強い組織をつくる 上田昭夫のプライド

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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863101555

作品紹介・あらすじ

慶應義塾大学ラグビー部を二度優勝に導いた名将。少年院や女子ラグビーでの熱い指導。秩父の宮FM放送で見せた、ラグビーファン以外をも虜にする名解説。いつも前だけを見て走り続けた、上田昭夫の誇り高きラグビー人生。

感想・レビュー・書評

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  • 「俺はもうグランドに立つことはないだろう。ここまで病気が進んでしまったら、「元監督」という肩書で自分を飾ることもない一人の人間として、何を言ってもいいんじゃないのかな、どう思う?いいよな。
     同志社との決勝だが、勝たせることが出来なかったのは俺の責任だ。それは間違いなく俺にある。ラグビーのレフリーのずあっじは絶対だ。それを今さら、あの試合は勝っていたなどと言うつもりはない。
     けれど、松永は決勝の、あの最後のワンチャンスにスローフォワードをする人間ではない。絶対に放らないよ。悔やまれるのは、試合に勝てなかったことじゃない。あのスローフォワードで慶應は負けたと人の記憶に残ってしまったことだそれを松永はあの日から、これからもずっと、あのスローフォワードを背負っていかなければならない。それが悔しいんだ。俺がこうして話したことは残してほしい。」

    「上田昭夫のプライド」

    慶應ラグビー部に二度の戴冠を与えた名監督の言葉だった。僕の一番記憶に残る試合はと言われたら平尾・大八木率いる3連覇を目指した同志社とどん底から這い上がってきた慶應の大学選手権決勝でしょう。

    https://www.youtube.com/watch?v=3qW-bjqgd7k

    正直疑った。でも、ほんのわずかでしたが疑ってしまった。あの局面で笛を吹くというのはよほど確信がないと吹くことはできない。上田さんの気持ちもわかる。同じ時代を見てきた人間からしたら本当に熱い人だと思う。まさに監督は闘将だったような気がする。

    いい作品を読んでいるとこの54ページから涙を流しながら読んでいたのですが筆者の活動を書き始めたあたりから雲行きが…大阪の体罰問題に走ったんですよね。あのバスケ部の!

    正直、どうしてと思う。先ほどのレフリーの話に戻るが、僕の現役時代に一度でいいから笛を吹いてもらいたいレフリーは斎藤さんだった。でも、大舞台が斎藤さんの場で東京の予選辺りではまず無理だし、絶対に吹けない理由もあった。それは僕と筆者の母校の先輩であるからだ。あれを書けたなら大阪に飛ぶのではなく、自分の母校を書けよと本当に思った。読んだ瞬間に涙が消えしがらみにまとわりつかれ口先で生きている人間なのか、この作品自体がフェイクのようにも感じてしまった。

    僕は冬場は朝起きると20分の合掌。痛めた首からくる手の痺れをほぐすためだ。僕は学生時代には体罰を喰らっていないので、正直大阪の事件は甘さを感じるところもあった。僕の場合は暴行だからだ。首を痛めた際も「早く立て!」と蹴られ、翌日病院に行くと即入院の騒ぎ。ラグビーやサッカーで使われるコーナーフラッグで顔も含む体中を殴られ蚯蚓腫れで風呂にも入れない。グラウンドのはじからはじまでグーパンチでフルボッコ。

    合宿中の親が見に来てる前でもやはりフルボッコで他所の親がグラウンドに飛び込んで止める有様。体罰じゃないんですよ暴行なんですよ。でも、この作者は他所のネタを書いて身内は出さない。ドキュメンタリー作家ではないでしょ単なる作り話の小説家?と思ってしまう。

    人が死んだから?俺は必死に生きたんだよ!と言ってやりたいわ

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