みさと町立図書館分館

著者 : 髙森美由紀
制作 : loundraw 
  • 産業編集センター (2017年10月13日発売)
3.27
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  • 12レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863111653

作品紹介

正直、ままならないことだらけの図書館業務。
でも、まあまあ楽しい毎日です。

みさと町立図書館分館に勤める遥は、33歳独身の実家暮らし。
本の貸借トラブル&クレーム対処をはじめ、
家庭内の愚痴聞きや遺失物捜索など色々ある図書館業務は、ままならないことが多い。

でも小さな町の図書館分館では、訪れる人たちの生活が感じられる。理解もできる。
だから、ここではちょっと優しくなれるのだ。

いなかの図書館を舞台に描かれる、
小さな町のハートフル・ストーリー。

[装画] loundraw

みさと町立図書館分館の感想・レビュー・書評

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  • 旅行すら出かけることもなく
    母が亡くなってしまう。
    優しい言葉の一つでも、どうしてかけてあげなかったのかと問われた父は娘に答えるのだ。
    『いつものことが一番大事だ』『母さんは最後までいつものことをしたのだ』と。
    いつものことが出来るふつうの毎日の幸せを感じていた母と、そのことをちゃんと理解していた父。
    亡くなった母を不憫に思っていた娘の胸のつかえがとれる瞬間の会話が
    胸に深く深く染みわたりました。
    町の図書館の分館に派遣で勤める娘の日々もまた
    ふつうの日々の幸せにあふれていて
    読み終わった私は思わず本を抱きしめてしまうのでした。

  • 2018/2/14(水曜日)

  • 親孝行しよう

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    みさと町立図書館分館に勤める遥は、33歳独身の実家暮らし。遥が持参する父お手製の弁当に、岡部主査はいつも手を伸ばし、くすねていく。人事異動でやってきた彼は、図書整理もできないネットサーファー(死語)で砂糖中毒だ。本の貸借トラブル&クレーム対処をはじめ、家庭内の愚痴聞きや遺失物捜索など色々ある“図書館業務”は、ままならないことが多い。でも小さな町の図書館分館では、訪れる人たちの生活が感じられる。理解もできる。だから、ここではちょっと優しくなれるのだ。いなかの図書館を舞台に描かれる、小さな町のハートフル・ストーリー。

    図書館、書店物はどうしても手を出してしまうんだなあ。どちらも自分がなりたかったけれどならなかったものだからなんだろう。この本は図書館小説としての魅力は乏しく、現代の恋愛結婚に奥手な人々の生活の方に重きを置いております。図書館の描写が少ないのはいいとしてもモンスタークレイマーのエピソードばかりで、図書館勤務が非常に辛いもののように感じられます。しかもこの主人公絵本以外読んでいません。本の1冊や2冊紹介してくださいよと言いたくなりますです。ぽっちゃりで天然で図書館勤務って結構好きですけどね。

  • 多分青森の、図書館分室で非正規で働く33歳の女性の物語。
    図書館は添え物って感じだけど、悩みは凄くリアル。
    日々の悩みも家族の死や老いなどの大人になるにつれのしかかってくる暗い現実について。
    色々辛いことは多いけど、それでも前向きに生きようとしているのが余計身に染みてつらい。

  • 2017.12.16読了

  • 勝手にほのぼの図書館を想像していたため、利用者ともめる場面が多く、図書館員としては読んでて辛かったのです…まあそこは重要ではなかったんでしょうし、仕方ないか。

  • 図書館分館でのお仕事小説の部分よりも分館の人間模様の話や家族の再生物語の部分が大きい。図書館業務だけでなく、来館者の愚痴、クレーム対応や地域住民の御用聞きなど多岐にわたり、職員の祖父が来館され、うるさいとか他の来館者からのクレーム対応は仕事の鑑だと感じる。岡部は遥のオカズを取るなど苛々する所もあるが、遥が溝端という人物と対立していた時は間に入って止めるなどどこか憎めないと思う。母が亡くなり、父は料理を覚え、遥をサポートしたりなど家族の存在のありがたみを感じる。実生活と同じ目線だから力を抜いて読めて良い。

  •  遥が勤める図書館分館は、契約職員の遥と役場職員の岡部と司書の香山の3人で仕事を回している。最近は困った利用者も多く、少ない職員で何とか切り盛りしている。

     遥は、3年前に母親を亡くし生気を失った父親が、最近やっと元気を取り戻し始めたことにほっとしていた。
     そんな父親の元に、同級生を名乗る女が近づいて来た。ずうずうしいその女に反感を覚えつつも強く対応できないでいる遥は、自身に苛立つのだった。

     

  • ちいさな図書館の分館に勤める主人公。

    将来のことや、母の死、職場のこと、仕事のこと…。

    控えめだけど、面白い。読んでいて共感する部分が多い小説。

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