フェルメール 光の王国 (翼の王国books)

著者 :
制作 : 小林廉宜 
  • 木楽舎
3.88
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本棚登録 : 645
レビュー : 84
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863240407

感想・レビュー・書評

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  • 2012.10

  • ANAの機内誌に連載されていたと思う。なかなか良い。

  • フェルメールの全作品を見て回る旅は珍しくないし、個人のブログから美術書まで色々なテキストが出回っている。しかしこの本はユニーク、「生物と無生物のあいだ」の著書が、科学者としての視点からフェルメールとその時代を描いている。
    登場するのも芸術家ではなくガリレオ、ライアル・ワトソン、野口英世など科学者だ。フェルメールの精密で理知的な画風と、科学の視点は合致するから、福岡教授はフェルメールに惹かれたのだろうか。とはいえ語り口は淡々としているどころか、イマジネーションが時に飛躍しすぎるくらいである。
    美しい写真豊富でビジュアル本としても楽しめる。ただアマゾンの書評にあったが写真に著者の姿が要らないな・・・
    2012年冬に東京でまたフェルメール展がある。じゃんじゃん来日するので「東京にいれば相当網羅できるんじゃない」と思っていたが、この本によると、門外不出で現地に行かないと絶対見られない作品もあるようだ。福岡教授は「現地で見ることに価値がある」という・・・もう少し歳を取ったらフェルメール巡りもいいかもしれない。

  • 福岡伸一さんのフェルメール愛!感じる一冊。
    当時の科学と作風の関連など興味深い内容多数。

  • フェルメールへの愛(そして野口英世への尊敬の念?)が隅々にまで行き渡る本書、ANAの機内誌に掲載されていたものとは全く知らなかったけど、言われてみれば確かに機内で読むには良い気がする。
    確かにフェルメールって魅力的なんですな、色々思考を巡らせたくなる気持ちはよく理解できる。
    さて本書の出来とは全然関係ないけれども、この手の仕事を引き受けているということは、著者の学者(研究者)としてのキャリアは基本的には下り坂にあることを御本人が自覚しているのかもしれないですな。

  • 題材に興味があり、著者に興味があり読み始めた、、、。資料的価値を期待。

  • 文理に渡ってゼネラリストたらんとする意気込みが、ややもすれば鼻息荒く感じられなくも無いが、結果として出来上がった著作は面白かった。
    不勉強にしてフェルメールとレーウェンフックの関連性は全く知らず、それを軸にふわっと展開される紀行文を流し読み、図版を楽しむ。

  • 福岡先生と巡るフェルメールの旅。
    科学的な考察とロマン感じる言い回しがとても面白かった。

  • 『201209 美術強化月間』

    現役生物学者による異色の美術エッセイ。
    どこの世界に野口英世だのガロアだのが登場するフェルメール本があるだろう。しかも元々はANAの機内雑誌に連載されていたものだというから、実態は科学書でも美術書でもなく旅行記という複雑な事態に。でも逆に納得。だから美術館のある現地の解説が多いのか。

    フェルメールの捉えた“光”を“微分”と表現する発想が科学者ならではで面白い。

  • 生物学者が絵画や画家について書くとどんななんだろうと興味津々。絵画として微分法を発見、科学と芸術は不可分、なるほど!でした。光と影、これもポイント!

著者プロフィール

青山学院大学 理工学部 教授

「2019年 『マッキー生化学 問題の解き方 第6版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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