- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863102101
作品紹介・あらすじ
被災地に、「パン・アキモト」の秋元社長と「パンの缶詰」を見かけないことは、ほぼない。
阪神・淡路大震災の被災者の声から生まれた、世界初「パンの缶詰」をめぐる感動のノンフィクション。
那須高原麓にある「パン・アキモト」は、創業70年。96年に発売をスタートさせた、防腐剤無添加・3年間保存 可能な「パンの缶詰」で、全国から注目を集め続けています。
秋元社長は、災害が起きると国内外問わず、企業、学校、自治体、NGOなどと即時に連携をとり、「パンの缶詰」を無償提供し続けています。その数、国内は15万缶以上、海外は22万缶以上と驚異的な数。また、この「パンの缶詰」を使って、海外の飢餓地域を救う仕組みまで作ったのです。
本書は、社長や働く社員、さらに協力を惜しまない企業、学校、NGOへのインタビューを通して、様々な組織や人を巻き込んで、仕組みを作ること、また利益を上げ、社会貢献するという「これからの働き方」を伝える1冊です。
感想・レビュー・書評
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女子栄養大学図書館OPAC▼
https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000040775詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アキモトノパンの缶詰は食べたことがある。
想像以上に美味しかった。
そして読後にまた、改めて注文してしまった。
パンの缶詰の発売にとどまらないところが素晴らしい。
非常事態にならない方が良いに決まっているけれど、
例えばそうなったときに、どんなにホッとするだろうか。
商品が生まれた背景を知って、とても感動しました。
社会に投じられたパン。この力を知ってもらいたいですね。
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2020年7冊目。
この本で紹介されるパン・アキモトへ見学に行ける機会に恵まれたため、事前に読んだ一冊。那須塩原にある「町のパン屋」が、素晴らしい哲学のもとで世界の課題解決に貢献するパンの缶詰を開発し、驚くべき進化をさせてきた物語。
感想は『世界を救うパンの缶詰』のレビューを↓
https://booklog.jp/users/fantasista10/archives/1/4593535239 -
「目の前の人のために」が、社会を変えるアイデアになり、技術になる。
社会貢献にはコストがかかるけれど、それぞれの企業の得意分野を持ち寄れば、本業で社会貢献ができる。
「イノベーション」「社会起業家」「CSV」の流行がひと段落した今、地に足のついた企業の社会貢献の話だと感じた。 -
ミッション、パッション、アクション