自己愛(わがまま)化する仕事―メランコからナルシスへ

著者 :
  • 労働調査会
3.60
  • (2)
  • (0)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 14
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863191150

作品紹介・あらすじ

日本の職場の病理は、過労死やうつ病から自己愛的なパワハラや軽症うつ病へと形を変えてきている。いまや、まじめで責任感の強いタイプよりも自己中心的で他者の視線に敏感な人々が、職場の主流を占めるようになった。かつての日本的経営は、他人を思いやる利他的行動に支えられていたが、現代の自己愛は利己的・他罰的な傾向を強め、職場の雰囲気そのものが変化しつつある。この傾向が、能力主義から成果主義への移行の深層にあった。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 仕事における心のあり方について切り込んだ意欲作。
    仕事の構造と心のあり方を分析するだけでなく、当事者の世代がどのような教育や時代をすごして精神的な傾向を身につけているのかという分析が必要ではないだろうか。自己愛化する仕事といっても、著者も若い世代を集中的に分析しており、年齢の高い世代にもナルシスな仕事倫理が蔓延しているわけではない。そうであるならば、メランコな仕事の遂行、ナルシスな仕事倫理は社会構造(仕事の在り方)だけに還元できないと思われる。

全2件中 1 - 2件を表示

大野正和の作品

ツイートする