アイスランド 絶景と幸福の国へ

著者 :
制作 : ナショナル ジオグラフィック 
  • 日経ナショナルジオグラフィック社
3.39
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本棚登録 : 96
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863132986

作品紹介・あらすじ

大西洋のまん中に浮かぶ極北の孤島、アイスランド。敬愛するジュール・ヴェルヌが代表作『地底旅行』の舞台にも使った火山と氷河がおりなす絶景を誇るこの国はさまざまな幸福度ランキングの上位国でもある。美しい国をめぐり、幸せについて考えた旅する作家、椎名誠"最後のでっかい旅"の記録。ナショジオの絶景写真と著者撮り下ろし!

感想・レビュー・書評

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  • 晴れた日にはアイスランドからグリーンランドが見える!!なんと魅惑的でイメージがどんどん膨らむ一文なのでしょうか。
     
    アイスランド、国名にすら魅力を感じる憧れの国です。やっぱり北欧は、隣の芝生以上の存在です。オーロラやフィヨルド、メルヘンチックな町並み、平和な国民性と幸福度、その様子がシーナさんの正直目線で描かれています。しかも自分が旅したように伝わってくるのが、シーナさんの凄い所です。写真も多く、アイスランドの美しさと幸福感がダイレクトで伝わって来ます。
     
    反面、日本の汚さも露骨に表現しています。それは日本を愛するが故!?でも日本の汚さは、全く私の代弁で、全て頷ける内容でした。母国だから愛するのではなく、美しい国・日本だから愛していると心から言いたいですね。そのためには、日本の汚さを認め、憧れの国を見習う必要があります。怠惰で片付けられない状態をカオスと美化している日本人が多い中、それは可能か!?
     
    この本はモンベルフェアで購入、著者・椎名誠さんにサインを戴きました。シーナさんの本、昔は「あやしい探検隊」「岳物語」「白い手」など、よく読んだのですが、今回久々に読みます。肉食系のシーナさんと、草食系の私は馬が合わないと思ってます。奥さんの渡辺一枝さんと話した時は、かなり馬が合いそうでしたが...。でもシーナさんと私は心の根底にあるものが似通っており、同じような行動を好み、同じような未来を望んでいるような気がします。

  • また行きたいアイスランド、そして椎名おとっつあんの旅ときたら、と思って購入。

    どっちも中途半端な感じで少し残念賞。

    おとっつあんが今の日本のダメダメぶりに怒っておることとアイスランドの人たちの幸せな暮らしに想いを馳せることがどちらもちょっと浅めで、これならバイキングビールのこととかでっかいサメのこととかジュール・ヴェルヌの地底探検を実体験、みたいな方向でつきつめてくれたほうがよかったかも〜と私は思う。

    そして立ち寄った場所の地名くらいは地図にしっかり落とし込んどいてほしかったな。

  • アイスランドという国、家族で過ごす幸せ。
    椎名さんの世界

  • アイスランドの風俗や文化について知りたいのであれば、他の本を読んだ方がいいかと。

  •  いつもの図書館の新着書の棚で目に止まった本です。
     椎名誠さんの旅行エッセイですが、採録されているナショナル・ジオグラフィックの写真も見応えがあります。
     アイスランド、あまり馴染みのない国ですが、何かしらとても惹かれるものがあります。その名前のせいかもしれません。日本とは全く異質の生活環境は「豊かさ」についての問いかけでもありますね。

  • 写真集かと思ったら旅行記だった。アイスランドに行ったことがある人はイメージできるけど、行ったことがない人にはうまく伝わらない気がした。

  • 椎名誠の紀行エッセイ。世界中を旅した著者が、ナショナルジオグラフィックとのコラボで旅に出掛ける。行き先は北の果てアイスランド。この国を旅して幸福とは何かを考える。
    アイスランドは小さな火山国で人口がわずか33万人ほどだが、その生活水準、社会のモラルの高さ、福祉の充実度は日本の比ではない。火山や自然の他は何もないけれど、その地で生活する人々は、環境に上手く適応している。著者は旅を続けながら、様々な人達に出会い、話を聞きながら、日本との環境の違いや人生観について考察している。
    ナショナルジオグラフィックによるカラーの秀逸な風景写真と、著者が撮ったモノクロのスナップ写真、軽妙なエッセイが上手くミックスされていて、大変面白く読めた。
    世界中を旅した著者は、訪問した国のポジティブな面に関心を持つようだ。旅の中での出来事や人との触れ合いで感じたことを率直に書いているが、比較対象となる日本については、理想にはほど遠い普通の国に見えてしまうらしく、やや日本批判的な文章が多い。しかし現状の日本のメディアによる自画自賛的な報道に飽きている自分は、彼の主張を読んで清々しい気持ちになった。世界には、日本よりも素晴らしい国がたくさんあるのだから、それに学ぶ気持ちを忘れてはいけないと言いたいのかもしれない。この本を読んで、自分はそういうメッセージを受け取った

  • ☆4つ

    わたしにしてはちょっとめづらしいことで、この本を読んでいる最中に感想めいたものを先にFacebookに書いてしまった。

    なのでもうここに書くことは無い・・と思ったがひとつわからないことがある。

    全行程を車(にっぽんスバル車)で移動しているのだが、果たしてアイスランドの道路は左右どっち側通行なのだろう。件のスバルは今回の旅のためにロンドンから運んできたというので、ハンドルは間違いなく右に付いているなぁ。行って自分で運転してシーナ兄いの行程と同じルートでアイスランドを巡る気まんまんの りょうけんなのであった。

    それから、シーナ兄いは最後の方にかなりのページを使って、世界の色々な国の国民が持っている「幸福感」について書いている。書いているが、いつの間にかそれが我が国ニッポンの政治や経済へのやるせなき不満となってアイスランドの火山のように大噴火/噴出して終わっている。
    せっかく幸せ気分満載だったのに、最後のところでおかしな話になってしまった。ちょっと残念な悔しい本でした。すまぬすまぬ。

  • 雄大な自然の極彩色なカラー写真と、アイスランドの人達の穏やかで堅実な人柄が滲み出るかのようなモノクロ写真。随所に散りばめられた写真を眺めるだけでも、アイスランドという国のもつイメージが明確に伝わってくる。
    厳しい自然条件の中で暮らす人々にとっては、家族や友人、すなわち人と人との繋がりこそが、温かくこの上なく大切なものなのではないだろうか。風土、人柄、幸福度には深い係わりがあるように思う。

  • 著者撮影(モノクロ)とナショナルジオグラフィックによる写真をまじえたアイスランド紀行。フィヨルドの道路を辿り、断崖や火山を巡る。人々の素朴な暮らしと笑顔に、幸福とは何かを考える。

    アイスランド関係の本が少ないので貴重なのだが。書籍の出来としては今ひとつに感じる。紀行の部分がもっと充実しているのを期待していた。最後の幸福論の章は蛇足だと思う。写真も見開きのものが多く、バリエーションが今ひとつ。訪れた地名や旅行ルートくらいは地図の中に示しておいて欲しい。

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プロフィール

1944年、東京生まれ。作家。「本の雑誌」初代編集長。写真家、映画監督としても活躍。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。近著に『あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入』『すばらしい黄金の暗闇世界』『ケレスの龍』『椎名誠 超常小説ベストセレクション』『かぐや姫はいやな女』『ノミのジャンプと銀河系』『家族のあしあと』などがある。

椎名誠の作品

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