消滅遺産 もう見られない世界の偉大な建造物

制作 : 安倍 雅史  ナショナル ジオグラフィック 
  • 日経ナショナルジオグラフィック社
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本棚登録 : 71
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863134126

作品紹介・あらすじ

今では失われてしまったかつての姿を記録した写真で、世界の偉大な建築物をめぐる。バーミヤーンの大仏のように粉々になってしまったものから、都市計画の一環で解体されてしまったもの、紛争地帯に残されたために消滅の危機にさらされているものまで。世界中で人々が守り伝えてきたものを、改めて伝える。

感想・レビュー・書評

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  • ・消滅の大きな理由に「政治」がある。現在が過去の延長線の上にあることが改めて分かった。日本では「水に流す」言葉もあり、比較的現在と相いれなくても「古い」というだけで大切にする。世界にはそれが非常識である場所がある。もしくは日本でも巧妙に隠されて密かに消滅されているのかもしれない。その場合はタリバーンよりもタチが悪い。

  • 遺跡を保護するのが普遍的な現代でも、様々な事情でやはり消滅は免れない。しかも象徴である面が逆利用され、破壊の映像が意図的に世界に流されるケースもある。つい近年まで現存し、訪れる事が可能だったものについては特に惜しい気がした。とはいえ今現存しているものが永久に存在し続ける保証も無い。時の流れが迫ってくるような内容だったが、写真にありし日の姿が残っているものは、人類史の中で消え去ったのもの(それが99%以上だが)に比べると、むしろ救われた部類なのかもしれない。

  • 今はもう消失して見ることができない建造物の記録。永遠に失われてしまったものもあれば一部は残ったもの、危機に瀕するもの、失われたが修復されたものもある。その理由も再開発や自然災害、環境の変化、戦争・紛争、政治情勢の変化など様々だ。
    本著の中ではベルリンの壁はやや特殊な例かもしれない。抑圧の象徴として存在した壁が市民の手によって壊され、残った一部は負の遺産として保存されている。どちらかといえば壊されて喜ばしいものだ。しかし、他を見ると紛争や環境破壊など人間の行いによって失われていく遺産が多い。
    建造物でも自然でも、その保全のためにちっぽけでも自分にできることをしよう。そして素晴らしいものは自分の目で見よう。

  • ベルリンの壁のようになくなってよかった 
    もう二度と繰り返してはならぬと思うもの
    自然の力のすごさを感じるもの
    紛争で貴重な遺跡が粉々にされてしまったもの
    形あるものは いつか 何らかの形で壊れるものだけど
    しんみりした気持ちになります

  • かつての美しい風景の写真を眺めるだけでも良い。これは手元に欲しい本のひとつ。

  • 戦争がなければ残っただろう遺産がほとんど。自分たちで作って自分たちで壊す、それが人。

  • 良い本だが、図書館でも良かったかな。

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