今度こそ読み通せる名著 アランの「幸福論」

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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863101715

感想・レビュー・書評

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  • さっと読み終えることができた。
    各項目の題目が大切。

    自分の気持ちを常に前向きに

    普通に言われていることがやはり大切。

    想像力とはなんてすごいんだ。
    君は戦いもしないうちに負けて逃げている。自分の手の届かないところまで考えてはいけないよ。現実の途方もない重みと人間のひどさを考えたら何もできなくなってしまう。だからまず行動起こすことが必要なんだ。それから自分のすべきことを考えないといけないんだよ。

    外国人は漢字が良いけれど、それは礼儀正しい言い方しか覚えてないし、棘のあることも言えないから、それで外国ぐらしが気に入ってる人もいる。外国では意地悪になる機械なんてちっともないし、そうすると自分自身にも満足していられるんだ。


    受け身になってやらされるのではなく、自らにしてやること、それこそが喜びの本質です


  • フランス人の哲学者、アランが幸福について書いたエッセイ集。

    全文あるのではなく、著者によって46編がピックアップされている。
    岩波文庫の全文入りに比べれば、ちょっと残念だがその分文字も大きく、訳も平易なため読みやすい。

    とはいえ、内容は岩波文庫のものと同じなので割愛。

    最後の最後に幸福になる事は義務である。

    とい言い切って終わるのが良かった。

  • 恐怖は、どんな時も有害でしかありません 良い医者とは、「具合はいかがですか?」と型通りの質問をして、答えは聞きもしない医者なのです 人は皆、自らが求めるものを手にする 遠くを見る ー 目の緊張がほぐれると、思考は羽ばたき、健康になる 過去も未来も私たちを苦しめることができない。なぜなら過去はもう存在しないし、未来はまだ存在しないからである

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著者プロフィール

1868-1951。本名Emile Auguste Chartier。ノルマンディーに生れ、ミシュレのリセ時代に哲学者J・ラニョーの講義を通して、スピノザ、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル等を学ぶ。エコール・ノルマル卒業後、ルーアン、アンリ4世校などのリセで65歳まで教育に携る。ルーアン時代に「ラ・デペーシュ・ド・ルーアン」紙に「日曜日のプロポ」を書きはじめたのが、彼のプロポ(語録)形式の初めである。アランの人と著書については、アンドレ・モーロワの『アラン』(佐貫健訳、みすず書房、1964)に詳しい。邦訳されたものとして、『定義集』(森有正訳、1988)、『デカルト』(桑原武夫・野田又夫訳、1971)『プロポ』1・2(山崎庸一郎訳、2000、2003)『アラン 芸術について』(山崎庸一郎編訳、2004)『小さな哲学史』(橋本由美子訳、2008、いずれもみすず書房)などがある。

「2019年 『定義集 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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