- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862900395
感想・レビュー・書評
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英語圏のアカデミアを目指す人が知っておきたいトピックスと英単語がまとまった「速読英単語」の流れを汲む良書。
マルクシズムからメディア論まで幅広い内容をできるだけフラットな立場で解説している点に好感を持てる。良質な英文を対訳つきでしっかり読みつつ語彙力を増やしたい人にはおすすめ。
初版が2009年とあって表現論・メディア論などは古臭さを感じる。需要が足りないせいだと思うが、いまだに初版から改訂されていない点が残念。
訳本ではないので仕方ないが、一部不自然な訳があるので注意。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文脈の中で重要語彙を覚えるというのが近頃のボキャビル本の流行りのようですが、類書と比べ、英文の出典がはっきりしていることが、本書の特長のようです。
しかも、ネイティヴの高校生や大学教養レベル(と思われる)文章が数多く取り上げられていることは、本書の美点といってもいいかもしれません。
というのも、重要語彙を拾いやすいという理由からすれば新聞や雑誌の記事を題材にしてもよさそうなものですが、新聞や雑誌の記事は、初見では背景事情が分からずテーマ捉えにくいほか、いわゆる高級紙(誌)では文体がトリッキーで読みにくかったり、挿入句の頻出で音声で聞いた時に分かりにくかったりすることがよくありますが(少なくとも僕にとって)、本書に多く取り上げられている初学者・一般向けの概説書は、テーマも構成も明確なため文意の把握に集中できる上、音声として聞いても比較的ストレートに伝わってくるのです。
もちろん、ボキャビル本としてみれば、重要語彙を詰め込んだオリジナルの文章を集めたものの方が網羅性の面では優れていますが、それならば本書とそれらのボキャビル本を併用すれば済むだけの話です。
本書は、いい年をした大人が英語やり直しをするにあたり、読むに耐えるだけのクオリティの英文をじっくり読み聞きしながら、ついでにボキャビルもしてしまおうという用途に好適です。
そして、そのような目的で本書を手にとった僕には、うってつけでした。
本文の出来は最高。付属CDの品質が最悪。取り込んでいてPCが壊れるかと思った。マイナス1で星4つです。 -
TOEFL、英検一級用に購入。
各分野の背景知識に解説がある事、それぞれのパッセージがある程度まとまった量で重宝する。
上級、自然科学編も購入したい。 -
全訳試験対策用。
人文・社会科学に絞って英文が選ばれているため、
普通に興味を惹いて飽きずにやれた。
英文の長さもちょうど良い。 -
社会科学の基礎的な知識を仕入れつつ
英語を勉強できます。面白いです。
オススメ!