歴史を冒険するために―歴史と歴史学をめぐる講義

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  • 関西学院大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862830340

作品紹介・あらすじ

歴史とは何か?歴史を学ぶことの意味は?歴史家はどんな仕事をするのか?歴史の世界を冒険しよう。

感想・レビュー・書評

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  • 歴史を学ぶことを「冒険」に喩えて、「歴史とは何か」「歴史学は役に立つのか」といった歴史学を学ぶ上での根源的な問題を考察し、「冒険」の羅針盤となることを意図した本。講義形式で書かれており、読みやすい。歴史を学ぶ出発点は過去の人間や出来事への共感プラス現代からの問いかけであるといったことなど、本書で示される歴史や歴史学についての考え方は、歴史学を学んでいた者として概ね納得できるものだった。ただ、歴史学の有用性や歴史学と科学とのかかわりの議論については、個人的にもやもやが残った。また、本書の議論全体を通して、筆者の迷いのようなものも感じられ、読んだ後にあまり議論としてすっきりしない印象も持った。各章ごとのコラムで毎回本文の内容について現役高校教師であるコメンテーターの意見を載せるという試みは面白いと思った。

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著者プロフィール

中谷功治
関西学院大学文学部教授、博士(文学)。
1960年、大阪市生まれ。
1989年、大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、大阪大学文学部助手、愛媛大学教育学部助教授を経て、2002年より現職。
主な業績として、『歴史を冒険するために歴史と歴史学をめぐる講義』関西学院大学出版会、2008 年、Kazuo Asano (ed.), The Island of St. Nicholas : excavation and survey of the Gemiler Island Area, Lycia, Turkey, Osaka University Press, 2010(共著)、井上浩一・根津由喜夫編『ビザンツ交流と共生の千年帝国』昭和堂、2013 年(共著)、ジュディス・ヘリン著(井上浩一監訳)『ビザンツ驚くべき中世帝国』白水社、2010年(共訳)。

「2016年 『テマ反乱とビザンツ帝国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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