ヤシキガミ団地調査録

  • 産業編集センター (2025年4月15日発売)
3.50
  • (0)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 151
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863114418

作品紹介・あらすじ

やしきがみ-だんち【ヤシキガミ団地】[名]実在する場所を指すものではなく、怪奇現象を引き起こす物件を総称する暗号。

幼いころにオカルト雑誌のライターだった父親が失踪したことをきっかけに、安定した職業である公務員を志す青年・守屋亨(もりやとおる)。念願叶って新宿区役所職員としての初日を迎えるも、配属された先はオカルトを扱う非公式の部署だった。
子供が失踪するマンション、火の気のない屋上で焼死体が相次いで発見されるアパート、孤独死ゼロを謳う奇妙なタワマン……
守屋は“ヤシキガミ団地”と呼ばれる曰く付き物件の調査をすすめるなかで、土地を鎮める“地免師”を名乗る男・納戸(なんど)に出会う。事実解明に奔走する2人だが、架空の建築会社がヤシキガミ団地の着工に携わっていることが分かり…。
『領怪神犯』木古おうみが贈る、バディホラーシリーズ開幕!

装画:灸場メロ

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • やっぱりこの作者さんの描くバディもの大好きだ…と改めて。

    ホラー耐性が低めの私も楽しめた。でも、人間の理とはかけ離れた存在であるヤシキガミたちはやはり不気味。それぞれの場所で人の営みが感じられたのが印象に残っている。続編ではハザマ建築についてもっと見えてくるのかな、と期待。

    納戸さん、実の息子に実の息子らしく思えるって言われるのさぁ…。守屋のお父さんと同じ銘柄の煙草吸ってるのさぁ…。とても不思議で良い関係だ…!

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

web小説サイトを中心に活動し、2022年、「領怪神犯」で第7回カクヨムweb小説コンテスト〈ホラー部門〉大賞を受賞し、同書籍にてデビュー。同年、「龍久国継承戦:九人の皇子と九柱の大魔」で「戦うイケメン」中編コンテストを受賞し、23年に『はぐれ皇子と破国の炎魔 ~龍久国継承戦』と改題して刊行。

「2023年 『領怪神犯2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木古おうみの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×