ヘンな科学 “イグノーベル賞" 研究40講

著者 :
  • 総合法令出版
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862807793

作品紹介・あらすじ

笑える科学 “イグノーベル賞” から、40の受賞研究を紹介!
「なぜバナナの皮を踏むと滑るのか?」
「バッタはスターウォーズを観ると興奮する」
「人間をやめてヤギになったデザイナー」etc……
人々を笑わせた研究を称える「イグノーベル賞」。その研究内容のユニークさから、毎年行われる授賞式は科学に馴染みのない人からも注目を集めます。
本書では、そんなイグノーベル賞の受賞研究から最新の「笑える」科学ネタを厳選。ときには自らを実験台にし、ときには何十年も同じ研究を続け、私たちに身近な疑問をとことん追求します。
本家のノーベル賞とは一味違った、肩の力を抜いて楽しめる科学をお楽しみください!

感想・レビュー・書評

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  • イグノーベル賞というのは 知っていましたが
    ニュースで出ていたものくらいしか記憶にありませんが
    面白い研究がこんなにもあったのですね。

    目次を見るだけでも 笑えますが
    その中で 私の中でヒットしたものをいくつか選びました。

    ジェットコースターで尿路結石が通る。
    とは言っても普通のでは なく ビッグサンダーマウンテンじゃないと効き目がないそうです。

    いびきを改善する楽器。
    オーストラリアのディジュリドゥを吹くと改善するそうです。

    わさびを使った火災報知器。
    聴覚障害の方々への研究。

    ニシンはおならで会話する。
    魚のコミュニケーションツールの一つだそうです。

    名前を付けられた牛は牛乳をたくさん出す。
    愛情を受けた牛と受けてない牛の乳量の差が出た。

    これだけでも面白いですよね。
    楽しい内容でした。

  • イグ・ノーベル賞のニュースを見て、ふと目について手に取った本
    面白かったです!こんなことを考える人がいるんだ!と思うと同時に今は笑ってしまう、笑われる研究でも実際に役立つことも多くあることを知りました
    タイトルはヘンな科学だけど、ちっとも変じゃないとも思えます
    もう少し、このイグ・ノーベル賞が知れわたりますように

  • イグノーベル賞についてまとめられた本。
    文系で理数系の研究とかちょっとよくわかんないです、という人でもわかりやすく楽しみながら読めるライトな内容。
    しかしながら、一見くだらないと思えるようなイグノーベル賞受賞の研究の数々が、なぜ生み出され、そしてどのようにして活かされているのかも知ることができる。

  • インタビューが貴重で良かったです

  • まぁ面白く読めたが、まだユーモアが足りない

  • 【蔵書検索詳細へのリンク】*所在・請求記号はこちらから確認できます
     https://opac.hama-med.ac.jp/opac/volume/481145

  • サクッと読みやすい
    この手の変わった研究を集めている本が好きなため、知らなかった!となるものは少なかったけど、代わりにその研究イグノーベル賞取っていたんだ!?という発見があって面白かった。

  • イグノーベル賞に関する思い込み、偏見が払拭された。40の研究について分かりやすく要約しており、新たな視点をいくつも得た。例えば、花粉症等のアレルギーについてキスが効果的であること、ニシンがオナラで会話すること、名前をつけられ愛された牛はそうでない牛より牛乳を沢山だすこと、個体と液体の分水嶺(デボラ数=緩和時間/観察時間)について学んだ。

  • 楽しい!
    ヘンだけど、目の付けどころというか
    独創性は高いものばかり。
    それが大きな研究や
    他の分野での活用へとつながることも。
    たとえば、わさびを使った火災報知器が
    聴覚障害者に役立つものになったり。

    私好みの研究は
    「キツツキは頭痛にならないのか」とか
    「発掘現場で見つかる動物の骨は
    人間の食事のあとか」といったもの。
    後者の研究なんて
    自分で本当に丸呑みしてみるんだもの!
    すごい研究者魂だ!

  • イグノーベル賞は、「まず人々を笑わせ、その後考えさ
    せる研究」に与えられる賞。毎年10点選出される中、日本
    は2007年以来16年連続で受賞している常連国です。一
    見「ヘン」でも、どれも身近な疑問を真剣に追究した結果。
    著者は、こうした研究の数々をユーモアを交えてわかりや
    すく説明しています。中には、研究のプロたちが面白半分
    で始めた自由研究から大発見につながった例も。仮説と
    検証を重ねる姿勢は、自由研究の際の参考にもなります。

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著者プロフィール

五十嵐杏南(いからし あんな)
1991 年愛知県生まれ。日英両言語で物を書くサイエンスライター。時々サラリーマン、時々デジタルノマド。カナダのトロント大学で進化生態学・心理学を専攻(学士)。休学中に半年間在籍した沖縄科学技術大学院大学で執筆活動をはじめる。
同大学卒業後、イギリスのインペリアルカレッジロンドンに進学。科学の専門家と非専門家をつなぐことを目的とした学問「サイエンスコミュニケーション」の修士号を取得。同カレッジ在学中に、NHK CosmomediaEurope やBBC でリサーチャーを務める。日本帰国後は京都大学の広報官を務め、2016年11 月からフリーに。
2019 年9 月、一般社団法人知識流動システム研究所フェロー就任。現在は、科学誌やオンラインメディアを中心に記事を執筆している。
著書に『ヘンな科学 “イグノーベル賞" 研究40講』がある。

「2022年 『生き物たちよ、なんでそうなった!?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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