Social Design―社会をちょっとよくするプロジェクトのつくりかた
- 木楽舎 (2012年12月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863240582
作品紹介・あらすじ
「さあ、あなたの心の中にある、社会をよくするプロジェクトに名前をつけよう」
社会の課題を解決するためのプロジェクトを、ゼロから立ち上げるまでの道程を、現場感あふれる筆致で詳細に解説。プロジェクトの成功の秘訣を、「ソーシャル・デザインのヒント」としてまとめました。さらにプロジェクトの設計図のつくりかた、立ち止まりそうになったときのアドバイスまで。
ソーシャル・デザインを志す人必携の入門書!
感想・レビュー・書評
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3つの仕組みを考える。参加の入り口の仕組み、関心を持った人がより深く関与できる仕組み、成果を見えるようにする仕組み
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図書館で見つけた一冊だったのですが、いろんなとこに触発され、いいアイディアが浮かんできそう。
こういう出会いがあるから、図書館は好きです。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784863240582 -
2012年12月17日初版
並河進 著
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社会をよくするプロジェクトの作り方を、著者本人が携わった事例を中心に紹介している本。
「だれに頼まれるわけでもなく、会社のタスクでもない仕事を、自らやろう」という言葉を以前、スマイルズ代表の遠山正道氏から聞いたことを思い出した。必要を、自分の中から見出して、熱量にかえて、行動する。そうすればきっと、その行動には何かしらの神様からのおまけがついてくると。
お願い仕事にがっつり答えるのも大事ですけど、最後の最後に踏ん張って結果を出すねばりを出すには、自ずからの衝動がやっぱりいるんだろうなと、改めて思いました。それは、別に社会貢献的な事案に限らず。そこに自分の思いはあるのかと。
どんなに気が向かない仕事でも、頼まれごとでも、どこかで素の自分の問題意識や怒りや、欲や理想と、ベン図のように重なっている部分を見出す。そこもきっと、その人の才覚のうちなんだと思う。
最近、仕事に対して冷めていたり、受け身になっている人におすすめです。 -
知らない活動や組織などを知れて、単純におもしろかった。
自分にはまだまだ知らない世界がある。もっと知りたい。
ケニアに行った直後に読んだから、消毒や手洗いについてのサラヤの話しはとても面白かった。 -
並河さんのトークショー前に購入し、トークショー後読了。
事例からわかることだけど、押し付けがましさがないところが、さすがコミュニケーションのプロだなと思った。
幾つかの、ボランティアやNPOの活動はその部分で弱く、活動そのものの印象を悪くしてしまうことがある。政府が行うキャンペーン施策はその代表だろう。
代理店でも、社会貢献活動に携ることが出来る時代なんだなあ。
しかも並河さんは、ボランティアやNPO活動をやってるから儲かってないと思われるけど、全然儲かってます笑
と仰っていたことに安心した。