面白いほどスッキリわかる! 世界の気候と天気のしくみ

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  • 産業編集センター
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863113343

作品紹介・あらすじ

北極と南極、どちらが寒い?
フィリピンの台風は冬に来る?
北アメリカで竜巻が多発する理由は?

「地理」&「地学」から世界の気候と天気のしくみを読み解く。知っておきたい基礎知識から、意外と知られていない世界の天気、異常気象の謎まで、豊富な図解とともにわかりやすく解説。学び直しや初めての学びに最適な一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 天気マニアによい。
    わかりやすい。

    でも考えさせるとこが少ない。

  • 装丁からして子ども向けかと思ったが、どうやら大人向けのもよう。イラストを多用する構成や説明している内容は子ども向けに適当だと感じるが、気象まわりの説明文が若干大人向けなので子どもに読ませるならその点が残念。豊富なイラストは便利なので、子ども向けの解説を別途添えて利用したい。

  • 気象現象の仕組みから地球の特徴まで、すごく分かりやすく説明してくれる本。
    台風の名前の決まり方とか名前には欠番があるとか、豆知識もあって面白く読めた。
    この本を読んでから、天気予報が晴れとか雨とかだけじゃなくて、気圧配置まで気になるようになるし、知識の答え合わせみたいな楽しさが生まれてきた。
    小中学生の時に丸暗記で覚えた気候帯とかも、どうしてそうなるのかが理解できるようになると俄然解像度が上がって、もっと知りたくなるし実際にそこに行って、見たり感じたりしたくなった。
    お天気って奥が深くてとても楽しい! ってなる本だった。

  • 面白いほどスッキリわかる! 世界の気候と天気のしくみ。今井 明子先生の著書。世界の気候と天気のしくみを理解するのは簡単ではないけれど世界の気候と天気のしくみを知ることは人類の未来を知ること。世界の気候と天気のしくみを知って人類の未来を知ることで世界と人類が救われる。なるべく多くの人が世界の気候と天気のしくみを知って人類の未来を知ることで人類の未来が切り開かれる。気候変動問題は人類にとって避けては通れない問題だから。今井 明子先生のわかりやすい説明で気候変動問題への理解が深まる良書。

  • 大気が循環して熱をならしている=対流。
    熱帯は上昇し亜熱帯で下降する=ハドレー循環。
    極が下降し、緯度の低いところで上昇する=曲循環
    間の中緯度では、フェレル循環。
    上空は、赤道付近で貿易風=東風、中緯度で偏西風。上空はジェット気流。曲付近では極偏東風。
    海では海水が循環する。深層循環は1500年程度で循環する。北太平洋では偏西風と貿易風の影響で、時計回りに循環する。

    積乱雲は強い上昇気流が起きて発生する。
    雲が地面に接すると霧と呼ばれる。雲と同じもの。
    低気圧は上昇気流が起きている。高気圧は下降気流が起きている。
    海風と陸風、山風と谷風、昼間は温まった空気が斜面に沿って上昇する。夜は冷やされた空気が斜面にそって下降する。

    季節風はモンスーン、海風と陸風と同じ仕組み。夏は南東の風、冬は北西の風。
    湿ったフェーン現象と乾いたえーん現象。ほとんどは乾いたフェーン現象。乾いた空気が下降することで暑くなる。冷たい風もある。ボラと呼ばれる。六甲おろしなど。局地風のもと。フェーン型かボラ型。

    笠雲は天気が崩れる兆し。上空が湿っている。

    サバナ気候は乾期と雨期が分かれている。
    アジアのモンスーン気候は、ヒマラヤ山脈に南風が当たるため。
    ハリケーン、タイフーン、サイクロン、は台風のこと。熱帯低気圧。エネルギー源は暖かい海。地表では反時計回りに風が吹き込む。上空では時計回りに風が吹き出す。
    デスバレーが世界一暑いのは、標高が低く雨が降らないから。
    地中海性気候は夏に雨が少ない。地中海はほぼ水温が一定。イギリスは、海流が暖かいため高緯度でも暖かい。

    温暖前線=暖気が上に這い上がる
    寒冷前線=冷気が潜り込む
    停滞前線=勢力がほぼ同じとき
    計測前線=寒冷前線が追い越す

    オホーツク海は、アムール川の淡水が注ぐため、塩分が少ない層が50mくらいできて、そこの海水だけで対流が起こり凍る。
    冷帯は、北半球にしかない。南半球は海が多く陸地がない。あっても海に囲まれているため暖かい。
    北極と南極では南極の方がずっと寒い。50度くらい違う。南極は陸地で放射冷却がおきる。南極は氷が厚く標高が高い。2500mくらい。
    北極点と南極点は移動している。水が移動しているから。1980年以降4mほど移動した。南磁極はもっと移動する。1年に10キロくらい。今は南極大陸の外にある。

    日本の気候は、シベリア高気圧、太平洋高気圧、オホーツク海高気圧、移動性高気圧で作られる。
    春と秋では、秋の方が空気が澄んでいる。
    蝦夷梅雨=仕組みが違う。オホーツク海高気圧で湿った空気が霧をもたらす。

    入道雲は、積乱雲になる前の雄大星雲のこと。
    熊谷の夏の暑さは、ヒートアイランド現象とフェーン現象。都心のヒートアイランドの熱が東京湾からの風で移動する。山からのフェーン現象。

    山雪と里雪。
    エルニーニョとラニーニャ現象。ベル―沖の海水が上昇するとエルニーニョ。低いとラニーニャ。
    北極振動=北極と中緯度の気圧がシーソーのように変動する。
    偏西風の蛇行によって猛暑や寒い冬になる。

  • 専門用語は多いけれど、軽く読めます。
    ただ、スッキリわかる!というほどでは…。

    気象だけでなく地形や生態系にも言及している所は好きです。
    気象と一言で言っても複合的な要因があると思うので。

  • 8月3日新着図書【地球を題材にした学問という意味で、近い分野の地理と地学から世界の気候や現象について解説します。読んだ後には気になる場所の気候や名産品の秘密がすっきり理解できそう】
    タイトル : 世界の気候と天気のしくみ : 面白いほどスッキリわかる!
    請求記号 451.8:Im
    https://mylibrary.toho-u.ac.jp/webopac/BB28201120

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著者プロフィール

サイエンスライター、気象予報士。1978年生まれ。京都大学農学部卒。得意分野は科学系(おもに医療、地球科学、生物)。「Newton」「東洋経済オンライン」「BUSINESS INSIDER JAPAN」「暦生活」などで執筆。著書に『こちら、横浜国大「そらの研究室」! 天気と気象の特別授業』(共著、三笠書房知的生きかた文庫)、『異常気象と温暖化がわかる』(技術評論社)などがある。気象予報士として、お天気教室や防災講座の講師、気象科学館の解説員なども務める。

「2022年 『面白いほどスッキリわかる!世界の気候と天気のしくみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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