ヨーロッパの住宅広告

著者 :
  • 産業編集センター
3.24
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863110601

感想・レビュー・書評

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  • ヨーロッパ+αの国々の住宅広告が載っていた。各国の特色を見てみたくて読んだ。1番好きな国はフランス、インテリアを始めたライフスタイルごと提案していて、自分好みが見つかりそう。

  • ヨーロッパのおしゃれな住宅広告を紹介。センスが違うなあ。

  • あるブロガーさんのおすすめで。

    自分が本屋でたまたま手にとっても、読み進めることはなかっただろう。
    国ごとに住宅広告がまとめられているが、読み進めるテンションとスピードが、国によって全然違う。
    行ったことがある国や地域は特におもしろく読めるが、これを読むことで自分の好き嫌いや興味がどこに向いているかがわかるかも。

  • 世間の標準家庭のライフスタイルを押し付けてくるような週末に入ってくる新聞の折り込みチラシの不動産広告にはうんざりだけど、様々な価値観が垣間見える世界各国の不動産チラシは眺めてるだけで想像が膨らんで面白い。
    どこの国でも首都の物件はやっぱり高いんだなぁーと現実を思い知らされるも、何世代にも渡って住み続けることができる住宅なら安いものなのかもしれない。

  • 魅力的なテーマでおもしろいのだけど、
    再びページを開くことはないでしょう。

    縮小した広告ほどみづらいものはないです。残念・・・

    • yukamoriizakkaさん
      著者です、申し訳ないです! 同様のご意見受け取っております。ありがとうございました。
      著者です、申し訳ないです! 同様のご意見受け取っております。ありがとうございました。
      2012/10/26
    • natsuzoさん
      著者さま直々のコメントありがとうございます。

      海外の住宅広告、日本とはこんなに違うのですね!おもしろく思ったからこそ残念に思いましたが、一...
      著者さま直々のコメントありがとうございます。

      海外の住宅広告、日本とはこんなに違うのですね!おもしろく思ったからこそ残念に思いましたが、一つでも多く紹介しようとされた著者さまのお気持ちには好感を持っています。

      これからも素敵なご本を楽しみにしております。
      2012/12/01
  • 文字通り著者が集めたヨーロッパ(+ちょっと他所)の住宅広告本。住宅広告一つにもこんなにお国柄が出ようとは。個性ぶつかりすぎですヨーロッパは。それらへの著者のコメントも面白い。
    とりあえずどこの国のも家具ある状態で室内写真写してくれるのが良いですね。元の住人が住んでる状態で写してるのが特に好き。ジーパン脱ぎ捨ててあるとか。

    ・フランスパリ。流石パリジャン。室内写真が超お洒落(家具付き物件でも違っても)。パリジャンが気にするのは間取りよりも何よりも「何区にあるか」らしいです。9区と決めたら絶対9区。広告の区の表示もやたら大きい。
    あと外観が絵って。適当すぎるだろってのも多々。
    ・フィンランドヘルシンキ。サウナがないと生きてはいないと。部屋に絶対ついてる。
    ・スウェーデンストックホルム。写真のクオリティが半端じゃない。何故ギターを飾る。ホームセンターに家一軒作れるキットが売られているらしい。リアル五郎さんだね。
    ・オランダユトレヒト。カーテンを開けて部屋を見せびらかす人が多いんだそうで。その為キッチンや風呂なんて一回一回ピッカピカに…真似できない。あと部屋の広さに容積表示(㎥)。何畳と言われて日本人が想像つくようにオランダ人ならこれで大体わかるんだとか。
    クラークパンも面白い。
    ・ドイツベルリン。広告の情報量で他を圧倒。価格は1ユーロ単位までキッチリ表示。しかも不動産広告は銀行の中に掲示。どこまで合理的なのドイツ!
    1949年までに建てられたのは「アルトバウ」それ以降は「ノイバウ」っていうと。ほほう。
    「東ベルリンの置き土産、プラッテンバウ」も良いね。こういうのとっても好き。てか本当に結構いるのかな東ドイツマニアって。古き良き我らがDDR!って。オッシーだけではないんだろうな。
    しかし意外とベルリンって住宅費安いなぁ!最近住むならドイツかもしれないと割と本気で思ってる。快適慣れした日本人でも堪えられるのってドイツだけっぽいかと…order他のゲルマン圏。
    ・イギリスロンドン。情報量が少なすぎるよ家賃なんで週払い表示なの広さくらい載せてくれって載せたら単位がエーカー!どこの貴族が住んでたの!
    ヴィクトリア時代の郵便集積場とか元ハロッズの家具倉庫リノベーションした家って面白そう。イギリスならこういうのが良い。べらぼうな値段だけど。

    ページ数表示とかも拘っていて愛を感じた。
    しかし他国は間取り表示が全然ないのね。セキュリティが関係してるとか。こんなとこにまで日本の安全さが反映されてるとは…。

  • 著者が集めたヨーロッパの都市の住宅広告を紹介する本。番外編としてアジアその他の都市のものも併せて載せている。

    それぞれの国の住宅広告からはお国柄が透けて見えてくる。
    間取りよりも方角よりも、どの区にあるのかが何より大切なパリ。区によって雰囲気ががらりと変わるため、どの区に住みたいか、こだわりの強い人が多いという。
    ストックホルムの広告は、そのままインテリア雑誌に載せられそうなレベルの高さ。長く住まれることが多く、改装に手を掛ければ、買った値段より高く売れることも稀ではない、スウェーデンならではなのだとか。
    ベルリンの住宅広告は銀行の前にあることが多い。家を買う=ローンを組むことから、合理的なドイツらしさを匂わせる。
    その他、ヘルシンキの家にはほぼ必ずといってよいほどサウナがあるとか、ユトレヒトでディック・ブルーナの絵そのままのような色合いのインテリアを見つけたとか、トリビア的に楽しい。
    住宅広告という切り口から、生活の肌触りが感じられてくる。

    国ごとに、標準的な広告の体裁、住宅用語の簡単な説明、広告を見るポイント、インターネットの住宅広告サイトが一通り説明されており、本当に住む気がある人にとっては、実用的なガイドにもなりそうだ。また、値段が書かれている場合は日本円への換算も併記され、お手頃なのか豪邸なのかの見当が付く。

    集めた住宅広告を眺めながら、ここに住んだらああしてこうして、と、どんどん膨らむ著者の妄想もまた楽しい。大概は値段が折り合わないのだが。
    読んでいる方も著者と一緒に異国の家に住む気分が味わえる。

    気楽に読めるが、本作りへの著者のこだわりが相当であることも感じられる。
    ページ表示には、おそらく各地の番地を写した写真を使っている。住宅広告をそのまま貼り付けたような紙面は、各ページ、レイアウトにかなりの時間を費やしたのではないかと思われる。

    本書の元になっているのは、著者が各地で集めた住宅広告のスクラップ。
    クリエイティブな人というのは、自分の感性にピンとくるものの引き出しをたくさん持っているのだな、と何だか感心してしまった。

    *この人の名前は何か見覚えがあると思ったら、けらえいこ『あたしンち』シリーズの粘土人形だ。この本のテイストとあの人形のテイストはだいぶん方向性が違う感じはするが。

  • ヨーロッパとアジアの住宅広告を集めた本。各国ともお国柄(国民性?)がでていて面白い。冒頭のフランスは、住宅広告もデザインを求めてる感じ。ドイツは、いかにもドイツらしく気まじめだし。
    中国などアジア圏は、ちょっと日本と似ているかな?漢字で雰囲気が伝わるのも面白い。

    日本のように間取り図付きというところは、けっこうめずらしいのかも。

  • 国によって違うもんだね~。
    これで選べないけどな~。

  • 森井さんの新刊。発売になるといつも、しばらくの間何処へでも持ち歩き、空きがあれば本を開き、じっくり眺めて読む。森井ワールドにどっぷり浸る幸せ時間♪

    ヨーロッパを中心に住宅広告を妄想的に楽しむ本。
    1ページ1ページ凝っていて、ページ数の表示も活字での印刷ではありません!!
    ユカ本はパラパラと流し読みなんて、出来ないのです。

    あー、やっぱり、パリに憧れるなあ…

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著者プロフィール

森井ユカ(もりい・ゆか)
立体造形家で雑貨コレクター。小さいものを作ることと愛でることを仕事にしている。2019年より東京と台北の2拠点生活を開始。
立体造形では粘土を使ったイラストレーション、キャラクターデザイン、漫画のキャラの立体化。既成のキャラの立体化では『ポケットモンスター』『あたしンち』『おいピータン!!』など。オリジナルのキャラクターデザインでは『がすたん』(京葉ガス)、『ねんDo!』(アガツマ)など。
雑貨コレクターとしては国内外の日用雑貨や食品パッケージを収集し書籍化、また各メディアでの解説をしている。
代表著作に『スーパーマーケットマニア』シリーズ(講談社)。近著に『10日暮らし、特濃シンガポール』(晶文社)、『地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました。』『旅と雑貨とデザインと』(ダイヤモンド社)、『IKEAマニアック』(河出書房新社)。有限会社ユカデザイン代表。

「2019年 『旅のアイデアノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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