバらないことにより、好奇心が湧き、無理せず本を読み進められるところである。

  • 本の読み方についての思い込みをいくつも剥いでくれる本。読書のハードルを下げてくれたことに感謝。すっかり本を読めなくなったなぁと思ってたけど、これからたくさん読めそう!
    数年前の研修で課題図書たくさん読まされた時があったけど、その前にこの本に出会いたかった。

  • 書物を通して学び取るためのテクニックが、著書を重ねる度に洗練されていくのがわかる。カバーを外し、ハードカバーは切り落とし、参考書なら章ごとにバラして手に取りやすくする、などなど、本を無駄に大事に扱ってきたことが学び取ることとかけ離れていたことに気づかされる。精読幻想についても触れられ、著者の説く高速大量回転法を実践してみるとヒトの脳の性質に寄り添ったものだということがよくわかる。おススメの一冊。

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著者プロフィール

宇都出雅巳(うつで・まさみ)

速読×記憶術の専門家。トレスペクト教育研究所代表。

1967年生まれ。東京大学経済学部卒。出版社、コンサルティング会社勤務後、ニューヨーク大学に留学(MBA)。外資系銀行を経て、2002年に独立し、トレスペクト経営教育研究所(現・トレスペクト教育研究所)を設立。35年以上にわたり、記憶術と速読を実践研究し、脳科学や心理学、認知科学の知見も積極的に取り入れた独自の勉強法を確立。その勉強法を使って自らも資格試験に継続してチャレンジしている。TOEIC990点を獲得したほか、難関とされるCFP試験に一発合格。2021年には公認会計士試験にも合格した。そのほか、受験生・ビジネスマン向けの講座・個別指導、企業研修や予備校講師の指導も行う。NHK・Eテレなどメディア出演も多数。現在は監査法人に勤務。

「2022年 『2倍速で読めて、忘れない 速読日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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