社会を変える驚きの数学 (ウェッジ選書 32 地球学シリーズ)

制作 : 合原 一幸 
  • ウェッジ
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863100251

感想・レビュー・書評

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  • 身近なところで役に立っている数学なんてものを再確認いたしました。
    「前立腺癌の間欠的内分泌療法」なんてのは、とても面白い内容でした。
    これからもますます我々の知らないところで活躍する分野でしょうね。
    付箋は8枚付きました。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:410.4//A24

  • むずかしい

  • 「数学」というと、世間一般の人は「世間から遊離した学問」「何の役に立つかわからない学問」といったイメージを抱きがちだが、この本はそうしたステレオタイプを打ち破るべく、現代社会を支える数理工学の最前線を紹介している。いまや数学は情報工学、電子工学、化学、物理学、経済学、心理学、脳科学、医学、生物学、統計学などあらゆる分野のソリューションを提供する学問となっており、応用成果も華々しいものばかりだ。著者は東大生産技術研究所の教授で、数理工学の第一人者。最近では、インフルエンザの感染プロセスを数理モデルで解析した研究で有名になり、日経新聞でもとりあげられていた。

    本書は3部構成となっており、第1章では実際の数理工学の具体的な応用例が紹介されている。数理モデル化することで生物学的現象(認知、脳の電気信号生成プロセス、がん発生と投薬の関係性など)の解明を目指す研究、インターネットの安全性を保障する暗号方式への数論の応用(公開鍵暗号の方式であるRSAは、桁数の大きい合成数の素因数分解が困難であることを安全性の根拠としている、ただし、将来量子コンピューターが実用化されて計算速度が飛躍的に向上すれば、この安全性は崩れる)、極微の世界での分子の振る舞いを研究する際に応用可能なランダムウォーク理論、の3つが紹介されている。どれも非常に興味深く、かつ高等数学の知識がなくても理解できるよう、平易に説明されている。

    第2章では、日本を代表する3人の数学者が、それぞれ21世紀の数学像をエッセイ風に語っており、コーヒーブレイクとして愉しめる。

    第3章では、この本の著者合原氏の研究室で、数理工学を専攻している学生たち一人ひとりの研究テーマがカタログ的に紹介されている。テーマは多種多様で、「カオス理論」「経済データ」といった重厚なテーマから、「腹話術」「フルートの効率的な運指法」といった毛色の変わったものまで計11タイトルあるが、実際に読んでみると、いずれも高度な数理解析が必要な研究であることがわかる。中でも特に面白いのは最初の「人間関係の数理」で、結論だけ言うと人間のグループは、シミュレーションしてみると初期状態がどうあれ、長期的には「全員が仲良し」か「一人以外の全員が結託して残りの一人を排除する」という関係で安定するという。これは、集団内にいじめが発生するプロセスを端的に表しているのではないだろうか。示唆に富む研究成果である。

    このよくできた啓蒙書を読めば、冒頭に掲げられている「数学はどれだけ世の中の役立っているのですか?」という問いに対する答えがわかる。思索への刺激にもなる一冊。

  • 高校生のころから常々感じていた「数学は世の中で役に立つのか」に答える本。
    たとえば、数理モデルを用いた数学的分析。数理モデルとは、実現象を単純化し、数式を用いて表したものをいう。これを解析した結果を現実にフェードバックし、現実を理解し、制御し、予測しようという試みである。実際、この数理モデルは、がんの治療や脳、神経の働きの解明などの実現の一助となっている。
    ちょっと面白いと思ったのは、ギャンブラーの破産モデル。
    自分の所持金をk円、胴元の所持金をN-k円とする。N円を無限大とすると、仮に自分の勝率と胴元の勝率が等しいとしても、胴元の所持金は無限大なのだから、いずれ自分が破産するというもの。とんでもない金持ちと賭けをすると必ず負ける。胴元が儲かるようになっていることが端的に示されている。
    数理モデルではなく、純粋数学も世の中に貢献している。たとえば、高度に情報化した現代において重要な課題たる情報の暗号化。これには、整数論という分野の研究が大いに貢献している。
    本書により、数学が世の中でどれだけ役に立っているか、その一端を見ることが出来た。しかし、高校生のころこれを読んでも、数学に対する熱意が生まれたかは分からない。私は、それくらい数学が苦手でした。

  • 社会を変えた(もしくは今後変えるであろう)数学について、複数の著者が自身の分野について語る本。
    「驚きの」とあるけれどもちろん奇をてらうように書いてあるわけではなく、あくまでわかりやすさを主眼に置いた文章でよいのではと思った。
    少なくともウェーブレット変換にかんしてはこの本で何となくわかった気がする。その成り立ちから理論式で説明された他の書籍や文章に比べて、うまく概要とその応用のされ方をさらっと解説している。分野は違えど、こんな説明ができる人になりたいと思った。

  • 社会を変える驚きの数学 大半がよく分からない。ミルカさんなら分かるのだろうか? http://is.gd/2bvpK

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