マンガは動く―読者の想像力が今、マンガを動かしていく!

著者 :
  • 泉書房
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862870193

感想・レビュー・書評

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  • 多分に衒学的という印象…というか、要するにものすごく難しい。なにもそんな難しい書き方しなくても…という気持になってくる。それとも、そう思ってしまうのは、マンガに対して僕は「簡単なもの」「簡単に説明できるもの」という印象を持っているからなのだろうか。

    ただ第三章の西岡兄妹の分析(とはいっても僕はこの漫画家…というかユニットのことを知らなかったのだけど)のところで、はっとする文章があった。本筋とは関係ないのだが(というかこの本は本筋がきわめてわかりにくくて、脱線と作品の内容紹介を「文章で」試みる部分がすごく多いのだが)、次のような文章である。

    「ベンヤミンは断片に注目した。そのベンヤミンにはもともと想像力に連続性が欠けているところがある。詩的な跳躍を駆使しつづけ、それによって未来予見力が保証されている。だから60年代末期の評価定着以降、哲学にたえずその思考法が導入されることになった。それはヘーゲル型の弁証法に疑念がつきまといはじめる時期とクロスしていた」(p81)

    ベンヤミンを読まなきゃやばそうだ、という気になる文章でした。

  • 阿部先生の授業とってるので先生から直接買った! サイン入れてくれた! 宛名入り! ラッキー!

    浅野いにおの『虹ヶ原ホログラフ』の解説が載っていてすごく助かった。わたしだけじゃとても理解できなかった…

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プロフィール

1958年東京生まれ、現在札幌市在住。
評論家。北海道大学文学部准教授、映画・サブカルチャー研究、詩歌論。
詩集に『昨日知った、あらゆる声で』(書肆山田)、『頬杖のつきかた』(思潮社)、『石のくずれ』(ミッドナイト・プレス)など。
詩論集に『換喩詩学』、『詩と減喩』(以上思潮社)。

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