- Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863131422
作品紹介・あらすじ
中東と世界の見方がわかる。歴史学、考古学から読み解く聖書誕生の背景と真実。
地図と写真で読む 聖書の世界[コンパクト版]の感想・レビュー・書評
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地図や写真がふんだんにあり、とても読みやすい。
分量が多くてややこしい聖書の世界を、宗教観にとらわれることなく、史実に基づいて概観するのによい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ユダヤ教とイスラム教はアブラハムの墓を大切に守ってきた。
紀元前12世紀初頭にはイスラエル人集落は全体で250に満たず、人口も45,000人程度だったが、それから200年で人口は3倍以上の15万人に増えた。村や共同体も500以上に増えた。農作物の収穫量は大きく増え、特にオリーブ油とワインの生産量が伸びた。 -
・アブラハムが神の声に従ったのは、当時すでに「エル」(神の意味)が最高神として認知されていたことが関係しているのかも。
・創世記だけで24回も飢饉がでてくる。
・イスラム教は、アブラハムがハガルとイシュマエルを伴ってカナンの家を去り、現在のメッカに定住したとしている。
・アブラハムの墓は現在でも残っている。
・ヨセフがエジプトで活躍したのは、ヒクソス時代(非エジプト人の王朝時代)ではなかったか。ゴシェンを「わたしの近くで」とヨセフは述べているが、ヒクソスの首都アバリスはゴシェンの近くにあった。
・新王国時代の第18王朝のころ、テーベ西岸のネバムンの墓の壁に描かれた、ふぁらおの見た不思議な夢の一場面
・ヨセフは兵車に乗っているが、二頭だての馬にひかせる鉄製の戦車をエジプトに持ち込んだのはヒクソス。
・ピトムとラメセスは古代文書で幾つか確認されているが、場所はよく分からない。←聖書以外の文書で確認されているから、遺跡がないから、といって聖書の信ぴょう性を疑うのは公平ではないのか。
・エジプト学者たちは、モーセは古代エジプトではありふれた名前であったと指摘している。モーセの名前が何世紀も受け継がれてきたエジプト名であったことから、モーセは実在の人物だったのではないかと考える研究者もいる。
・民数記24:21の「巣」は銅器職人を意味するアラビア語「カイン」に由来する。つまり、ミデアンの部族は銅器の細工者として知られていた。
・ハツォルはイスラエル人に破壊されたとヤディンは主張したが、学会からはもう攻撃。でも調査団が入った結果、ヤディンの主張は支持されることに。
・詩編の古代の手書写本には音符がついていた。
・ガリラヤ人でヘブライ語を話したり読めたりする者はほとんどいなかった。ナザレの会堂ではタルグムが使用されていた。だからイエスは聖書に関する知識を培えなかったはず。(これには疑問)
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