図解 葉隠―勤め人としての心意気

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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863101739

作品紹介・あらすじ

力が発揮できない、評価が気になる、やる気を失ってしまった…どんな状況でも自分を見失うな!「今」に集中すれば、結果は必ずついてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 武士もサラリーマンも同じとは。。。

  • ★2017年4月2日読了『図解 葉隠』齋藤孝著 評価B

    葉隠は、江戸中期1716年頃に書かれた肥前佐賀鍋島藩士の山本常朝が述べたことを書物にしたもの。
    一番有名はフレーズは、「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」

    肥前鍋島藩といえば、この本を読んでいるまさにこの地、武雄も領地でした。地元ですから、葉隠の書籍が禁帯出も含めれば、20冊以上も蔵書があり、今まで気がつかなかった自らの迂闊さを反省しています。

    今、一二を争う人気執筆家の教育学者の齋藤孝氏の著作です。少々軽いのりは気になるところもあります。が、まあその超訳の現代性は目をつむっても、原典の素晴らしさは十分伝わってきます。
    このようなノウハウ本ではなく、次は、かの三島由紀夫氏の「葉隠入門」に挑戦してみたいと考えます。

    いくつか印象に残った言葉を挙げておきます。

    身心を擲ち、一向に嘆き奉るばかりなり。聞書第一、3
    個人能力以前に、チームのためにすべてを擲てるか?

    人のすかぬ者は役に立たず 聞書第一、123
    人に好かれない人は役に立たない

    麁(そ)に入り、細入り、よく事々を知りて、さて打ち任せてかまはずに役々にさばかせて、、、聞書第一、34
    大きな事も小さな事でも十分にその内容を知っていて、その上でこれを人に任せ、口を出さずにそれぞれの係にやらせる。。。

    最前の不調法は我等なり。聞書第四、60
    最初の不行き届きは予であろう。
    伝え方の三原則 ①明確な指示 ②音読する(復唱させる) ③繰り返し伝える

    物頭などは組衆に親切にあるべき事なり。聞書第一、187

    召使の者に不行跡の者あれば、一年のうちに何とはなく召し使ひ、春となり候てより無事に暇を呉れ申し候 聞書第一、96

    うやうやしく、にがみありて、調子静かなるがよし。聞書第一、108

    よき人出来候事は我が力にて成る事なり。物毎好きの者は集まるものなり。聞書第四、55

    惜しまるるとき散りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ。聞書第四、79

    曲者は頼もしき者、頼もしき者は曲者なり。人の落ちめになり、難儀するは時節、くぐり入りて頼もしするが、頼母しなり。聞書第一、133

    風體の修行は、不断鏡を見て直したるかよし。手紙は向様にて掛物になると思へ。聞書第一、88

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著者プロフィール

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。学者、作家、文化人の役割で多くのメディアに登場している。
2001年『身体感覚を取り戻す』で第14回新潮学芸賞を受賞。2001年発行の『声に出して読みたい日本語』は250万部を超えるヒットとなり、第56回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
その他、『語彙力こそが教養である』など多くの著書があり、発行部数は1000万部を超える。『こども孫子の兵法』など監修作のヒットも多い。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。

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