東海道品川宿―岩本素白随筆集 (ウェッジ文庫)

著者 : 岩本素白
制作 : 来嶋 靖生 
  • ウェッジ (2007年12月1日発売)
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863100138

東海道品川宿―岩本素白随筆集 (ウェッジ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 前半がとてもおもしろかった。

  • 著者が子供の頃に住んでいた明治中期の品川宿の思い出。うーん品川心中や幕末太陽傳の雰囲気残っているような。土蔵相模や島崎楼なんかの寮で勉強する子供たち。時代を感じる。
    描写力が素晴らしすぎて目の前に明治の情景が浮かんでくるような。

    ※以下新選組好きの戯言
    つらつら読んでいて衝撃の一文。
    「亡父が江戸を脱し函館五稜郭に官軍を迎えて戦ったのは、歳まだ十八九の頃であった。」
    な、何だってー!?もしかしたら…土方さんの(遠い)部下だったりするかも…!?
    と思ったけど維新後は海軍に士官したようなので蝦夷でも海軍だった可能性大かな。いやでもビックリした。この時代の本でたまに戊辰で戦ったって記述は読むことがあっても、蝦夷まで行ってるのは中々ないもんなー。そのお父さんは蝦夷で「うど」を大量に味噌に漬け込んで食べていたという思い出を語っていたようで。食糧厳しかったのか。え、でもそれ陣中だって。やっぱり陸軍?
    しかし四国・丸亀藩の江戸藩邸詰めだった人が何故に五稜郭まで。気になりすぎる。

    品川では、すぐ刀振り回したり風呂敷に生首包んで持ってきたりした維新志士の話が残っていたりしたそうだ。妓楼で働いていた人の口から伝わって。有名人らしいが誰だろう。でも勝者になって歴史上は立派に仕立てあげても、よろしくない行動していたら結構人口に膾炙して残っちゃうって好例かもね。そんな風に乱暴だから西国九州の武士が人気なくて、人気なのは会津なんかの東北侍だったそうな。京と全然違うのが面白い。評判はホーム地との距離に反比例するのか?

    あー、こういう思いがけない事知れたりするから明治物は面白い。

  • 素晴らしい表現力。

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