動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか

著者 :
  • 木楽舎
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レビュー : 295
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863240124

感想・レビュー・書評

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  • 非常に興味深く読んだ.年を取ると1年が早く過ぎるのはなぜか?空耳同様に空目もある.自分で見ている「事実」と感じていること自体,脳の「バイアス」の上の成り立っているなどは,非常に納得感があった.ある程度理系的素養がないと難しいかも.

  • 33:福岡さんの動的平衡の話、すごい好き。というか、しっくりくる。こういう創作世界を作りたくて(創作世界ではもっとファンタジー要素が入るけども)、でも実際こんなふうになってたとは! みたいな驚きがあったなぁ。
    福岡さんの本、揃えたい……。

  • 大学では経済学部に入学したのに一番影響を受けたのは生物学だった。温和な老教授の講義で楽に単位が取れるから受講者が多く教室は私語で五月蝿く内容もレジュメを淡々と読むものだったが、題材が生命とは何かということで、動的平衡という言葉がキーワードだった。
    動的平衡の意味を知りこれだと思ったらあとは早かった。生命は分子の「淀み」であり、生命も「環境」であり、全ては相互作用が時間次元で移りゆくことそれ自体の「効果」を指すのだということは一気に連想されたし、理解できた。
    しかしその大元の本書は未読だった。存在を知りつつ10年近く経過してやっと読んでみると、なんだか思ってたよりライトな読み物だ。安易な考え方に陥らないように、と言いつつわりと明確な根拠がないスピリチュアルな、あるいはナイーブな想いの吐露が見受けられる。
    どちらかというと、「アンチ◯◯」に与しそうなタイプの文章だ。なんというか、もうすこし冷静な感じの文章の方が好みだ。
    本書の結びでは、生命は動的平衡である、ゆえに科学の不可能性が明らかになるとするが、個人的には動的平衡という捉え方を得たのだから、まだそれを観測し干渉するだけの科学的フロンティアはあるのではないかという楽観的な考えを持っている。

  • なぜ大人になると時間が早く過ぎるようになるのか
    タンパク質の代謝回転が遅くなり、その結果、1年の感じ方は徐々になくなっていく。
    実際の時間の経過に、自分の生命の回転速度がついていけていない。そういうことなのである。

    情報伝達物質、(生後の)神経回路網の刈り取り、錯覚

    なぜ学ぶことが必要か
    私たちを規定する生物学的制約から自由になるために、私たちは学ぶのだ

  • 生命とは、動的な平衡状態にあるシステムである。
    日々壊され、再構築されるが少しずつ変化している。

    生命と自然の循環。それを表現したのが渦。
    読んでいて、穏やかや気持ちになった。

  • 生物はつねに入れ替わっている
    それが平衡(へいこう)状態

  • デカルトの機械論的な見方を脱却して,動的平衡の概念をしっかり理解したいと思った。

  • 生物は絶え間なく物質を取り入れ、不要になった物質を除去する連綿とした流れをその関係性の中に持っている。決して無機的な機械のようにミクロな部品を集めても生命の活動は起こらない。今我々が目にするのは常に流れる川面のような存在だ。 生物や生命とは何か、かつて読んだドーキンスの「利己的な遺伝子」から生命は遺伝子を運ぶ乗り物過ぎないとの知見を学び、今までそうであると思っていた。しかし福岡先生の著書からは生命が多種多様に、自己複製以外の存在自体が目的であるかのような価値を見出すことができる。 生命の根源、その神秘性に迫るような生物学的書物が好きなのだ。様々な観点から生物とは動的平衡状態にあるものということを述べているが、そのエピソードが多岐に富み面白い。すべてに必然性があるかのよな生命体の存在をみていると体積ははるかに大きくても我々の存在はずっと小さく感じる。生物と無生物の間にと合わせおすすめである

  • 生物は腐って組織が壊れていくよりも早く、自らのエネルギーを消費して分子を入れ替えている。ダイナミズムに感動です。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BA89068074

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著者プロフィール

青山学院大学 理工学部 教授

「2019年 『マッキー生化学 問題の解き方 第6版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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