地図の物語 人類は地図で何を伝えようとしてきたのか

制作 : 井田 仁康  ナショナル ジオグラフィック  高作 自子 
  • 日経ナショナルジオグラフィック社
3.13
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本棚登録 : 133
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863133587

作品紹介・あらすじ

新しい地図が、新しい世界を生んできた。ビーズや貝殻で王の旅路を示した地図、ココヤシの葉柄を組んだマーシャル諸島の水路図、地図に早変わりする戦闘機パイロットのスカーフ…世界の捉え方は時代や地域で千差万別。驚くほど多様な世界観をたどる。

感想・レビュー・書評

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  • ナショナルジオグラフィックのビジュアル本。
    マンモスの牙に描かれたものからGoogle earthまで。
    地図と言われなければわからないような変り種も。
    主に歴史や文化を軽く紹介しているだけなので、その地図の読み方とか詳しいことはよくわかりませんが、古今東西の地図に触れることができます。
    日本からは伊能図などが取り上げられております。

    デザイン / 三木 俊一+中村 妙(文京図案室)

  • 世界を丸ごと俯瞰して理解したいという意思の発露として、人類が作ってきた地図の数々が淡々と見開きで紹介される。どの地図も素晴らしく、見飽きることがない。

  • 類書はいくつかあるが、簡素で的を得た解説と図版の豊富さでかなりの良書と思う。
    地図は、その当時の国が持つ最先端科学技術の粋であり、国力そのものとも言える。宗教的、軍事的な思惑も絡み、その変遷を一冊で辿るのは、人類の思想的進化を見ているようにである。

  • まるで抽象画か概念図のようだった地図が、大航海時代以降(ヨーロッパ人が世界に進出する16世紀)からは、その範囲がユーラシア全体とアメリカ大陸まで一気に広がるのが、人類の歴史を如実に示していて面白い。もっともそれ以前にユーラシアをほとんど制覇したモンゴルなど遊牧民たちは、どのような地図を用いていたのかという疑問も湧いたが。

    一口に地図といっても、地形を記すだけでなく、土地の風俗や所有権(重要!)など、用途によって様々な情報が盛り込まれる。用途分だけ地図が存在し得るのは、全ての地形が明らかな現代においても変わらいから、万人に対して完全無欠な地図は今後もあり得ない事になる。不完全極まる、けれども趣のある古代から中世の地図を眺めながら、そんな風に考えたりした。

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著者プロフィール

アン・ルーニー(ANNE ROONEY)
ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで博士号を取得。ヨーク大学、ケンブリッジ大学で教鞭をとったのち著述業に。歴史・哲学から科学テクノロジーまで幅広い分野の入門書を多数、手掛けている。ケンブリッジ在住。ケンブリッジ大学ニューナム・カレッジのロイヤル・リテラリー・ファンドのフェロー。

「2018年 『自分の頭で考えたい人のための15分間哲学教室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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