朝型勤務がダメな理由 あなたの睡眠を改善する最新知識

著者 :
制作 : ナショナル ジオグラフィック 
  • 日経ナショナルジオグラフィック社
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本棚登録 : 159
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863133433

作品紹介・あらすじ

間違った情報や古い常識を捨てて、生活を向上させる正しい睡眠を。世に氾濫する無根拠な情報や噂を斬り、睡眠に関する最新研究の成果をわかりやすく解説、さらに睡眠にまつわる悩みを解決していきます。

感想・レビュー・書評

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  • 科学的に睡眠を解説する本。
    睡眠といったら不眠症の解説が多いイメージだが、本書では朝型夜型、季節や年齢の影響などのコンテンツもあり、寝ても寝ても足りない私にとって、納得した内容が多い。

  • 睡眠の何をもって良し悪しとするかの情報の補強に大きく貢献してくれたと感じる。夜型の特徴や寝る前の集中力増加など知らない知識も多かった。

  • 朝型の良さをいまひとつ納得できず手に取った本です。この本で、納得できなかった理由がよくわかりました。根拠となるデータを示しながら丁寧に解説されており、専門用語が出現するわりに読みやすかったです。そのうえで、「信じる者は救われる」という言葉に出くわそうとは……。睡眠は奥が深いです。随所のかわいらしい挿絵が、直観的な理解を促してくれました。あとがきを読んでその理由にも納得です。

  • ムダなユーモアが文量をかさ増ししている。
    (メモ)
    朝型、夜型などの睡眠体質は変えられない。
    (睡眠医療プラットフォームで判定できる)
    起床から6時間は積極的に自然光を浴びる。
    その後、20〜30分の昼寝をする。
    24時頃に寝付く人は、20〜22時頃に睡眠禁止ゾーンがくる(覚醒する)。この時間に寝ようとしても難しい。
    就寝前1.5〜3時間が入浴のゴールデンタイム。
    (脳温が急降下して入眠に効果あり)

  • 根っからの夜型である自分にとっては、このような内容がもっと広まるといいのにと心から思う。
    ダイバーシティってこういう事だと思う。

  • 3章立てで、現状、都市伝説の真偽悩みの解決策
    と、睡眠に関わる事象の広範囲をカバーしてあり
    情報量は多く満足度が高い。

    出典を明記していないデータも散見されるが
    大方はエビデンスを添えて解説してあり
    納得しながら読み進められた。

    著者が53歳のときの著作ということだが
    非常にポップな文体で
    ノリのいいおじさんがエネルギッシュに
    話をしてくれているようだった。

    結局は解決策の決定版というのはなく
    本著を足がかりに
    個人がトライアルアンドエラーを繰り返し
    理想の睡眠を作り上げていくしかない、ということだ。

  • 研究結果や具体例に基づいて話が進められる点では分かりやすいが、その分結論が出てくるまでにいろんな情報が入ってきて、少し読みづらい印象だった。
    興味深いテーマもいくつかあったので、その部分だけ読むのもありだと思う。

  • 睡眠に関する知識を投稿した記事をまとめた本。
    知らないことや間違った常識を気持ち良く撃ち砕いたり教えてくれる。
    睡眠に関する網羅的な本ではなく、トピックスを面白い内容に絞っている。
    気になった内容を以下に列挙。
    ・朝型、夜型は体質であり、逆の型に当てはめるのは無理がある
    ・特に若者は夜型になるので朝寝坊を米国小児科学会が推奨している
    ・必要睡眠量は2時間くらいの個人差しかないので、睡眠時間が短い人は体に無理をさせている
    ・冬季うつは日照との関係が分かっていて、曇りがちな高緯度地方に多い。しかし奄美大島など南の方でも曇りがちな地域は発症率が高くなる。
    ・睡眠の1.5〜3時間前に入浴すると脳の温度が下がりやすく、寝つきが良くなる
    睡眠について悩みがある方にオススメです。

  • 睡眠は個人の体質による違いもあり、一律に朝型勤務をするのではなく、多様な働きかたがあっていいと思う。
    個人的には朝型なので、朝型勤務がダメな理由?と思って手にしたが、読んで納得。夏季限定のサマータイムなんてもってのほか。
    その他の睡眠にかかわる本も読んだが、砕けて読みやすい部分もいい。思春期の睡眠時間や遺伝による影響など、言及も広範囲に及んでおり、まだ新たに知ったこともあった。

  • ・寝る1.5~3時間前にお風呂で温まること
    ・冬季うつは光を浴びる治療を行う(光を浴びる長さよりも、光の量が重要なので、光が多い方を向く)
    ・朝型、夜型は思っている以上に遺伝的要素が大きい(診断の結果、私は朝型と超朝型の間。夫は中間型。)
    ・思春期は体質上夜型になる割に睡眠時間を必要とする。アメリカの高校では、始業時間を遅くすることで子供たちの集中力を上げたり居眠りを減らしたりした。

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著者プロフィール

秋田大学大学院教授。1963年秋田生まれ。1987年秋田大学医学部卒業。スタンフォード大学医学部睡眠研究センター客員教授、国立精神・医療研究センター睡眠・覚醒障害研究部部長を経て、現職。専門は精神医学、特に睡眠の治療や研究。「ナショナルジオグラフィック」や「医事新報」での連載のほか、睡眠の新常識に関する著書多数。

「2022年 『40代からシニアまで 睡眠の悩み』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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